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聖隷福祉事業団とSDGs

画像をクリックすると「外務省ホームページ JAPAN SDGs Action Platform」へ移動します。

 2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能で、よりよい世界を目指す国際目標。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っている。 SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組む普遍的なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。

聖隷福祉事業団SDGs宣言

創立90周年記念事業のテーマの一つである「新たな挑戦」として、聖隷福祉事業団は「SDGs」に取り組みます。

SDGsと聖隷福祉事業団の関わり

 「聖隷福祉事業団SDGs宣言」で掲げているように、社会福祉法人である聖隷福祉事業団(以下、聖隷)の事業とSDGsの取り組みは親和性が高く、同じ方向を目指しています。SDGsの17の目標、169のターゲットに当てはまる聖隷の事業を以下に紹介します。17の目標全ての達成が求められているという意識を大切にするため、直接当てはまる事業がなくとも、すべての目標を掲示し、聖隷職員の個人的な取り組みも推奨していきます。

 少子高齢化の進展など、我が国の将来像はアジア諸国の将来の姿を先取りする“課題先進国”と呼ばれています。SDGsの取り組みが世界にもつながっていることを認識し、聖隷の100周年でもある2030年に向けて新たな挑戦として取り組んでまいります。


こちらから「SDGsと聖隷福祉事業団の関り」のPDFがダウンロードできます。

1.貧困をなくそう

国連の目標
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
聖隷の活動例
就労支援浜松市生活自立相談支援センターつながり聖隷厚生園ナルド工房、聖隷チャレンジ工房、浜松学園等では、就職ができず貧困に陥る負の連鎖を断ち切るため学習支援や、就職するための準備など就労支援を実施しています。
無料低額診療事業等救護施設、医療保護施設、無料低額診療事業等、低所得者などに無料または低額な料金によって医療・福祉を提供しています。

2.飢餓をゼロに

国連の目標
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
聖隷の活動例
食料提供
(浜松市生活自立相談支援センター
つながり等)
廃棄される食品を必要な方へ提供する『フードバンクふじのくに』に参加しています。
災害対策SDGsの「ターゲット2.4※」に対して、各施設では非常食や水を備蓄し、3日~1週間程度の食事提供ができる体制を整えています。

※ターゲット2.4・・・SDGs17の目標にはそれぞれ細かいターゲットが全部で169設定されています。
SDGs目標2のターゲット「2-4」では「2030年までに、持続可能な食糧生産システムを確保し、生産性および生産の向上につながるレジリエントな農業を実践することにより、生態系の保全、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水その他の災害への適応能力向上、および土地と土壌の質の漸進的改良を促す。」と設定されています。

3.すべての人に健康と福祉を

国連の目標
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
聖隷の5つの使命
いのちと尊厳のために
関連性
最新の技術・設備・機器や新たな福祉サービスにより、今までできなかった医療・福祉を展開していきます。
聖隷の活動例
病院事業・高度救命救急センター、ドクターヘリ事業、
 地域障がい者総合リハビリテーションセンター、聖隷おおぞら療育センター(聖隷三方原病院)
・高度専門医療、総合周産期母子医療センター(聖隷浜松病院)
・訪問診療、地域包括ケア病棟(聖隷淡路病院)
・回復期リハビリテーション病棟、緩和ケア病棟(聖隷横浜病院)
・腎センター、せぼねセンター(聖隷佐倉市民病院)
・えんげセンター、スポーツ医学センター(浜松市リハビリテーション病院)
・訪問リハビリテーション、療養病棟、訪問診療(聖隷袋井市民病院)
保健事業人間ドック、巡回健診等
・健康経営の普及
・がん検診データの学術的利用
・遺伝子学的保因リスク者を対象とした遺伝子パネル検査
( 発症前遺伝学的検査)
在宅・福祉サービス事業特別養護老人ホーム
こども園、保育所、地域型保育等
・児童発達支援
訪問看護
障がい者支援
高齢者公益事業介護付き有料老人ホーム
・ACPの導入
法人本部がん就労継続支援
・健康保険組合と連携した健康経営体制の充実

聖隷福祉事業団の事業
聖隷福祉事業団は、医療、保健、介護保険対応の入所施設、在宅サービス事業、有料老人ホーム事業など、「保健・医療・福祉・介護」サービスを柱とした総合的なヒューマンサービスを提供する複合体となっています。

4.質の高い教育をみんなに

国連の目標
すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

聖隷の5つの使命
最高のものを

関連性
研修、学会、研究発表、資格取得のサポートなど職員がスキルアップできる教育体制を目指すことで、改善活動ができる職場をつくり、最高のサービスを提供します。
聖隷の活動例
児童発達支援障がいや発達につまずきのある子どもたちの生きる力を伸ばし、こころ豊かに育つよう支援します。聖隷こども発達支援センターかるみあのぞみ園聖隷かがやき聖隷こども発達支援事業所かるみあ富丘など。
内部、外部、海外研修内部研修・・・新人研修・2~3年目研修・中堅研修・マネジャー研修・リーダー研修などの階層別職員研修。
外部研修・・・介護福祉士実務者研修などの外部研修。
海外研修・・・在宅・福祉サービス事業部や高齢者公益事業部が実施。
職員のスキルアップ
(学会、研究発表、資格取得サポート)
学会や研究発表会などの開催・参加や、介護資格取得支援対象研修など資格取得の
サポートを行っています。
奨学金事業看護師を目指す方への奨学金制度(看護師養成校在学時)と介護福祉士を目指す方への奨学金制度(介護福祉士養成校・日本語学校)があります。
特定行為に係る看護師の研修制度看護師が手順書により特定行為を行う場合に、特に必要とされる実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能の向上を図るための研修を行っています。

フィンランドでの保育研修の様子

内部、外部、海外研修の一例
体験・視察を通じて保育者として成長するため、選抜された保育士が福祉先進国であり、国を挙げ教育システムを構築しているフィンランドで保育研修を行います。研修での気づきや学びを発信して、共有しこれからの聖隷の教育・保育に活かしていきます。

5.ジェンダーの平等を実現しよう

国連の目標
ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
聖隷の活動例
育児休職制度分娩時の出産費用補助(出産育児一時金を超えた分を補助)に加え、お子様の医療見舞金、
育児休職最長3年(法律では原則1年)など、充実した制度です。
女性活躍への取り組み子育てをする職員にとって、より働きやすい環境を提供するため、2009年4月1日から
①育児休職期間を1年から3年に延長 ②育児休職の再取得 ③看護職・介護職についてはワークシェア(短日・短時間勤務)を導入し、女性職員が継続就業できる環境整備を行っています。その結果の一つとして、男女の平均勤続年数の差異が1年以内になりました。
婦人科検診補助
(聖隷健康保険組合の事業)
20歳以上の被保険者・被扶養者を対象に子宮がん・乳がん検診(年齢によって補助が異なる)
の全額補助があります。

6.安全な水とトイレを世界中に

国連の目標
すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する
聖隷の活動例
オストメイト対応トイレの設置
(人工肛門を造設した方用のトイレ)
ストーマ装具の洗浄や汚れ物を洗える設備のあるトイレを設置している施設があります。

7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに

国連の目標
すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
聖隷の活動例
ASSET事業・ESCO事業省エネにつながる設備更新への補助事業や、省エネ効果の一部を報酬として受けとる事業の情報を共有し、設備更新時に導入の検討をしています。
LEDの使用省エネルギー・温暖化防止委員会にて、聖隷全事業所のLED化率を調査・管理し、LED化を推進しています。
新電力デイサービスセンターなど小規模施設では、浜松新電力(半官半民の会社、太陽光発電利用)と契約している実績があります。

8.働きがいも経済成長も

国連の目標
すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する

聖隷の5つの使命
未来を築く

関連性
健康経営の推進、多様な人材の雇用と環境整備、就労訓練を進め、職員にとって働きやすい職場をつくることで聖隷の発展につなげます。
聖隷の活動例
医療系産業との連携
企業と協力して医療機器や医薬品の開発をしています。
がん就労継続支援
2019年4月開始。「多様な働き方」や「長く働き続けられる環境の整備」を推進。がんになっても働き続けられる環境を整え、離職防止を図ります。
多様な人材
(障がい者・エルダー職員・外国人の雇用)
障がい者、エルダー職員、外国人など様々な背景をもつ人が働ける場を設けています。
健康推進室設立2021年10月に職員や家族の健康支援を組織横断的に行うため設立しました。
健康経営優良法人認定2017年より健康経営を推進し、毎年「健康経営優良法人」の認定を受けています。

がん就労継続支援の一例
がん治療と就労の両立支援制度を制定し、「両立支援ハンドブック」を全職員に配布しました。
職員ががんに罹患しても働き続けられるよう、「失効年休積立制度」などを整備しました。がん治療以外に育児、介護の支援制度も盛り込まれています。







※エルダー職員:60歳の定年退職後、引き続き雇用される再雇用職員。満65歳の誕生日の属する年度の末日まで継続することができます。

9.産業と技術革新の基盤をつくろう

国連の目標
強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る
聖隷の活動例
地域での健康づくり、医工連携
取り組みへの参加
浜松ウエルネス・プロジェクトはままつ次世代光・健康医療産業創出拠点などへ参加しています。
オンライン診療患者が来院することなく、パソコンやスマートフォンを使って専門医にビデオ通話で医療相談・セカンドオピニオンができます。聖隷浜松病院がてんかん及びがん診療に関して行っています。
見守りシステム高齢者施設の居室に設置したセンサーが利用者を常に見守り、職員が介護から得た情報と実際のデータをすりあわせて介護サービスを提供しています。

10.人や国の不平等をなくそう

国連の目標
国内および国家間の格差を是正する
聖隷の活動例
就労支援
(浜松市生活自立相談支援センター
つながり・浜松学園等)

就労に必要な生活リズムが崩れている、働いたことがない、働いても長続きしない方に対して、生活習慣を整え、社会参加、就労体験の場の提供、就労活動に向けた準備のための支援を行っています。
えるぼし
女性の活躍状況が高く評価され、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」における認定マーク「えるぼし」の3つ星ランクを2016年4月に取得しました。
統合保育聖隷の保育園・こども園ではハンディをもつ園児も共に生活し、一人ひとり違うことに気づき互いに認め合います。お互いが大切な存在であることを生活を通して学びます。

11.住み続けられるまちづくりを

国連の目標
都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする

聖隷の5つの使命
地域社会とともに

関連性
地域における公益的な取組や災害時の対策をすることで、安全・安心なまちづくりを目指します。
聖隷の活動例
待機児童対策保育園・こども園で乳幼児を受け入れ、保護者が「働く」ということを選択できる地域社会の実現を目指しています。
【幼保連携型認定こども園、保育所、事業所内保育所の定員数】
 2016年度:1,520名→2022年度:2,166名
継続的な支援
(聖隷ぴゅあセンター磐田)
児童発達支援センターと就労支援施設を一体整備し、就学前から就労まで途切れのない総合的な支援を提供しています。
自治体や地域自治会等との
災害時協定
在宅・福祉サービス事業部の一部の施設は市区町村と福祉避難所契約をしています。また、高齢者公益事業部の一部の施設は地域と防災協定を締結しており、地域の防災訓練にも参加しています。
市民いきいきトレーナー養成事業浜松市リハビリテーション病院では、高齢者自身が地域の方々の健康を支えることを目指し、高齢者のトレーナーを養成しています。トレーナーはシニアクラブ、サロン等に出向き、運動機能の維持・向上を目的とした「浜松いきいき体操」の指導を行っています。
見守り活動2020年4月から奈良ニッセイエデンの園では通学路となっている園前の道路で、児童の下校時に入居者・職員による見守り活動をしています。

聖隷こども発達支援事業所かるみあ富丘

待機児童対策の一例
聖隷こうのとり富丘は「幼保連携型認定こども園」「児童発達支援事業所」「訪問看護ステーション」が併設された医療的ケアが必要なお子様の受け入れを可能とした全国でも類をみない三事業複合施設です。
本事業により、待機児童問題の解消を目指すことに加え、医療的ケアがが必要なお子様が、健常児と同じ環境で子どもらしく過ごし育つ事を実現するだけでなく、保護者の方達が「働く」ことを選択できる地域社会の実現を目指しています。

12.つくる責任つかう責任

国連の目標
持続可能な消費と生産のパターンを確保する
聖隷の活動例
建物の計画的な大規模改修や建て替え病院、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどを計画的に改修・建て替えを行っています。2020年浜名湖エデンの園において、大規模有料老人ホームとしては日本で初めての“入居者が住みながらの建て替え工事”が完工しました。

13.気候変動に具体的な対策を

国連の目標
気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
聖隷の活動例
福祉避難所の提供和合せいれいの里などの大規模福祉施設では、通常の入所サービスとは別に、災害発生時に身体などの状況により、通常の避難所では生活が困難な要援護者を受け入れる福祉避難所に登録をしています。
災害現場へ派遣・ DMAT(災害派遣医療チーム)
・ DPAT(災害派遣精神医療チーム)
・ DWAT(災害派遣福祉チーム)
・ JRAT(日本災害リハビリテーション支援協会)
・ 災害支援ナース
省エネルギー・温暖化防止委員会ASSET事業・ESCO事業(目標7参照)の情報収集、LED化推進、空調温度の最適化などを全事業所に呼びかけ、年間CO2削減実績を毎年国に報告しています。
※詳細はこちらから
クールビズ・ウォームビズの通年化特定の実施期間を設けることなく、通年で実施。過度な冷暖房に頼らず快適に過ごせるよう気候や個々の事情に応じた服装で業務を行えるよう推進しています。

14.海の豊かさを守ろう

国連の目標
海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する

15.陸の豊かさも守ろう

国連の目標
陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

16.平和と公正をすべての人に

国連の目標
持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する
聖隷の活動例
暴力・ハラスメント相談窓口
(浜松市生活自立相談支援センターつながり等)
利用者が抱える問題の詳細をヒアリングし、必要に応じて行政へ繋げます。
虐待防止への対応聖隷の施設では行政機関と協力し、子どもや高齢者などの自ら訴えられない方の虐待防止に取り組んでいます。例えば病院受診時に虐待が疑われる怪我等があった場合、院内で組織的に対応し、必要に応じ関連する機関とも連携を図りながら対応をしています。
オレンジリボン運動の啓発毎年11月の「児童虐待防止推進月間」には子ども虐待防止に向けてオレンジリボン運動の普及啓発活動をしています。

17.パートナーシップで目標を達成しよう

国連の目標
持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

聖隷の5つの使命
利用される人々のために

関連性
行政や他団体、地域住民と連携し社会的な課題を解決していきます。
聖隷の活動例
地域共生社会公的福祉のみに頼るのではなく、主体的に住民も力を合わせ、その地域で安心して住み続けられる社会を作ることを目指し、困っている人とつながり続け(伴走型支援)、また制度がなくても新たなニーズを見つけ解決していきます。
指定管理の受託公の施設の管理・運営を包括的に代行できる制度により、浜松市リハビリテーション病院袋井市立聖隷袋井市民病院などを運営受託し、利便性の向上や合理的経営を通じ利用者サービスの向上に努めています。
低所得者向け慈善事業活動フィリピン共和国、聖カブリニ病院の低所得者向け慈善事業活動に対し、医療技術支援、医師を主とする人材育成のための医師派遣を行い、さらに安全管理など手術のみならず当該病院の医療の質の向上に貢献しています。
自治体と協力して交通手段を提供交通面で不便を感じている地域の方々が、聖隷の施設へ来院・来所しやすいように地元自治体と共同して交通手段を提供しています。聖隷横浜病院×横浜市の循環バス。
行政との連携・浜松市実証実験参画
・静岡県コホート研究参加

指定管理受託の一例
2008年 「浜松市リハビリテーション病院」の指定管理者受託(左写真上部)
2013年 「袋井市立聖隷袋井市民病院」の指定管理者受託(左写真下部)

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2019年11月 法人本部職員向けに「SDGs勉強会」を開催!

2020年11月 浜松市立城北小学校4年生へ協同講座を行いました

静岡新聞 2020年11月20日19面より

 浜松市立城北小学校の4年生に向けて「SDGsのお話~福祉ってなぁに~」と題して、浜松いわた信用金庫様と協同講座を行いました。

浜松いわた信用金庫様より、SDGs全体の話しとして「電気を消す、紙を大切に使うなど一人ひとりの力は小さいけれど、皆で力を合わせて持続可能な世界をつくっていこう」、聖隷からは「3.すべての人に健康と福祉を」に関連して「福祉とは皆が幸せになること。まずは身近なお年寄りを気にかけて困っていたら手を差し伸べよう」等と伝えさせてもらいました。

児童の皆さんにはグループに分かれて高齢者が困っている様子の絵をみながらどんなお手伝いができるのかを話し合ってもらい、終了後には「これからは街で困っているお年寄りを見かけたらお手伝いをしたいと思います」といった感想を発表してくれました。

2021年1月 浜松市立熊小学校へ協同講座を行いました

 浜松市立熊(くま)小学校の2年生から6年生に向けて、「SDGsのお話~福祉ってなぁに~」と題して、浜松いわた信用金庫様と協同講座を行いました。
 今回は、私たちが提示した地域の課題に対して、児童の皆さんに解決策を事前に考えて発表をしてもらいました。その中から実現のしやすさ・必要性の高さに合わせて仕分けし、どの課題からなら取り組めるかを一緒に考えました。
 また、課題の中にあった「おじいちゃんおばあちゃんにいつまでも元気でいてもらうには?」に対して、どうやって助けたらいいかを実感してもらうために「高齢者疑似体験」をしました。視界が悪くなる眼鏡をかけて新聞を読んでみたり、手袋を二重に付けて手を使いにくくしてお財布から小銭を出したり。
 児童の皆さんは戸惑いながらも高齢者の身体感覚を体験して、「お年寄りは大変という事がよくわかりました。これからもお手伝いをしていきたいと思います」などと感想を発表してくれました。

中日新聞 2021年1月29日14面より

静岡新聞 2021年1月30日20面より

2021年10月 浜松市立大平台小学校で協同講座を行いました

 浜松市立大平台小学校の4年生に向けて、「SDGsのお話~福祉ってなぁに~」と題して浜松いわた信用金庫様と協同講座を行いました。
 今回は「高齢者疑似体験」「手洗いチェック」をしました。「高齢者疑似体験」では重りや視界が悪くなる眼鏡、手袋を二重に付けてお箸を使ったり、お財布から小銭を出したりしました。児童の皆さんは戸惑いながらも高齢者の身体感覚を体験して、高齢者が生活するうえでどういった困りごとがあるか色々と想像できるきっかけになったと思います。つけた重りや手袋を外すときには周りの児童が「大変だから手伝わないと」と言って積極的にお手伝いする様子も見られました。
 「手洗いチェック」では専用ライトに反応するローションを汚れに見立てて塗り、手洗い後、洗い残しで光る部分がどれだけあるか、確認をしました。「指と指の間、爪のまわりが光っている」「思っていたよりきれいに洗えていた」などあちらこちらから声が聞こえ、日ごろの手洗いを見直すことができました。
 今回の協同講座で児童の皆さんが少しでもSDGsや福祉について関心を持つきっかけになればと思います。

中日新聞 2021年10月12日16面より

静岡新聞 2021年10月13日19面より

2022年10月 浜松市立大平台小学校で第2回目のSDGs共同講座を開催しました

昨年の「SDGsのお話~福祉ってなぁに~」と題した浜松いわた信用金庫様との共同講座を、「ぜひ今年も!」という大平台小学校様からのご依頼を受け、今回、第2回目が開催されました。
今回も昨年同様、「高齢者疑似体験」と「手洗いチェック」を行い、高齢者疑似体験での動きや視界の不便さに「自分では簡単に出来ることも、高齢者になると難しくなることが分かった」、「転んだら起き上がれなくなり、大変だった」などと自分と高齢者との違いを実感してくれていました。また、手洗いチェックにおいては、「爪のところが洗えてなかったので、これからはもっと丁寧に洗いたい」など、見えない洗い残しがあることに気づき、感染防止への一歩として大切な事を認識してもらえていました。
講座の中では、環境の問題にも目を向け、「動物が死んでしまうことは悲しいので、なるべく自転車を使ったり歩くようにしたい」など、自分たちで取り組めるSDGsを見つけてくれる声が多くありました。
今後も、この共同講座をきっかけに、子どもたちの豊かな発想力で様々なSDGsへ取り組んでもらえればと思います。

静岡新聞 2022年10月24日18面より


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