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9月 教えて!管理栄養士さん 知って納得!みんなの栄養Q&A



【特集】教えて!管理栄養士さん 知って納得!みんなの栄養Q&A

栄養課では調理師・栄養士が協力して、患者さんに喜ばれる食事を提供しています。また、入院・外来患者さんを対象に、個別の栄養指導や集団栄養指導も行っています。
今回は、日頃の栄養指導等で患者さんからよくある質問にお答えします。

最近よく目にする「糖質オフ」「低糖質(ローカーボ)」「糖類ゼロ」ってどういう意味?

「糖質が少ないと身体に良いのかな」「ダイエットに良い?」など漠然としたイメージはお持ちで
も、どのようなものかを知らない方も多いのではないでしょうか。
糖質とは炭水化物から食物繊維を除いたもので、糖類(ブドウ糖や砂糖など)や多糖類(でんぷん)などに分けられます。「オフ」「低」「控えめ」という表示は、飲料100mlあたり糖質2.5g未満または食品100gあたり糖質5g未満の製品に使われ、「ゼロ」「ノン」「レス」「無」などは、100mlまたは100gあたり糖質0.5g未満の製品に使用されます。ただし「糖類ゼロ」と書かれているものは糖類に当てはまらない糖質(でんぷん・オリゴ糖・キシリトールなど)であれば制限なく添加できるため、炭水化物の摂りすぎになることもあります。表示を確認して賢く食品を選びましょう。

食欲の秋!つい食べ過ぎて体重が増えてしまった…

食欲の秋と言われるように、食ベ物が美味しく感じられる季節。ついつい食べ過ぎてしまうことはありませんか?
食材の食べ方を工夫し適度な運動も取り入れて、上手に体調・体重のコントロールをしていきたいですね。
主食(ご飯・パン・麺など)の前に主菜や副菜を食べると、消化管からGLP-1というホルモンが分泌されて食欲が抑制されます。同じものでも食べる順番によって変わるので、ぜひ試してみてください。
秋に美味しい、さつま芋・里芋・かぼちゃ・栗などは糖質を多く含む食材です。たくさん食べる時はご飯など主食の量を控えましょう。魚や肉などたんぱく質を多く含む食材、食物線維が豊富な上に低カロリーであるきのこ類なども組み合わせると良いでしょう。
食物線維を摂ると満腹感が得られやすく食べ過ぎにならない上に、消化管からの糖や脂質の吸収も抑える働きがあります。バランスのよい食事を心がけながら“食欲の秋”を楽しみましょう。

▶参考文献「糖質早わかり」女子栄養大学出版部
窪田創大:食べる順番に配慮した食事療法の機序と体重管理に期待される効果

文責:栄養課 寺田 枝美・鈴村 里佳

2022年9月号(冊子)

・表紙・特集
 教えて!管理栄養士さん 知って納得!みんなの栄養Q&A
・インフォメーション
・わが街で健康に暮らす18
 「少しずつ、いろいろ」がオススメです

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