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1月 ヘルニアセンター


【診療科・センター紹介】ヘルニアセンター

成人鼠径ヘルニアに対する日帰り入院手術

当センターにおける成人鼠径ヘルニア(脱腸)治療に対する入院期間は、これまで2泊3日あるいは1泊2日が必要でした(いずれも手術翌日の退院)。しかし、外来でたびたび問われる「日帰りではできないのか?」の声。膨らんだ鼠径ヘルニアは気になるけれど「仕事が忙しくて休めない」「親の介護があって家を空けられない」など、さまざまな事情から手術を躊躇されている方々がいました。そんな声に応えるべく2023年9月から、成人鼠径ヘルニアに対する日帰り入院手術を開始しました。

当センターでは年間「350件(成人)+150件(小児)」を超える鼠径ヘルニア手術を実施しており、全国的にも症例数の多い施設です。手術に携わる医師や、数多くの鼠径ヘルニア術後経過を看てきた看護師らの経験と知識の蓄積に基づき、日帰り入院手術の安全な運用が可能となりまし
た。ただし、安全面を考慮し、希望された場合でも患者さんの状態により、適用にならない場合があります。

※医療新聞社 名医のいる病院2023 調べ

【対象】
  • 日帰り入院を希望される75歳未満の方
  • 手術に影響する合併症(心疾患や認知症など)のない方
【手術日】
毎週金曜日 のみ

【当日の流れ】
8:30来院 → 9:30手術開始 → 16:00以降 退院
(痛みが強いなど、術後の状態によっては医師の判断で1泊入院になる場合もあります。)
鼠径ヘルニアは手術でしか治せない病気ですが、「手術で治せる病気」でもあります。選択肢が増えることで鼠径ヘルニア治療を身近に感じていただき、一人でも多くの方に役立てていただければと思います。今後も皆さんの期待に応えるべく、常に寄り添った医療を提供できるヘルニアセンターとして成長を続けます。

文責:ヘルニアセンター長 宮木 祐一郎(写真前列中央)

2024年1月号(冊子)

  • 表紙・特集
 わが街で健康に暮らす21 コレステロール値、上がる?下がる?
  • 年頭のご挨拶、インフォメーション
  • 診療科・センター紹介
 ヘルニアセンター

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