呼吸器診療に関する主に手術、検査、その他(主にリハビリテーションなど)を行っています。
- 手術療法一般的な①肺癌、②気胸、③縦隔腫瘍などのほかに、特色として④炎症性疾患の手術に力を入れています。
①肺癌はそれぞれの人にあった手術法(胸腔鏡、開胸)を選択し相談して決定しています。また、抗ガン剤は外来通院での術後補助療法、再発治療などを行っています。
②気胸は、胸腔鏡手術で術後再発予防の工夫にて術後再発率は2%以下です。
③縦隔腫瘍は、主に胸腔鏡手術で行っています。
④炎症性疾患は、具体的には非結核性抗酸菌症(150例以上の経験)、肺アスペルギルス症(120例以上)、膿胸(170例以上)、気管支拡張症、肺化膿症(150例以上)などの手術を行っています。 - 検査
①気管支鏡検査は、苦痛の無いように静脈全身麻酔で行っています。
②カテーテル検査は、気管支動脈造影および塞栓術(血痰や喀血の原因となる血管を専用金属コイルで閉塞すること)、右心カテーテル(心臓から肺への血流を測定し心臓への負担を測定すること)を同時に行うことで、より肺と心臓を合わせた治療を行っています。 - その他の診療呼吸リハビリテーションに力を入れています。理学療法室と連携し呼吸リハビリテーションを行っています。また、リハビリテーションの一環として、腹臥位(うつ伏せ)療法に力を入れています。
- 疾患毎の短期入院治療を目指し、クリニカルパスを作成しています。
- 炎症性疾患(非結核性抗酸菌症、濃胸、肺アスぺルギローマなど)に各種の方法を用いて治療を行っており、近隣病院からの紹介患者数が増加してきています。