~正しい知識を持ち積極的に検診を受けましょう!~
前立腺がんは高齢者に多いがんであり、高齢化社会を反映して近年増加しています。前立腺は、主に生殖機能に関わる重要な役割を担っています。以前はあまり聞き慣れない臓器だったと思いますが、近年は著名な方々が前立腺がんであることを公表される機会も増え、皆さんが耳にする機会が多くなったと思
います。
前立腺がんは、早期発見・早期治療により根治する可能性の高いがんです。しかし、初期には無症状なことも多く、骨やリンパ節に転移した状態で見つかる場合もまれではありません。
早期の段階で見つけるためには、前立腺がんについての確かな知識を持ち、定期的に検診を受けることが大切です。
最近、検診でPSA(前立腺特異抗原)という前立腺の腫瘍マーカーを測定される機会があると思います。PSAが高いと言われた場合は、遠慮なく当科を受診して下さい。必要と判断すれば日帰りで前立腺生検を行います。また、がんと診断された場合でも、診療ガイドラインに基づいた適切な治療を行います。
前立腺がんは高齢者に多いがんであり、高齢化社会を反映して近年増加しています。前立腺は、主に生殖機能に関わる重要な役割を担っています。以前はあまり聞き慣れない臓器だったと思いますが、近年は著名な方々が前立腺がんであることを公表される機会も増え、皆さんが耳にする機会が多くなったと思
います。
前立腺がんは、早期発見・早期治療により根治する可能性の高いがんです。しかし、初期には無症状なことも多く、骨やリンパ節に転移した状態で見つかる場合もまれではありません。
早期の段階で見つけるためには、前立腺がんについての確かな知識を持ち、定期的に検診を受けることが大切です。
最近、検診でPSA(前立腺特異抗原)という前立腺の腫瘍マーカーを測定される機会があると思います。PSAが高いと言われた場合は、遠慮なく当科を受診して下さい。必要と判断すれば日帰りで前立腺生検を行います。また、がんと診断された場合でも、診療ガイドラインに基づいた適切な治療を行います。
前立腺がんの治療を大きく分けると手術療法、放射線療法、薬物療法があり、当院では、がんのステージに応じてこれらを単独で行ったり、組み合わせて行います。特に、手術治療は、手術支援ロボットの「ダヴィンチ」を用いて、出血が少なく身体に優しい前立腺全摘除術を積極的に行っています。当科の中心的手術であり、2012年4月より開始して多くの医師に引き継がれ、2024年11月に単一施設で1,000例を達成し、その後も順調に症例を重ねています。また、放射線治療も放射線科医のご協力のもと先端機器を用いて行っており、ホルモン治療薬や抗がん剤も診療ガイドラインに基づいて最適な投与を行っています。
私たちはこれからも、前立腺がんに対して最新の技術や薬剤を用いて高水準の医療を皆さんに提供し、地域医療に貢献したいと考えています。これからも泌尿器科をどうぞよろしくお願い申し上げます。
写真:泌尿器科医師 小澤 健仁 文責:部長 古瀬 洋
私たちはこれからも、前立腺がんに対して最新の技術や薬剤を用いて高水準の医療を皆さんに提供し、地域医療に貢献したいと考えています。これからも泌尿器科をどうぞよろしくお願い申し上げます。
写真:泌尿器科医師 小澤 健仁 文責:部長 古瀬 洋
患者さんの身体に優しい手術治療を安全に提供することを心がけています
泌尿器科は手術治療を中心とした外科系診療科の一翼を担う一方で、薬物治療を中心とした内科的な要素も合わせ持つ診療科です。また、近年の高齢化社会を反映して、前立腺がんをはじめとした泌尿器疾患が増加し、泌尿器科は大変重要な診療領域となっています。
さらに最近では、全国的に泌尿器科の女性医師が以前より増えてきており、当科でも医師6 名のうち2 名が女性医師です。全員で患者さんの診療に邁進する毎日ですが、以前は少し受診しづらかった女性の患者さんにも比較的受診しやすい環境が整っています。
一方、当科では、前立腺がんに対する前立腺全摘除術をはじめ、腎臓がんや腎盂尿管がんなどに対しても手術支援ロボットのダヴィンチを用いた手術を多く行っています。その他、ロボット支援手術以外の腹腔鏡手術や、膀胱がん、前立腺肥大症、尿路結石に対する経尿道的内視鏡手術など、身体への負担が少ない低侵襲手術を積極的に行っています。これからも、患者さんの身体に優しい手術治療を安全に提供することを心がけて地域医療に貢献したいと考えています。
さらに最近では、全国的に泌尿器科の女性医師が以前より増えてきており、当科でも医師6 名のうち2 名が女性医師です。全員で患者さんの診療に邁進する毎日ですが、以前は少し受診しづらかった女性の患者さんにも比較的受診しやすい環境が整っています。
一方、当科では、前立腺がんに対する前立腺全摘除術をはじめ、腎臓がんや腎盂尿管がんなどに対しても手術支援ロボットのダヴィンチを用いた手術を多く行っています。その他、ロボット支援手術以外の腹腔鏡手術や、膀胱がん、前立腺肥大症、尿路結石に対する経尿道的内視鏡手術など、身体への負担が少ない低侵襲手術を積極的に行っています。これからも、患者さんの身体に優しい手術治療を安全に提供することを心がけて地域医療に貢献したいと考えています。
お気軽にご相談ください♪
患者さんに安心して治療を受けていただくために、院内には多くの医療機器が配備されています。手術室でも負担軽減のために、手術支援ロボット ダヴィンチXi や内視鏡手術装置を導入し、多くの診療科で低侵襲手術を実施しています。
しかし ダヴィンチXi のように院内に1 台しかない医療機器も多く、それら医療機器が「いつでも」「どこでも」安全に動作するように操作及び保守、管理を行うのが、医療機器のエキスパートである私たち臨床工学技士(CE)の仕事です。
CE は、病院内ほとんどの医療機器の管理を行っており、使用前後や使用中の動作確認、定期メンテナンスなどの点検業務、治療の進行に合わせた機器の配置や設定値の変更等の機器操作を行い、トラブルのないスムーズで安全な治療をサポートしています。また現場スタッフへの指導教育にも力を入れており、医療機器の操作方法や安全管理についての研修会を開催し、現場スタッフが理解したうえで安全に使用できるよう取り組んでいます。
今後も医療機器を通し、患者さんが安全で安心な治療を受けられるよう努めていきます。
写真左から:臨床工学技士 加納 瑠奈 春日 佑太 大山 恭子
文責:CE室長 髙岡 伸次
しかし ダヴィンチXi のように院内に1 台しかない医療機器も多く、それら医療機器が「いつでも」「どこでも」安全に動作するように操作及び保守、管理を行うのが、医療機器のエキスパートである私たち臨床工学技士(CE)の仕事です。
CE は、病院内ほとんどの医療機器の管理を行っており、使用前後や使用中の動作確認、定期メンテナンスなどの点検業務、治療の進行に合わせた機器の配置や設定値の変更等の機器操作を行い、トラブルのないスムーズで安全な治療をサポートしています。また現場スタッフへの指導教育にも力を入れており、医療機器の操作方法や安全管理についての研修会を開催し、現場スタッフが理解したうえで安全に使用できるよう取り組んでいます。
今後も医療機器を通し、患者さんが安全で安心な治療を受けられるよう努めていきます。
写真左から:臨床工学技士 加納 瑠奈 春日 佑太 大山 恭子
文責:CE室長 髙岡 伸次