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泌尿器科


患者さん一人ひとりの病状やライフスタイルにあった最適な治療を提供します


部長:米田 達明

尿路性器悪性腫瘍の診断及びロボット支援手術を含めた腹腔鏡手術や内視鏡手術、サイバーナイフなどの放射線治療、化学療法や免疫療法を含めた集学的治療を主とし、尿路結石に対する体外衝撃波結石破砕術(ESWL)や経尿道的レーザー砕石術(TUL)、腎後性腎不全や尿路性敗血症に対するドレナージ術、前立腺肥大症に対するレーザー蒸散術(PVP)や尿失禁に対する人工尿道括約筋置換術(AMS800)や経閉鎖孔式尿道スリング手術(TOT)、神経因性膀胱など排尿障害に対する薬物治療、男性不妊症・ED(勃起不全)・GID(性同一性障害)に対する治療を行っています。

特色ある診療

前立腺がん・腎がんに対するロボット支援下手術

©インテュイティブサージカル合同会社

2016年10月から前立腺がん、2021年8月から腎がんの治療に対してロボット支援下手術を開始し、からだにかかる負担が少ない手術ができるようになりました。現在、年間100件程度の手術を行っています。

前立腺がんに対する放射線治療

当院では腫瘍放射線科と連携し、2021年5月より前立腺がん(低~中リスク)の患者さんを対象にサイバーナイフによる定位照射を開始しました。現在、年間30~40件の治療を行っています。

内視鏡レーザー機器を用いた前立腺肥大症に対する治療

当院では、2013年から内視鏡レーザー機器を用いた前立腺肥大症手術を行っています。この手術は、光選択的前立腺蒸散術(PVP)と言い、尿道から内視鏡を挿入しグリーンライトレーザーで肥大した腺腫を蒸散する方法です。出血量が少なくからだにやさしい手術です。現在、年間20~30件の手術を行っています。

主な対象疾患

尿路性器悪性腫瘍

尿路性器悪性腫瘍の診断及び手術療法、放射線療法、化学療法を含めた集学的治療を主とし、大半の外科的治療は腹腔鏡手術や内視鏡手術で行っています。手術以外に放射線治療(IMRT)も行っており、どちらも良好な治療成績です。がん性疼痛には緩和医療科と共に疼痛コントロールを行っています。
主な対象疾患 診療内容
尿路性器悪性腫瘍 尿路性器悪性腫瘍の診断及び手術療法、放射線療法、化学療法を行っています。外科的切除可能な疾患の大半は腹腔鏡手術や内視鏡手術で行っています。また手術以外にも放射線治療を行っており、どちらも良好な治療成績です。外科的切除が困難な疾患には化学療法や免疫療法を行っています。がん性疼痛に対しては緩和医療科とともに疼痛コントロールを行っています。

腎がん 小径腎がんに対して腎機能の温存を目的として、ロボット支援手術を施行しています。
転移性腎がん 日本泌尿器科学会の治療ガイドラインを参照し、リスク分類や組織型を考慮して、分子標的薬と免疫チェックポイント阻害剤の併用療法や2種類の免疫チェックポイント阻害剤を使用した免疫療法を行っています。
膀胱がん 表在性腫瘍では標準的な経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)に加え、腫瘍を一塊として切除する経尿道的膀胱腫瘍一塊切除術(TURBO)を行っています。
浸潤性膀胱がん 術前化学療法後に膀胱全摘除術、尿路変向術(回腸導管、新膀胱、尿管皮膚瘻)を行い、また症例によって膀胱機能を温存する目的で動注放射線療法や膀胱部分切除術も行っています。
転移性尿路上皮がん(腎盂・尿管がん、膀胱がん) 全身化学療法および免疫チェックポイント阻害剤の治療を行っています。
限局性前立腺がん 手術支援ロボット(ダビンチXi)を用いた前立腺全摘除術を、年間約50例に施行しています。
去勢抵抗性前立腺がん 新規ホルモン剤や全身化学療法を行っています。さらに遺伝子診断(ゲノム解析)で遺伝子異常が証明されたら最適な治療を行っています。
尿路結石症 外来治療としてジェミニ(ドルニエ社製)を用いた体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を月~金曜日に行っており、ESWLで砕石困難な場合やⅩ線に映らない結石に対しては、短期入院にて内視鏡的レーザー砕石術(TUL)を行っています。
前立腺肥大症 2013年から光選択的前立腺レーザー蒸散術(PVP)を開始し、従来の前立腺切除術(TURP)と比較しても術中の出血量が少なく、抗凝固剤を休薬することなく行えます。手術翌日には尿道カテーテルを抜去でき、短期入院にて治療が可能なため満足度も高い手術です。
尿失禁 前立腺疾患に対する術後尿失禁に対してはAMS-800(人工尿道括約筋)埋め込み術を、女性の腹圧性尿失禁に対しては経閉鎖孔式尿道スリング手術(TOT)を行い、両術式とも患者さんの満足度も高く、QOLの向上に寄与しています。
腎後性腎不全や尿路性敗血症 尿管結石の嵌頓や他臓器悪性腫瘍による尿路閉塞で生じる腎後性腎不全や尿路感染症に対して、緊急ドレナージ術として、尿管ステント留置や経皮的腎瘻造設術を行っています。
男性不妊症、性機能障害、男性更年期障害(LOH症候群)、性同一性障害およびがん治療前の精子凍結(生殖機能温存)は、リプロダクションセンターで診療しています。

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