グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ

  1. 聖隷浜松病院トップ
  2.  >  診療科・センター・部門
  3.  >  脳卒中科・脳卒中センター

脳卒中科・脳卒中センター


脳卒中における地域の中核病院


センター長・部長:大橋 寿彦

脳卒中センターは1999年に開設し、地域に先駆けて24時間体制の診療を行ってきました。
900名/年以上の入院があり、脳卒中急性期治療にあたっています。リハビリテーション科とも連携し、早期リハビリテーションも充実しています。退院後も患者さんが安心して地域で療養できるように脳卒中地域連携パスを導入しています。
さらに脳卒中再発予防教室や一般の方を対象とした脳卒中市民公開セミナーなどを定期的に開催し、脳卒中の予防、脳卒中になった場合の対処について啓蒙活動も行っています。
手術が最も望ましいと判断された場合は、機能的MRIで脳の重要な機能局在を把握し、術中ナビゲーション、術中エコー等を用い最大限安全な手術を目指しています。

主な対象疾患

脳卒中の病型分類

脳梗塞

主な対象疾患 診療内容
脳梗塞 半身麻痺や失語症状があれば、治療適応の可能性があります。当院は発症から4.5時間以内までに効果が期待できる「血栓溶解療法」を実施する医療機関として「一次脳卒中センター(PSC)」に認定されています。
適応となる患者さんには「血栓溶解療法」「血栓回収療法」を積極的に行っています。
また梗塞の治療後は早期からリハビリテーションを行うとともに、再発予防の治療を開始します。再発予防には、リスク要因の治療とともに抗血小板剤あるいは抗凝固薬を投与します。
一過性脳虚血発作 原因を精査し治療を行います。再発予防は脳梗塞に準じて行います。
頸部内頸動脈狭窄症 狭窄による症状がない場合も、狭窄が進み脳梗塞の症状があった場合は、手術した方が保存的治療よりも予後が良好です。

脳内出血

主な対象疾患 診療内容
脳内出血 内科的治療が中心です。血圧管理、脳浮腫の治療などを組み合わせ、早期からリハビリテーションを行うとともに、再発予防やリスク要因の治療を開始します。
出血が多い場合や水頭症を伴う小脳出血等の場合は、開頭または内視鏡による血腫除去の手術を行います。
くも膜下出血
(破裂脳動脈瘤)
症状は頭痛程度の軽症から意識障害、心停止状態までと幅広いです。発症から72時間以内に再出血予防の治療が予後に関係しており、以前より確立した方法である「開頭クリッピング術」、またはより重症例などにも対応できる「脳血管内コイル塞栓術」を、動脈瘤の位置や形によって使い分けて対応していきます。発症後14日程度は、脳血管攣縮という脳梗塞をきたしやすい時期があるため、集中治療室で治療を行います。くも膜下出血後に、水頭症を合併することがあり、それに対しても治療をする場合があります。
未破裂脳動脈瘤 脳ドックなどのMRI検査で偶然、破裂してくも膜下出血になる前に動脈瘤が見つかることがあります。経過観察でいいのか、治療を行った方がいいのかをまず判断します。大きさや形、部位によっては小さくても治療適応となります。
くも膜下出血の治療法と同じく「開頭クリッピング術」または「脳血管内コイル塞栓術」のどちらかを選択していきます。年間の破裂率は約1%前後といわれており、年齢や大きさ、形状等での向き、不向きや患者さんの希望等により治療法を選択していきます。
解離性脳動脈瘤 強い頭痛で発症し、時には動脈解離のみでくも膜下出血を伴わないものもあり注意が必要な疾患です。その他の頭痛との鑑別が重要となります。必要な場合には主として「血管内手術」により治療しています。

その他

主な対象疾患 診療内容
脳動脈奇形 脳の中にある血管(動脈)が、ナイダスという細い血管に流れ込み、くも膜下出血や脳出血をきたす病気です。近年は脳ドックで発見されることがありますが、部位、大きさなどを調べて手術や定位照射の必要性について検討します。出血で発見される方も多い病気です。
もやもや病 脳に流れる太い血管(動脈)が細くなっていき、脳梗塞や脳出血を起こすことがある病気です。当院では、主に小児では頭の外側を流れる血管(動脈)を頭蓋骨の内側に入れる間接吻合術を行い、成人では頭の外側を流れる血管(動脈)を脳の表面を流れる血管(動脈)に直接吻合する直接吻合術を行います。

特色ある診療

一次脳卒中センター

当センターは、2019年10月に一般社団法人日本脳卒中学会より「一次脳卒中センター(PSC)」として認定されました。
脳の血管に詰まった血栓を点滴で溶かす「血栓溶解療法(rt-PA静注療法)」は劇的な効果を示す場合もありますが、一方で出血を起こしてかえって症状を悪化させることもあります。日本脳卒中学会がこの治療法を行うことができる施設や医師の基準(適正使用指針)を定め、その基準を満たしている施設として認定したのが「一次脳卒中センター」です。

2018年に脳卒中・循環器病基本法が制定され、都道府県単位で地域に即したセンターが指定されました。目的は限りある人的資源を含め、集中的に急性期を行う施設を脳卒中分野においても整備することであり、当院では県内でも最多の数の脳卒中入院患者数を誇りセンター化の中核を担っていく必要があると考えています。その前段階である第一次脳卒中センターの認定を受けました。さらに、24時間血栓回収療法が可能な施設「PSCコア」の正式な認定が今年度から開始されます。当院は24時間対応可能な体制を整えており、県内最多の血栓回収施行数を誇っています。今後さらに地域医療に貢献できるように努力してまいります。

血栓回収療法

脳卒中地域連携パス

脳卒中は急性期から回復期、維持期(在宅)へと、円滑に治療を続けていくことが重要です。
脳卒中に罹患した方々が病気、後遺症とともに生きていくためには、患者さん自身にまず病気について正しく理解していただき、またご家族や医療者が患者さんについての情報を共有することが何よりも大切です。そこで本会では「静岡県西部広域脳卒中地域連携パス」を作成し、運用しています。(「静岡県西部広域脳卒中地域連携パス」の説明書より抜粋)

脳卒中市民公開セミナー

脳卒中になると命を奪われたり後遺症を残すことも多いので、予防が何より大切です。脳卒中について理解し予防していけるように、年1回脳卒中市民公開講座を開催しています
時期 講演タイトル
第6回 2016年12月17日(土) 脳卒中の頭痛について
第7回 2017年11月18日(土) 脳梗塞の超急性期治療 -rt-PA静注療法、血栓回収療法-
第8回 2018年12月8日(土) 一過性脳虚血発作(TIA)脳梗塞の前兆!?  ~とにかく、いそいで、あたまの検査を~
第9回 2019年12月14日(土) 不整脈からの大きな脳梗塞から生還しよう!その予防、治療について!
第10回 2021年12月4日(土) くも膜下出血とは こんな病気 ~くも膜下出血 なる前に防ごう~

専門外来

もやもや病外来

もやもや病の患者さん各自の状態によって最適と考えられる治療法を、相談して決めていく専門外来です。

医師紹介/実績紹介

PAGETOP