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外科  実績


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2025年度実績

2025年度の手術件数は別表のごとくで、2024年度から20件程度増加している。腹腔鏡手術の割合も増え、手術時間や合併症の比率も減ってきた。ヘルニアが特に増えているが、肝胆膵の高難度手術も継続して行っている。
ところで、悪性腫瘍に対し分子標的薬等数々の新規薬剤が開発されてきている近年、以前は副作用の少ない夢の治療とも思われていた免疫療法の一つである免疫チェックポイント阻害剤(ICI)が多く使われるようになった。頻度は少ないが、ミスマッチ修復機構が損なわれている(dMMR/MSH-H)がんには原発臓器に関係なく奏効することが多い。当院でもdMMR/MSH-H切除不能進行がんに9例に対し、ICIによる加療を行なったが、全身状態不良で効果判定ができなかった1例を除いて全例部分奏効以上の効果が見られた。このうち、1例は根治切除可能となった。更に3例で画像上完全奏効を呈し、最長5年間加療継続ができている。しかし、効果が得られる反面、副作用の少ない夢の治療と思われていた免疫療法も免疫関連有害事象が問題となっている。幸い、この8例中には命に関わる重篤な有害事象は見られないものの、ほぼ全例に甲状腺機能低下等の軽微な有害事象が見られている。潰瘍性大腸炎に似た大腸炎や副腎機能障害でステロイドが必要になった症例も見られる。切除不能肝細胞癌ではICIと血管新生阻害剤の組み合わせか、ICI2剤の組み合わせが初回治療として推奨されている。肝細胞癌ではdMMR/MSH-Hでなくとも完全奏効が得られた症例があった。しかし、重度の自己免疫性肝炎が出現し、ステロイド加療を要する症例も経験したので注意が必要である。

食道

手術 直視下(開腹・開胸) 鏡視下(腹腔鏡・内視鏡)
食道噴門形成術
食道切除再建術(食道癌手術)
食道(ESD) 1

手術 直視下(開腹・開胸) 鏡視下(腹腔鏡・内視鏡)
胃腸吻合術 3 4
胃局所切除術 4
幽門側胃切除術 2 14
胃全摘術 2 1
噴門側胃切除術
胃(ESD) 1

小腸・結腸

手術 直視下(開腹・開胸) 鏡視下(腹腔鏡・内視鏡)
虫垂切除術 21
腸瘻造設・閉鎖術(腸管切除なし) 7 3
腸瘻造設・閉鎖術(腸管切除あり) 2 1
回盲部切除術 8
S状結腸切除術 9 12
結腸右半切除術 8 13
結腸左半切除術 4 2
横行結腸切除術 1 1
結腸部分切除術
小腸切術 2 1
腸閉塞手術 5 5

直腸・肛門

手術 直視下(開腹・開胸) 鏡視下(腹腔鏡・内視鏡)
痔核手術 7
痔瘻根治術 1
高位前方切除術 1 3
Hartmann手術 2
低位前方切除術 4
直腸切断術
経肛門的腫瘍切除 2

肝臓

手術 直視下(開腹・開胸) 鏡視下(腹腔鏡・内視鏡)
肝部分切除術 1
肝外側区域切除術 1
肝区域切除術(外側区域を除く) 1
肝2区域切除術(葉切除含む) 1
肝3区域切除術
系統的亜区域切除術 3

胆道

手術 直視下(開腹・開胸) 鏡視下(腹腔鏡・内視鏡)
胆嚢摘出術 1 63
胆管切開切石術
胆道バイパス術
胆嚢悪性腫瘍手術 2
胆管悪性腫瘍手術(PD) 2

膵臓

手術 直視下(開腹・開胸) 鏡視下(腹腔鏡・内視鏡)
膵体尾部切除術(良性)
膵体尾部切除術(悪性) 2 1
膵頭十二指腸切除術 3
膵全摘

脾臓

手術 直視下(開腹・開胸) 鏡視下(腹腔鏡・内視鏡)
脾摘出術 1

その他

手術 直視下(開腹・開胸) 鏡視下(腹腔鏡・内視鏡)
鼠径ヘルニア手術 127 14
大腿ヘルニア手術 7
腹壁ヘルニア手術 5
急性汎発性腹膜炎手術 3
その他の消化管手術 5 2
その他の肝胆膵手術 6
その他体幹など

合計

手術 直視下(開腹・開胸) 鏡視下(腹腔鏡・内視鏡)
合計 228 179
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