精神科専門研修プログラム
INDEX
| プログラム統括責任者 | 精神科 部長 西村 克彦 |
|---|---|
| プログラム募集専攻医 | 2名 |
プログラム内容
聖隷三方原病院精神科概要
| スタッフ |
|
|---|---|
| 病棟104床 |
|
| 入院形態 |
|
| 患者数 |
|
専門研修連携施設
連携施設:浜松医科大学医学部附属病院
静岡県下唯一の医育機関であり、臨床面では摂食障害の包括的治療、入院森田療法、児童精神科医療など特色のある医療を行っている。また臨床研究面においては自閉スペクトラム症に対するオキシトシンを用いた治療のような先進的な医療が行われている。連携施設:聖隷浜松病院
750床を有する大規模な総合病院である。精神科病床は有していないが緩和ケア周産期医療虐待防止など、精神科の果たす役割は多岐にわたっており、単に精神科疾患のみならず、他科との連携に伴う多彩な症例を経験することが可能である。連携施設:ぴあクリニック
基幹施設近隣にある精神科クリニックで、ACT(包括型地域生活支援プログラム)と精神科訪問診療を中心に研修を行なうことができる。聖隷三方原病院 週間スケジュール
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土/日 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 朝 | カンファレンス | カンファレンス | カンファレンス | カンファレンス | カンファレンス | |
| 午前 | 外来診察 | 初診 | 精神科及び 他科病棟診療 |
デイケア 合併症病棟診療 |
急性期病棟診療 | 当番制で日勤 |
| 午後 | 外来診察 | 初診 | 精神科及び 他科病棟診療 |
合併症病棟診療 | 急性期病棟診療 | 当番制で日勤 |
| 夕方 | 全体カンファレンス /症例検討会 |
当番制で日勤 |
※聖隷三方原病院において常勤で研修することに並行して、ぴあクリニックで週1日8時間の非常勤研修を行う。
ローテーションスケジュール例
| 研修施設 | 研修内容 | |
|---|---|---|
| 3年目 | 聖隷三方原病院での研修(1-2週間に1回ぴあクリニックでの研修) | 一般外来、入院診療、コンサルテーション、リエゾン |
| 4年目 | 聖隷三方原病院での研修(1-2週間に1回ぴあクリニックでの研修) | 一般外来、入院診療、コンサルテーション、リエゾン、もの忘れ外来 |
| 5年目 | 聖隷三方原病院及び、 聖隷浜松病院、浜松医科大学医学部付属病院での研修 |
一般外来、入院診療、コンサルテーション、リエゾン |
詳しいプログラム内容はこちらをご覧ください
聖隷三方原病院精神科専門研修プログラム[PDF:600.6KB]
主な学会認定
- 日本精神神経学会精神科専門医制度研修施設
- 日本総合病院精神医学会一般病院連携精神医学専門医特定研修施設
- 日本精神科病院協会セルフレビュー認定病院
プログラム統括責任者より
これまで聖隷三方原病院は浜松医科大学精神科の関連施設として後期研修医の指導を行なって参りました。2020年度からは基幹施設として独自のプログラムを通じて専門医研修/後期研修医師の募集を開始いたします。募集定員は2名と小規模であり、スタッフ数も少ないのですが、その分丁寧な指導を心がけたいと考えております。

西村克彦 部長(プログラム統括責任者)
基幹施設の特徴
当院は静岡県西部の精神科常時対応型施設であり、いわゆる精神科スーパー救急病棟(精神科救急入院料病棟)を有し、浜松市及び湖西市を対象地域として平日夜間や休日を中心として患者さんの受け入れを行なっています。そのため精神保健指定医や精神科専門医取得に必要な症例は院内のみで比較的短期間で経験することが可能です。また静岡県下最大の病床を有する大規模な総合病院であり、救命救急センター、認知症疾患医療センターやホスピスを併設していることからリエゾンの症例も豊富であり、精神科専門医等を取得後に一般病院連携精神医学専門医などのサブスペシャリティを目指すことも可能です。更に精神科リハビリテーション部門である大規模デイケアや、退院後の患者さんを支援する訪問看護や相談支援事業所をグループ内に有しており、それらとの連携を通して入院治療のみではなく地域医療についても幅広く学ぶことが可能です。
プログラム施設群の患者数の合計と基幹施設の患者数(カッコ内)
| 疾患 | 外来患者数(内、基幹施設の患者数) | 入院患者数(内、基幹施設の患者数) |
|---|---|---|
| F0 | 262(138) | 79(74) |
| F1 | 58(27) | 11(7) |
| F2 | 941(578) | 282(238) |
| F3 | 1038(423) | 156(105) |
| F4 F50 | 1872(774) | 136(47) |
| F4 F7 F8 F9 F50 | 1556(99) | 119(44) |
| F6 | 84(9) | 7(3) |
| その他 | 2(0) | 0(0) |
働きやすい職場
当科は週休二日体制であり当直の割り当てのない土日は原則として休日です。また当直明けの勤務は原則午前中のみであること、平日夜間や休日については主治医がいても緊急対応は当直医が行なうことから、帰宅後は心身のリフレッシュにつとめていただける環境となっております。現在の所属医師の多くは浜松医大からの派遣となっていますが、過去には医局に属さない医師も勤務されていました。忙しいながらも雰囲気は良く、指導医への相談も気兼ねなく行なっていただけると思います。
当院のみで研修を行なっても各種の資格取得には十分な症例を経験することが可能です。更に聖隷浜松病院と浜松医科大学精神科との連携も行なっております。よりリエゾンや外来での経験症例を増やしたい方は聖隷浜松病院での研修を、また学術研究面に興味のある方は大学病院での研修を受けることが可能です。
当院のみで研修を行なっても各種の資格取得には十分な症例を経験することが可能です。更に聖隷浜松病院と浜松医科大学精神科との連携も行なっております。よりリエゾンや外来での経験症例を増やしたい方は聖隷浜松病院での研修を、また学術研究面に興味のある方は大学病院での研修を受けることが可能です。
研修終了後の就職先が豊富
研修終了後は成績が優秀であった方は当院への就職が可能です。また全国的には精神科専門医は過剰であるとされていますが、静岡県内では精神科医師数が100人以上増加しても全国平均に満たない逼迫した状況にあります。当院は地域内の他の精神科医療機関との連携も多いため、そういった医療機関への就職を推薦することができます。精神科領域全体としても特に総合病院精神科、産業医、矯正医官のポストは慢性的に人員が不足しており、まだまだ新しい先生方には活躍の場が残されていると考えます。
転科についてもご相談に応じます
精神科は治療や検査に特殊な手技などを要しないことから、伝統的に他の診療科から転科を希望される医師を受け入れております。当院でも他の診療科で勤務された先生方について、転科から専門医及び精神保健指定医資格取得までサポートいたします。
是非当院での専門医研修/後期臨床研修をご検討下さい。
是非当院での専門医研修/後期臨床研修をご検討下さい。

