和漢診療科 | 診療科 | 聖隷佐倉市民病院

特色

当科では、子供から大人の様々な症状、体調不良に対する治療を行います。漢方は現代医学とは全く違う考え方で成り立っています。しかし、和漢診療科では、漢方と現代医学の視点を合わせた医療を目指しています。そのため、必要に応じて内科的な検査なども行います。
疾患によっては、専門医による治療を優先してもらい、また併診で治療を行うこともあります。病気は、さまざまな要因により起こるため、診察にあたっては、病歴や既往歴、家族歴、生活一般、食生活、睡眠、仕事、家庭の状況などをお聞きしたりします。

主たる治療

当科では主にエキス剤を処方していますが、必要に応じ、煎じ薬の処方も行っています。ともに保険適応です。一般的な症状であれば、エキス剤で十分に効果を得られますが、疾患が重い場合などは、煎じ薬のほうがより効果を期待できます。ただ毎日、自分で煎じる必要があり、多少手間暇がかかりますが、慣れてくると思います。当院のすぐ近くには、煎じ薬を調合してくれる薬局は無く、「煎じ薬を出せる保険調剤薬局」は限られています。
漢方治療では、漢方薬を服用することで体質が変化し、現代医学の薬を減量できたり、または漢方薬も減量できたり殆ど必要なくなる場合もあります。また、一般的には、副作用が少ないことも特徴です。漢方薬は長期に服用しないと効かないと思われている方もいますが、疾患によっては、現代医学の治療より即効性があり、それもまた漢方治療の特徴です。