ROSAOneロボットシステム
てんかん治療をサポート
最新手術支援ロボット「ROSA One ロボットシステム」を導入しました
2025年10月、ベテルてんかんセンターでは最新の手術支援ロボット「ROSA One(ロザワン)ロボットシステム」を導入しました。全国では7施設目、東海エリアでは初めての導入となります。
「ROSA One ロボットシステム」は、脳神経外科の手術を支援する高精度ロボットで、特にてんかんの外科治療において、脳波測定用の電極留置や病巣部の特定を、より正確かつ低侵襲に行うことができます。これにより、手術時間の短縮や合併症のリスク軽減が期待され、患者さんの体への負担を少なくできます。
「ROSA One ロボットシステム」は、脳神経外科の手術を支援する高精度ロボットで、特にてんかんの外科治療において、脳波測定用の電極留置や病巣部の特定を、より正確かつ低侵襲に行うことができます。これにより、手術時間の短縮や合併症のリスク軽減が期待され、患者さんの体への負担を少なくできます。

定位的頭蓋内電極留置(Stereo-Electroencephalography:SEEG)とは
難治性てんかんの治療では、発作がどの脳の部分から始まり、どのように広がるかを調べることが重要です。そのために行う検査が「定位的頭蓋内電極留置(SEEG)」です。
SEEGは、脳に細い電極を挿入して脳の深部の脳波を記録する検査で、発作の原因となる「てんかん焦点」の位置を詳しく特定することができます。
従来は、開頭して電極を設置する「硬膜下電極留置法」が主でしたが、「ROSA One ロボットシステム」を導入したことで、開頭せずに脳深部の脳波を計測できるSEEGが可能になりました。
脳深部の情報を得られることで、より広い範囲の評価が可能となり、手術後の発作消失率も従来法より高いと報告されています。
従来は、開頭して電極を設置する「硬膜下電極留置法」が主でしたが、「ROSA One ロボットシステム」を導入したことで、開頭せずに脳深部の脳波を計測できるSEEGが可能になりました。
脳深部の情報を得られることで、より広い範囲の評価が可能となり、手術後の発作消失率も従来法より高いと報告されています。

定位的頭蓋内電極留置(SEEG)の主なメリット
- 開頭せずに実施でき、患者さんの体への負担や感染リスクを軽減
- 手術時間の短縮
- 脳深部の脳波が記録でき、広範囲の評価が可能
- 切除移行後の発作消失率が向上
定位的頭蓋内電極留置(SEEG)から手術までの流れ

「ROSA One ロボットシステム」の特徴
手術前に撮影したCTやMRI画像をもとに、電極の挿入位置を綿密に計画します。
手術当日はロボットがその計画に沿って、電極を高い精度で脳内の狙った位置へ導きます。
手術当日はロボットがその計画に沿って、電極を高い精度で脳内の狙った位置へ導きます。
- 高精度なナビゲーションで、より正確な電極留置が可能
- 低侵襲・短時間の手技により、患者さんの負担を軽減
- 術前計画から術中支援までを一貫してサポート


ベテルてんかんセンターでは、この新しい技術を活用し、より安全で正確な手術を行うことで、患者さんとご家族が安心して治療に臨める環境づくりを進めてまいります。
