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2011年度 スタッフブログ

このページの目次


起工式

先月の2月末の寒い日に起工式が行われました。

テントが張られ、ストーブも準備されていました。賛美歌が流れる中、牧師さんによる祈祷・式辞、鍬入れまで厳粛な雰囲気の中起工式が執り行われました。

私は・・というと、起工式に参列するのも、鍬入れも初めての、初めて尽くしでした。

今は、ようやく玄関周りの基礎工事が始まりました。

これから、約1年間建築と改修工事が続きますが、患者さま、利用者さま、工事関係者、職員の安全を図りながら、無事工事が終了するようにしなければなりません。

                     by:看護部長 村木




静脈経腸栄養学会に参加してきました

栄養課の鍋田です。
 私は2月23日と24日に神戸で開催された静脈経腸栄養学会に参加しました。この学会はとても規模が大きいので、たくさんの情報を得ることができたと思います。私が今回、特に興味のあった演題は「災害時の栄養管理」というものです。昨年3月11日に起きた東日本大震災。それ以前から当院でも防災訓練や非常食の備蓄などの災害対策をしていましたが、震災以降、さらに防災に対する意識が変化したことを実感しています。ここで少しではありますが、被災した病院栄養士の体験談を紹介したいと思います。
 <実際の体験談>
*津波が来なかった被災地はテレビで取り上げられることが少なく、同じ被災地であっても対応が遅く、道路が寸断されているため救援物資がなかなか届かず、非常食のみで1週間程度、献立を調整しながら乗り切った。
*震災翌日にも関わらず、地元業者が食材を持ってきてくれたので、非常食と持ち寄ってくれた食材で献立を作成して患者様に食事を提供した。
などの話がありました。

同じ東北でも被害の状況はその病院によって違うものの、東日本大震災や今回の体験談から多くのことを学び、できる限りの事を想定し、今から対応していくことが改めて必要だと感じさせられた学会でした。


診療技術部勉強会

2月9日、第27回診療技術部勉強会が行なわれました。

診療技術部は、私たち栄養管理課、薬剤課、放射線課、リハビリテーション課、検査課、臨床工学室、眼科検査室から成っており、年に2回それぞれの専門分野について勉強会を行っています。
今回の勉強会の担当は栄養管理課で、「当院の約束食事箋について」という内容で、入院中にお出ししている食事の種類とその特徴について説明しました。

当院の食事には一般食12種類、特別食14種類があります。これをベースとしてエネルギー量や主食の違いなどにより、181種類の食事を提供することができます。
またこの他に個人対応もしています。


 今回の勉強会により、少しでも病院食の内容を知って頂けたと思います。これを機に、職員間の情報共有を深め、より患者さん一人一人の状態に合わせた食事を提供していきたいです。
 また通院・入院中に、病院のお食事や食事療法についてのご意見・ご質問等がありましたら、いつでも私たち管理栄養士にお尋ねください。

栄養管理課 森


献立の基本となるお食事です

説明中・・・



看護部次年度計画

2月18日(土) 看護部の恒例行事の課長・係長会でした。
全職場の課長・係長が一同に会し、次年度計画の最終案を考える長~い1日です。

各委員会の年度評価もありますので、それらに加え、SWOT分析やスタッフの要望等を踏まえ、次年度の方針・目標を考えます。

最後には、各職場の方針・目標を発表し、他職場の課長・係長からのアドバイスや、要望等を受けます。それらの意見等も加味して再度検討し、3月の職場長会での説明に臨むことになります。

今年度、委員会活動や職場の取り組みの「見える化」のための一方策として、目標シートを改訂しました。 感覚的な評価が少なくなり、具体的な成果も見えるようになってきており、次年度も楽しみです。

その後は、懇親会で、課長・係長の親睦を深めて終了です。毎年、課長・係長の中から担当者を決めていますが、毎年、お互いが良くわかる企画を考えてくれます。

多い職員数ではありませんので、良く知っていますが、一同に集まって親睦を深める機会は少ないため、とても有意義なひと時になっています。

By:看護部長 村木



職員対象防災研修

1月も半ばを過ぎました。皆さまの新年は如何でしたでしょうか?

慌しく、日常にもどりますので、お正月気分はほとんどない! という方も多いのではないでしょうか。

さて、1月になると、毎年17年前におきた「阪神淡路大震災」のことが思い出されます。テレビの画面に燃えている町並み、高速道路が横倒しになっている様子等が映し出され、本当に驚きました。

また、昨年の3月には、「東日本大震災」がありました。

私たちが住む地域での、東海・東南海・南海の3連動地震の影響範囲が、昨年末に見直されました。

いつ地震が起きるか分りません。地震は未然に防ぐことはできませんが、できるだけ被害を最少限にすることへの取り組みは重要だと思っています。

昨年1年間掛け、発生時に行動できる防災マニュアルにしようということで、見直してきました。 

中越地震を基にしたDVDを見ながら、どのように行動するか問題型式で質問する内容も含め、研修を開催しました。

来月には、総合防災訓練があります。是非、この研修での学びが生かされて欲しいと思います。 

                       by:看護部長 村木

マニュアルについて説明

当院のライフラインについて説明


トリアージについて、看護師より説明

最後に、本部要員である事務長より来月の防災訓練も含めて説明して終了しました



私の研修日記(栄養管理課)

先日、私の母校である富士調理師専門学校で開催された県給食協会富士支部の「調理技術講習会」に参加してきました。
調理技術講習会は、県おさかな普及協議会の助成事業で、地産地消や魚食普及を目的に活動をしており、病院や福祉施設、事業所に従事している栄養士や調理師が集まるなか、大量調理向けの魚料理を学びました。
魚の鮮度の見分け方やさばく際のポイント、更に食中毒を起こさない為のまな板・包丁の取り扱い方、衛生上の注意点などを学びながら調理実習も体験する事ができました。

私たち栄養管理課職員は食の安全に関する知識習得や調理技術の向上を目指して様々な講習会へ参加しています。

栄養管理課 原田

本日のおまけ。


栄養管理課の番犬ブルが厨房内を案内します。

電化厨房となっており衛生的に環境のよい厨房設備です。

スチームコンベクション(左端)を用いて蒸す・焼く・煮る・温める等の大量調理を行なっています。また加熱処理をした食材を冷却する場合はブラストチラー(中央)を使用します。



生活習慣病(栄養管理課)

『一日に玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ…』
1931年(昭和6年)に執筆された宮澤賢治さんの有名な『アメニモマケズ』の一説です。
大変質素な、ヒトが生きていくうえで必要最小限と言える食事内容です。

80年経った私たちの食卓には、お肉やお魚、デザート、お酒など様々な食材が並び日常が彩られています。

しかし、メタボリックシンドロームや二型糖尿病などの過食が原因となる生活習慣病が急激に増加しており、物資の変化にカラダが対応しきれていないことも事実です。

食欲は動物の本能であり、ヒトの生活の一部であるためすぐに変えることは困難かもしれません。

しかし、時には自身のカラダの声に耳を傾け、健康を保つために余分なものを一つ減らしてみてはいかがでしょうか。日常の中での小さな意識1つで生活習慣病は予防・改善することができます。

冒頭の一説は、80年後の飽食の時代を生きる現代の私たちにとって、自身の食生活を見つめ直す際の鑑になるように思います。

栄養管理課 山崎卓磨


第9回院内学会 看護研究発表会

中々ブログを更新できずに月日が経過しましたが、秋に開催された2つの学会・発表会の様子をお伝えしたいと思います。

1つ目は、10月8日(土)の午後に開催した、院内学会の様子です。

17演題の発表があり、最優秀賞には薬剤課の「お薬手帳の導入期における使用状況と有用性の調査」でした。

お薬手帳は、特に小児や高齢者にとって把握しておきたい希望があるということ。一方他院との重複投与や相互作用の確認ができた事例があり、有用性を再認識できた発表でした。

看護部は、手術室の「体温低下防止への取り組み」透析室「5Sを実施して」などが、優秀賞・敢闘賞を受賞しました。 おめでとうございました。

2つ目は、3年目看護研究発表の様子です。

当初は、7名の予定でしたが、残念ながら4名の発表者となり、少し寂しい感じでしたが、来年発表となる2年目や1年目のスタッフが大勢参加してくれ、とてもにぎやかな会場となりました。

テーマは、「大腸内視鏡における食事指導と有用性」「マイナス思考からプラス思考へ」「足浴で下肢の清潔保持に努めたい」「外来化学療法プライマリ・ナーシング導入の成果と課題」でした。

患者様への、よりよい看護を実践したいという思いを強く感じることができた発表で、今後も継続して実践して欲しいこと、院外の学会に発表することを講評の中で伝えました。           
                      by:看護部長 村木

3年目研究発表の様子




未来の管理栄養士

栄養管理課に「未来の管理栄養士」である岐阜女子大学の学生さんが実習に来ました。
調理作業・献立作成などの給食管理やNST (栄養サポートチーム)の活動や栄養指導などの栄養管理について学ぶ10日間の実習でした。
この日は衛生管理・手洗いの方法について学びました。手洗いが不十分な場合に汚れが白く反応する器械を使用し、手洗いにおける自分の癖や傾向などを確認しました。

一般的に、指先や指の間、利き手の親指、手の甲などの洗い残しが多くみられます。また、手が荒れている場合は汚れが落ちにくいので、栄養管理課のスタッフは日頃から手指のお手入れを心がけています。
風邪などの予防のためにも手洗いは重要になりますので、皆さんも指先や利き手の親指などを意識して洗ってみてはいかがでしょうか。


本日のおまけ。


はじめまして。
栄養管理課の番犬「ブル」です。

この植物は何か皆さんご存知でしょうか?

答え:風船唐綿(フウセントウワタ)です。
先日まで栄養管理課のトイレに飾られていました。
先月、先々月はキンモクセイの甘い香りが癒してくれたり、きれいなコスモスが飾られていたりと思わずトイレに長居してしまいそうでした。
また次回、「ブル」の独り言を聞いて下さい。
栄養管理課 番犬「ブル」



小児健康フォーラム(栄養管理課)

こんにちは。
栄養管理課の鍋田です。
先日、ロゼシアターにて小児健康フォーラムが開催されました。管理栄養士の私は、小児科鈴木医師や看護部高山課長と一緒に市民の方へ話をする機会を頂きました。
私がお話したのは「小児の栄養」についてです。小児期は成長著しい時期であるため、どのように食事を摂れば良いのか?不安に思う方も多いと思います。今回は、フォーラムでお話した内容から抜粋して、その疑問にお答えしようと思います。
全ての年代に共通して言えることはやはりバランスの良い食事を心がけることです。バランスの良い食事とは、主食(ごはん・パンなど)、主菜(メインのおかず)、副菜(お浸し、サラダ)などを揃えて食べること、これらを踏まえた上でさらに小児期に積極的に摂取したい栄養素は、たんぱく質・カルシウム・亜鉛です。たんぱく質は主にお肉やお魚に多く含まれているもので体を作る素材となるものです。カルシウムは牛乳や小魚、小松菜などに多く含まれているもので、骨を丈夫にする栄養素です。亜鉛という栄養素はあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、この栄養素は身長を伸ばすためにとても必要になります。牛乳を飲んでいれば身長が伸びるとよくいわれますが、背を伸ばすためには亜鉛が必要になります。亜鉛は豚のもも肉やうなぎ、貝類に多く含まれているので、先に述べた栄養素と一緒に摂取すると成長に繋がると考えられます。

ご理解いただけたでしょうか?

食事というのは毎日のことですので、バランスを考えて食事を作ることはとても大変だと思いますが、その苦労が今後の子供たちの成長に大きく影響します。
少しでもお役に立てるように私たち管理栄養士がこれからも情報を発信していきたいと思います。

栄養管理課 鍋田


メンバーシップ研修

10月7日 メンバーシップ研修を開催しました。
当院は、チームナーシングを基本にプライマリ・ナーシングや機能別看護をあわせた看護体制となっていますので、就職後半年経過した今頃に、チームナーシングの基本的な理解と、メンバーの役割について学ぶことを目的として研修を開催しています。演習も含めグループワークもある1日の研修です。
 新人看護職員研修として、最後の集合研修となります。チームナーシングの 講義の中で、「みなさんは、かけがえのない仲間であり、メンバーである」と   説明したことの印象が強く残っていて、まだまだ知識も技術も未熟な部分があるけれど、自分たちにもできることや、役割があることを再認識できたという意見が多くありました。
 これまで、就職後の約7ヶ月間、定期的に研修を開催してきました。研修に参加することは緊張するけれど、必要な技術を身に付けることができた、先輩に自分たちの思いを理解してもらえたという意見がありました。また、1年目の同期と顔を会わせることで、話をしたり、頑張ろうと思ったなどの意見もありました。
研修は、知識・技術を身に付けるだけではなく、勤務職場は違っても、精神的なサポートの場になっていることを自覚できたことは、1年目看護師にとっては心強く思えたことでしょう。
2011年10月12日 看護部長




米トレーサビリティー制度

暑さも和らぎ、秋風の中にふんわりと金木犀の香りがする今日この頃
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、栄養管理課としての情報提供と致しまして、今回は
米(こめ)トレーサビリティーについてお話し致します。

★米トレーサビリティー法とは
食品事故などの問題が発生した場合などに、流通ルートを速やかに特定するため、米や米加工品の取引等の記録を作成・保存することを事業者に義務付けています。
また、消費者が商品選択の際の参考とするため、生産者である農家から問屋や小売店を含めた事業者に産地情報の伝達を義務付けます。
この制度により、小売店等で米や米加工品の原料米の産地が消費者へ伝達されます。
また、外食店等では、米加工品のうち米飯類のみの原料米の産地が伝達されることになります。

★米トレーサビリティー法で何が変わりますか
この制度により、事故が起こった場合でも業者を通じ、事故内容を遡って調査出来る仕組みが整いました。また、消費者においては、原料米の産地(外国産)(国産)(○○県産)等の伝達義務がありますので、お買い物やお食事の際の選択が可能となります。
消費者向けの伝達義務は平成23年7月から開始されていますが、平成23年度産の7月以降の原料米が対象となります。

実際に、お買い物やお食事の際は、原料米の産地伝達の記載があるか確かめてみてはいかがでしょうか。

尚、詳しい情報提供は、
農林水産省ホームページの「お米の流通に関する制度」をご覧ください。

2011年10月6日 栄養管理課 關


日本褥瘡学会 参加報告

栄養管理課によるブログがオープン致しました!!
まず第1回目の今回は、先日福岡県で行われた、日本褥瘡学会学術集会への参加報告をします。(褥瘡【じょくそう】とは一般的に「床ずれ」とも言われています。)

褥瘡は、いろいろな要因が重なって発症しますが、その一つとして低栄養が挙げられます。低栄養になると、筋肉と体脂肪量が減少し、少しの圧迫でも褥瘡を発生しやすくなります。さらに出来てしまった褥瘡を治すためにも多くの栄養素(タンパク質や鉄、亜鉛、ビタミン等)が関係しており、これらの栄養素をバランスよく摂ることにより褥瘡発生を減少させることができる、という数多くの報告がなされています。

今回の学会では、近年褥瘡治療に使用されることの多い栄養補助食品について、さらには口から入る栄養の他にも、血管や胃、腸から直接体内へ入る栄養の管理方法について、褥瘡治療の評価方法などについての講演・一般演題を聴講してきました。
学会への参加により、患者さまの食事摂取量・褥瘡の変化から各栄養素の過不足を評価し、患者さまの状態・嗜好にあった食事内容へすばやく対応すること、それが低栄養・褥瘡発生を抑えるために私たち管理栄養士のできるはじめの一歩であることを再認識できました。

2011年10月5日 栄養管理課 塩川



ナイチンゲール看護論を学ぶ 

2年目以上の看護師を対象に、ナイチンゲール看護論を学んでいます。

ナイチンゲール看護論は、他の看護論の基本でもあると言われています。患者さんへの看護を考えるために、細胞レベルで理解する。ということです。

ナイチンゲールは、学生時代に学ぶことも多いのですが、「病気とは・・・程度の差こそあれ・・・」とあります。

私たちの生活や病気、認識に働きかけることが必要です。

この研修では、模擬事例を解きながら、患者さんへの援助を考えることですが、学生時代に習った解剖・生理や臓器の働き・・・・等々の本や資料を並べ、皆で考えました。

そして、今度はプライマリ・ナースとして受け持ち患者さんの事例を解くことになります。

2011年9月22日 看護部長 村木




未来の看護師

今年度3回の高校生看護体験が終了しました。 参加した皆さんおつかれ様でした。

今年度は、男子学生を含む19名の方の参加がありました。

将来看護師になりたいという夢を持つ参加者がほとんどでしたが、男子学生の参加も年々増えつつあり、良いことだなと思っています。

また、事前学習した”チーム医療”について、現場で確認することができた。という感想もあり、参加姿勢が違うな~と感じました。

思ったよりも、大変だったという感想も多くありましたが、その分”やりがい”もあると話してくれた学生さんもいて、頼もしく思います。

高校3年生の参加者は、進学希望大学も決めており、是非看護師になって欲しいと思います。

来年は、どんな学生さんとの出会いがあるか、楽しみにしています。

                            by:看護部長 村木



インターンシップ開催しました。

8月4~5日に開催しました。

残念ながら、都合が合わなかった人、体調不良で欠席となった方がいましたが、楽しい雰囲気で終了することができました。

休憩以外は座る暇も無く、少し疲れたと話している方もいましたが、懇親会や看護課長を交えた懇談会では、就職後のこと、病院の仕組みのことなどについて様々な意見や質問があり、当院のことを詳しく知って頂けたのではないかと思います。

参加された皆様、本当におつかれ様でした。
                           by:看護部長 村木



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