消化器センター
地域の消化器医療の中核を目指して、あらゆる消化器疾患に対して、
小児から成人まで、シームレスに質の高い医療を提供します
センター長:鈴木 一史
当院の消化器診療は、成人に対しては消化器内科と外科(上部消化管外科・肝胆膵外科・大腸肛門科)、小児に対しては小児科と小児外科がそれぞれ診療を行ってきました。小児から成人まで、良性疾患から悪性疾患まで、幅広い年代の様々な消化器疾患に対応可能ですが、消化器疾患に関わるこれらの診療科が一体となって連携し、よりシームレスに、より質の高い医療を行うことを目的として、2024年4月「消化器センター」を設立しました。
各診療科には各領域のエキスパートが在籍しますが、消化器センターとして臓器・領域横断的に協力して診療を行うことにより、診断から治療まで、患者さんひとりひとりに最適な医療を検討、提供することが可能となります。また、小児期発症の消化器疾患患者さんに対して、小児期医療と成人期医療を繋ぐ架け橋となる移行期医療を適切に行うべく、移行支援にも注力していきます。総合病院の消化器センターとしてのメリットを生かし、様々な診療科、多職種でチーム医療を実践し、地域の消化器医療の中核を目指します。
センターとしての特別な窓口はありませんが、いずれの診療科を受診されましても、診療科を超えて、患者さんに最適で質の高い医療を安心、安全に提供できるよう心がけてまいります。
各診療科には各領域のエキスパートが在籍しますが、消化器センターとして臓器・領域横断的に協力して診療を行うことにより、診断から治療まで、患者さんひとりひとりに最適な医療を検討、提供することが可能となります。また、小児期発症の消化器疾患患者さんに対して、小児期医療と成人期医療を繋ぐ架け橋となる移行期医療を適切に行うべく、移行支援にも注力していきます。総合病院の消化器センターとしてのメリットを生かし、様々な診療科、多職種でチーム医療を実践し、地域の消化器医療の中核を目指します。
センターとしての特別な窓口はありませんが、いずれの診療科を受診されましても、診療科を超えて、患者さんに最適で質の高い医療を安心、安全に提供できるよう心がけてまいります。
特色ある治療
体にやさしい(低侵襲)治療
早期がんに対して消化器内科でESDを実施しています。
外科においても多くの領域で低侵襲治療を標準術式としています。食道がん、胃がん、大腸がんでは、ほとんどの手術をロボット手術を含めた鏡視下手術で行っています。
外科においても多くの領域で低侵襲治療を標準術式としています。食道がん、胃がん、大腸がんでは、ほとんどの手術をロボット手術を含めた鏡視下手術で行っています。
- ESD
- ロボット支援下手術
小児の消化器疾患も検査から治療まで継続的に診療
当院には、消化器内視鏡専門医資格を有する小児科医が在籍しています。
近年の小児炎症性腸疾患(IBD)患者の増加に伴って小児に対する消化器内視鏡検査の需要が高まっています。これまで検査のハードルが高かった低年齢の小児に対してもより積極的に内視鏡検査を行っていきます。
近年の小児炎症性腸疾患(IBD)患者の増加に伴って小児に対する消化器内視鏡検査の需要が高まっています。これまで検査のハードルが高かった低年齢の小児に対してもより積極的に内視鏡検査を行っていきます。
主な対象疾患
- 食道疾患:食道がん、逆流性食道炎、食道潰瘍、感染性・薬剤性食道炎
- 胃・十二指腸疾患:胃がん、胃潰瘍、胃炎(ヘリコバクタピロリ胃炎を含む)、胃悪性リンパ腫、十二指腸がん、十二指腸潰瘍、十二指腸腫瘍、
- 大腸疾患:大腸・直腸がん、感染性腸炎、腸結核、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、腸管ベーチェット
- 肝疾患:肝がん(肝細胞がん、肝内胆管がん、転移性肝がん)、急性肝炎、慢性肝疾患(B型肝炎、C型肝炎、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性胆管炎、アルコール性肝障害)、非アルコール性脂肪性肝疾患、肝硬変(食道胃静脈瘤、腹水、肝性脳症)
- 胆道疾患:胆管がん、胆嚢がん、急性胆嚢炎、急性胆管炎、胆石、胆嚢ポリープ
- 膵疾患:膵臓がん、膵低悪性度腫瘍、急性膵炎、慢性膵炎、自己免疫性膵炎
- 肛門疾患:肛門がん(肛門管がん)、痔核、痔瘻、直腸脱 など
Webマガジン
Webマガジン「白いまど」 | 2024年6月号「おとなからこどもまで、あらゆる消化器疾患を診療「消化器センター」) |
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※2024年8月3日に開催した市民公開講座「みんなで健康ゼミ」より