1都8県で事業を展開する聖隷。現在、15,000人以上もの職員がそれぞれの施設で日々業務に取り組んでいます。本企画では聖隷の「ヒト」、聖隷で活躍する「モノ」、聖隷で行われる「コト」へ焦点を当てます。
利用者さんが住み慣れた地域で暮らし続けることができますように――
女性で構成された秘書・広報課編集チームが、一際輝く「わたし」の魅力、そして聖隷の魅力をご紹介します。
2020/09/07
横浜駅から京浜急行線に揺られ、夏のまぶしい太陽が照り付ける海岸線を走り続けると、イージス艦が悠々と停泊するアメリカ海軍横須賀基地が現れる。
アメリカの情緒漂うその街並みを眼下に電車は進み三浦海岸駅へと到着する。そこからバスで15分。蝉の声が響く住宅街を抜けた山裾にある「特別養護老人ホーム横須賀愛光園」で介護福祉士として利用者に寄り添う小野 になみに迫る。
2019/09/17
聖隷三方原病院に隣接する浜名湖エデンの園は、有料老人ホームという言葉も知られていない1973年に、今でこそ珍しくはないオール電化のマンション型居室や、毎日3食の食事や健康管理などのサービスがついていた。陽当たりのいい斜面に建つ1~6号館で構成されている大規模なホームの中では、あちらこちらで入居者が悠々自適な生活を送っている。食堂では毎日3食を気の合う方と召し上がり、図書室では好きな本を静かな空間で読み、喫茶コーナーでは入居者同士がお茶を飲みながら談笑し、多目的ホールでは賑やかなイベントが開かれる。4号館からつながる陽光が燦燦と入る心地よい廊下を進み、6号館の介護居室に着く。「今日はいいニュースがあるといいですね」と元気な声で話し掛けながら、入居者と新聞を読む介護福祉士の井ノ口の姿がある。介護福祉士として入居者を支え、日々奮闘する井ノ口に迫る。
2019/06/21
梅雨の雲間からの夏を感じさせる日が差す中、東京駅から電車を乗り継いで約1時間。1874年(=明治7年)設立の腎不全対策の基幹施設であった「国立佐倉病院」は、佐倉市民に奉仕することをモットーに「市民」の名を受け、「聖隷佐倉市民病院」として、2004年に聖隷福祉事業団へ経営移譲された。国立病院時代からの特徴である腎疾患、脊椎・関節等の整形領域などが強み。腎疾患をもちつつ、他の病気の治療ができるので全国から患者が集まる。患者は地元佐倉市からが約6割、近隣の市外・県外からは約4割にものぼる。
移譲時から聖隷佐倉市民病院は400床の病床を稼働させるのを使命としてきた。その「400床」が新病棟増築によって間もなく実現する。この第4期建築工事プロジェクトのリーダーである副院長の鈴木、総看護部長の髙木、事務職の松井に新病棟開設と聖隷佐倉市民病院への想いを語ってもらった。
2019/03/15
聖隷三方原病院から東へと進み、静かに佇む教会を右に曲がる。道なりに歩みを進めると大きな窓を備えたレンガ調の建物が現れる。地域活動支援センターナルドは、聖隷厚生園讃栄寮の一階にある。受付を過ぎると、仕切りがない開放的な空間が広がる。木目調の落ち着いた雰囲気の室内には、利用者の作品やイベントのポスターが掲示され、日の差し込む窓辺では、利用者が今日も話に花を咲かせている。田中はここで様々な利用者の人生の相談に乗る日々を過ごしている。
2018/06/14
JR浜松駅から街中を抜け、バスで約15分。聖隷浜松病院は、周りを見渡す高台に建つ。現在、救急救命センターや災害拠点病院、総合周産期母子医療センターを始めとする多くの認定取得施設でもある。2006年より10年がかりで行った大規模な改築工事を経て、病床数は750床、65の診療科を持ち、医師223人、看護師860人、助産師112人、外来患者数は年間50万人近くにのぼる。この巨大な総合病院全体を牽引する総看護部長森本俊子の素顔に迫る。
※職員数は2018年4月現在のもの。
2018/03/16
JR保土ヶ谷駅から循環バスで約3分、小高い丘の上に立つ聖隷横浜病院は、2003年に国立横浜東病院の経営移譲を受け開設。横浜市の中核的医療機関として急性期医療を担う聖隷横浜病院に、2016年リウマチ・膠原病センターが設立された。そこで、リウマチ・膠原病などの全身性自己免疫疾患で悩む患者を救うべく、多職種で構成された診療チームを率いるセンター長の山田秀裕に迫る。
「2018年度版 患者が選ぶ名医ランキング いざというとき頼れる医師ガイド※1」に掲載されました!
2017/12/08
神戸の街中を走り抜け、明石海峡大橋を渡ると、目の前に淡路島の山の深い緑と漁師町が広がる。その漁師町の小高い丘に登ったところに、国立明石病院岩屋分院がかつてあった。1999年移譲によって聖隷淡路病院となり、2014年に海を望む高台へ新築移転した。
新たに生まれ変わった聖隷淡路病院で、薬剤師として日々奮闘する藤岡祥平に迫る。
2017/10/10
浜松市リハビリテーション病院は、2008年より浜松市から聖隷福祉事業団が指定管理者として受託運営を開始。225床の「生活を支える医療」の拠点として、 「えんげと声のセンター」・「スポーツ医学センター」・「高次脳機能センター」を設立し、特徴ある医療を展開。149名(※1)のリハビリテーション(以下、リハビリ)スタッフが患者に寄り添う。「患者さんのバックグラウンド・生き様に寄り添う」をモットーに、最前線で活躍する作業療法士 上杉治に迫る。
2017/03/23
横浜から電車でおよそ70分。自然に恵まれた神奈川県三浦半島に位置する介護付有料老人ホーム 油壺エデンの園は、暖かな気候と温厚な人で満ちている。草間千佳子はおよそ17年前、異業種から医療・福祉業界に飛び込んだ。いくつもの失敗や成功体験を重ね今もなお成長を続ける、副園長の思いを追う。
2016/12/09
「住みなれた家に戻って生活がしたい」。そんな利用者とご家族の希望を叶えるべく、可能な限り自立した日常生活を送るためのリハビリテーションや介護などを提供する浦安市唯一の介護老人保健施設(※1)、浦安べテルホーム。この施設には介護福祉士(※2)からケアマネジャー(※3)、フロアリーダーへと活躍の場を広げる菊地美里が所属する。「利用者さんの幸せのためにできることは何か」現状に満足せずあくなき挑戦を続ける彼女を追う。
2016/09/16
要介護者とその家族のQOL(生活の質)を左右するケアプラン作成は介護保険制度の要であり、それを支えるのはケアマネジャー(※1)という専門資格取得者だ。聖隷ケアプランセンター宝塚(以下CPC宝塚)の所長として10名のケアマネジャーを束ねる吉川和幸は、いちケアマネジャーとして、管理者として、宝塚の福祉の質を向上させるために勇往邁進している。
2015/12/22
1945年、腎疾患の治療を目的とした政策医療を担う病院として誕生した国立佐倉病院。2004年に聖隷福祉事業団へ経営移譲され、聖隷佐倉市民病院として新たに歩み始めた。腎疾患の名門としての取り組みを引き継いだ歴史ある同病院腎臓内科を率いるは、45歳の若き部長、藤井隆之だ。
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