聖隷横浜病院では感染防止に取り組んでいます。

院内感染とは、人から人または医療器具などを媒介として、入院患者さんや外来患者さんが原疾患とは別に新たに病院内で罹患した感染症、または医療従事者が病院内において罹患した感染症を意味します。特に免疫力の低下した患者さんや新生児、高齢者などは通常の病原微生物だけでなく、感染力の弱い細菌による院内感染（日和見感染）を起こす場合があります。
さらに、日和見菌のなかには耐性菌といって、抗生物質が効かない、あるいは効きにくくなるMRSA（メチシリン耐性黄色ブドウ球菌）やMDRP（多剤耐性緑膿菌）などによる院内感染が注目されています。

院内感染の予防および感染防止対策の充実と強化、感染症発生時に適切かつ迅速な対応を行うために組織されているのが「感染対策委員会」です。この委員会は院内感染対策指針に基づき活動をしており、この中には、感染対策に関わる懸案事項に遅滞なく対応するために、感染制御チーム(Infection Control Team)を設置しています。

上記のように、感染予防の徹底と的確な対応を行う体制づくりを委員会が中心になって進めています。
また、手指衛生は感染経路を遮断する最も有効な手段であることから、職員のみならず患者さん、利用者の方へも石鹸を用いた流水での手洗い・アルコール製剤による消毒について指導をしています。
当委員会では、患者さんが安心して治療に専念していただくこと、職員の安全を考慮した働きやすい院内環境づくりのため、積極的な活動をしています。

当院では2023年4月1日より感染対策向上加算１を算定しています。

診療報酬改定に伴い、感染対策向上加算２及び３、外来感染対策向上加算を算定される医療機関においては、
加算1を算定している医療機関（または地域医師会）との連携が必要です。

【申請方法】
　当院との連携を希望される場合はご連絡いただき、申請用紙の□にチェックを入れて医療機関情報などを
　ご記入の上、当院へメールにて送付くださいますようお願いいたします。
　※ただし、当院との連携は保土ケ谷区内の医療機関に限ります。