主たる疾患
- 正常の脊柱(せぼね)は正面から見るとほぼまっすぐですが、側弯症では脊柱が横方向に曲がり、ねじれを伴います。痛みなどの自覚症状を伴うことはほとんどありません。
- 側弯症の大部分は学童期から思春期に発生し成長に伴い悪化することがあるため、早期の発見と医学的管理が重要です。
- 側弯症の中には別の疾患を合併していることもあり専門的な医学的知識や正確な診断が必要です。
側弯症については
日本脊柱変形協会HP も参照してください。
特色
- 当院側弯症外来では、南・小谷・佐久間・飯島が外来診療を担当し側弯症に対する専門的治療を行っていきます。
- 側弯症の患者さまの全身を詳細に調べ他疾患の合併の有無を診断します。程度が軽い場合には 患者さまは定期的に経過観察を行います。
- 側弯の程度、進行の状況や年齢を見極めて必要に応じて装具治療を行っています。装具治療を行う場合にも生活の制限はほとんどありません。
- 側弯の程度が強い場合は年齢や進行度、側弯の程度、タイプなどを含めて総合的に判断し手術を考慮します。方針の決定にあたってはメリット、デメリットをわかりやすく説明しご本人、ご家族の意見を尊重いたします。
- 若年者の側弯症だけでなく、成人期や高齢期の側弯症の治療も積極的に行っています。
- 手術に関しては、開院以来882名(2016年7月現在)の患者さまに側弯症手術を行っており、側弯症治療の経験豊富な医療スタッフが不安なく入院生活を送れるようサポートいたします。
- 手術の際にはナビゲーションシステムを用いたコンピューター支援手術、3次元プリンターを使った実体モデル、さらに術中の脊髄機能を電気的に評価する脊髄モニターなどを使ってより安全で正確な手術を心がけています。
また、O-armイメージングシステムを用いて、手術中にCT撮影することができ、手術の安全性をさらに高めています。
- 新しい治療法、診断法を含む側弯症に関する研究を進め、国際、国内学会に多く発表しています。これらの成果をよりよい側弯症診療のために役立てています。
(個人情報保護に基づいていますので、個人的な情報が公開されることはありませんが、同意されない場合にはいつでも申し出ることができます。)
- 以前に千葉大学病院や千葉東病院で側弯症手術を受けられた方の長期的な経過観察を行っています。定期検診やお困りのことがある場合、側弯症外来受診をお勧めします。
手術後長期経過した側弯症患者におけるアンケート調査の報告(PDF:137KB)
外来日
※ セカンドオピニオンをご希望の方は地域連携室(043-486-5511)へお問い合わせください。
受付時間 | 8時00分~15時30分 |
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