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ホーム  > 病院案内  > 広報活動  > みどりの通信 2025年度  > 4月 心臓手術を支える集中治療/集中治療科

4月 心臓手術を支える集中治療/集中治療科

【特集】 心臓手術を支える集中治療

 心臓血管外科の手術を、手術室の外から支える集中治療について紹介します。心臓血管外科の手術は、胸を大きく開ける大がかりな治療で、手術前から心臓の機能が低下している方も少なくありません。加えて、手術自体がからだ全体に大きな負担をかけるため、心臓はもちろん、呼吸や腎臓など全身の機能が安定していることが重要です。そのサポートを担っているのが集中治療科です。人工呼吸器や、新型コロナで注目された人工心肺(ECMO・エクモ)などの装置を使いつつ、薬剤の調整も含めて呼吸や循環の管理を行います。また、術後合併症の予防や早期回復に向け、感染対策や痛みのコントロール、リハビリ・栄養開始のタイミングなどを総合的に判断しています。
 看護スタッフやリハビリ部門、臨床工学、栄養課など、病院内のさまざまな部署と連携しながら、医療の質を支える役割を担っています。主治医の先生ほど皆さまとお会いする機会は少ないかもしれませんが、手術の効果を最大限に引き出せるよう、陰ながら全力でサポートしています。

体外式腹膜型人工肺
(ECMO:エクモ)

人工呼吸器
(elisaベンチレーター600)

【部門クローズアップ】 集中治療科

質の高い医療、スタッフが安心できる環境、どちらも同じくらい大事です。
集中治療科は、重症の患者さんや大手術の前後に、呼吸や循環など全身状態を管理する部門です。人工呼吸器など高度な医療機器を用い、全身状態の安定を維持することが目標です。また、院内で急変が起きた際には専門チームの一員として対応し、必要な処置や治療を行います。各診療科や看護師、医療スタッフと連携し、一人ひとりに合わせた最適なケアを提供することで、回復を支え、合併症を予防し、最高の治療を受けられる環境づくりに努めています。

写真・文責:集中治療科 部長 眞喜志 剛(まきし ごう)

No.533(2025年4月号)

「みどりの通信」4月号の新任医師紹介において、診療科の表記に誤りがありました。
正しくは以下の通りです。

P4 荒武 和真 医師
【正】脳卒中科
【誤】感染症・リウマチ内科

読者の皆さまならびに関係者の皆さまにご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
Contents

・心臓手術を支える集中治療

・部門:集中治療科

・新任医師紹介

・お知らせ

・ヘルスナビ:鉄砲和え