てんかん外来
主な対象疾患
・てんかん
診療内容・特色
てんかんについて
山添 知宏
当外来では、「てんかん」を中心に診療を行っています。県東部では数少ない専門外来です。てんかんは1000人に5~8人と稀な病気ではありません。抗てんかん薬1剤で発作消失がえられる方から、様々な内服薬を試しても発作消失に至らない方、てんかん発作と類似する心因性非てんかん発作(PNES)を有する方まで様々な病態があります。
てんかん発作は全身性痙攣のみならず、ボーッとするような意識減損発作もあり、 QOL を低下させます。このような QOL 低下がみられるてんかん患者さんへ治療・福祉サービス利用の助言等を提供し、より良い生活が営めるように支援を行うことを目標とします。また薬剤でも発作の抑制が困難であれば、更に詳しい検査を実施し、適応があれば手術を行います。
迷走神経刺激療法について
心臓のペースメーカーに似た迷走神経刺激療法(vagus nerve stimulation;VNS)を積極的に取り入れています。VNSは開頭で行う手術が適応とならない場合に行われます。頚部にある迷走神経にリードを巻き付け刺激を脳に送ることで発作を抑制します。
発作でお悩みの方はご相談ください。
受診方法について
紹介予約制です。紹介状をご用意いただき病診連携室へご連絡ください。
スタッフ紹介
山添 知宏 (やまぞえ ともひろ) | 非常勤 | 専門:脳神経外科 日本てんかん学会専門医・専門医指導医 日本神経内視鏡学会神経内視鏡技術認定医 |