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リウマチ・膠原病内科

リウマチ・膠原病センター 概要

リウマチ・膠原病センター 職員

2016年、新たにリウマチ・膠原病センターが設立されました。
以来、関節の痛みや機能障害を主な症状とするリウマチ性疾患や、膠原病などの全身性自己免疫疾患でお悩みの方に、一人一人にもっとも適切で安全な医療の提供を目指して参りました。また、多臓器に障害を来す可能性を秘めた慢性疾患のため、患者様の全身管理と生活サポートを生涯にわたって継続的に行うことが大切です。そのために、多職種が連携した診療チームと、近隣医療機関との密接な病診連携体制の確立を目指して参りました。

多職種連携チームによるリウマチ包括ケア確立への歩み

年月歩み
2015年7月リウマチ専門外来開設(週1日~2日、非常勤医1名~2名)
2016年1月常勤医(山田)、非常勤医(花岡)によるリウマチ専門外来(週4日)
2016年3月まで院内・近隣調剤薬局薬剤師対象のリウマチセミナー計3回
2016年4月常勤医(伊東)による入院診療(7床)開始、リウマチ担当看護師(3名)養成セミナー開始
2016年6月院内薬剤師によるバイオ製剤導入時の指導を開始
2016年10月リウマチ担当看護師(4名)によるリウマチ看護外来を開始
2016年11月多職種によるリウマチ・膠原病センター運営委員会開設(図1)
(リウマチ専門医、整形外科医、外来・病棟看護師、薬剤師、PT/OT、検査技師、医事課、地域連携室、
 医師事務作業補助員)
神奈川県内科医学会にリウマチ・膠原病対策委員会設立
2017年12月フットケア看護師、リハビリ療法士による治療介入開始
2018年6月フットケア外来開設(PT、看護師、医師による連携)
2018年10月リウマチ包括ケア研究会設立、第1回講演会
2019年4月第2回リウマチ包括ケア研究会講演会開催
2019年7月神奈川県内科医学会主催にリウマチ包括ケア講演会開催
2019年12月リウマチ市民公開講座にてリウマチ包括ケアを一般公開
2020年5月リウマチ包括ケア外来を開始
2020年9月現在リウマチ登録薬剤師5名、リウマチケア看護師6名

リウマチ・膠原病センター 特色

多職種が連携したチーム医療によるリウマチ包括ケアの実践

関節リウマチ治療は、薬物療法だけに頼っていては徐々に進行する関節機能・身体機能障害は防ぐことが困難です。私たちは、2018年にリウマチ包括ケア研究会を設立し、リウマチ包括ケアのあり方を日々模索し、実践してきました。
(リウマチ包括ケア研究会の項を参照下さい)

脱ステロイドを目指した治療法

リウマチや膠原病の治療には、これまでステロイドが高頻度に使用されてきました。しかし、長期間内服するとさまざまな副作用が問題となっておりました。近年、ステロイドに替わる新しい治療薬が開発され、保険診療内でも使用することができるようになりました(表1)。その結果、ステロイドの内服なしに病気の治療が可能な場合が多くなりました。たとえステロイドを使用する場合でも、できるだけ少なく、可能な限り短期間にとどめるようにしております。

病診連携ネットワークによる包括的医療の提供

リウマチ・膠原病の患者さんは、様々な合併症を持っていらっしゃる方が少なくありません。糖尿病、心疾患、呼吸器疾患、慢性腎臓病、骨粗鬆症、感染症など多彩です。多職種の医療者による協調的な診療が欠かせません。近隣の診療所や病院の先生方との診療連携を通じて、適切な役割分担の元、患者さんの全人的なケアを目指しております。

リウマチ包括ケア研究会(2018年10月設立)

2018年10月に研究会を立ち上げ、神奈川県内外からの多職種医療スタッフが合同してこれからのリウマチ診療のあり方を勉強する講演会を開催しております(過去のプログラム参照)

昨今、多数の新規薬剤の開発と臨床応用により、薬物療法に関する情報が氾濫しております。しかし、薬物療法だけでは、患者さんが期待する安全かつ徹底した疾患コントロールや、健康寿命の維持を請け負うことはできません。新規抗リウマチ薬を駆使して寛解状態に至っても、長期に関節変形や身体障害を防ぐためには、薬物療法以外に多面的なケアが必要です。また、寛解に至っても、多くの患者さんは関節炎が再燃します。現在の薬物療法では、病気の原因となっているリウマチ体質(自己免疫体質)を改善できないからです。

この自己免疫体質を改善するには、全く新しいアプローチと今後のさらなる研究の進歩が必要です。その最先端情報を日常診療に取り入れて、患者さんが少しでも快適な日常生活を送れるよう、多職種が連携した包括ケアを実践して参りたいと思います。

このような新しいリウマチ診療のあり方を勉強する研究会を「リウマチ包括ケア:beyond DMARDs」と名付け、活動の輪を広げております。ご興味のある医療関係者は、事務局までご連絡ください。
表1.ステロイドに替わる治療薬
免疫抑制薬シクロホスファミド (エンドキサン)、アザチオプリン (イムラン)
メトトレキサート(リウマトレックス)、ミコフェノール酸モフェチル(セルセプト)
レフルノミド (アラバ)、タクロリムス(プログラフ) 、シクロスポリン(ネオーラル)
免疫調節薬ヒドロキシクロロキン(プラケニル)、スルファピリジン(アザルフィジン)
生物学的製剤TNF阻害薬
  抗TNF-a抗体:インフリキシマブ (レミケード)、アダリムマブ (ヒュミラ)
         ゴリムマブ (シンポニー)、セルトリズマブペゴール (シムジア)
  可溶性TNF受容体-Ig融合蛋白:エタネルセプト (エンブレル)
抗IL-6受容体抗体:トシリズマブ (アクテムラ)、サリルマブ (ケブザラ)
CTLA4-Ig:アバタセプト (オレンシア)
B細胞標的抗体製剤
  抗CD20抗体 リツキシマブ (リツキサン)
  抗BLyS抗体 ベリムマブ (ベンリスタ)
その他
  抗IL-12/23p40抗体:ウステキヌマブ (ステラーラ)
  抗IL-17A抗体:セクキヌマブ (コセンティクス)、イクセキズマブ (トルツ)
  抗IL-17受容体抗体:ブロダルマブ(ルミセフ)
  抗IL-23p19抗体:グセルクマブ (トレムフィア)、リサンキズマブ(スキリージ)
JAK阻害薬トファシチニブ (ゼルヤンツ)、バリシチニブ (オルミエント)
ペフィシチニブ (スマイラフ)、ウパダシチニブ(リンヴォック)

疾患説明

最新の医学上の根拠(エビデンス)とともに、35年にわたる診療経験から培われた知見を交えて解説します。
患者さまやご家族、医療従事者の方々のお役に立てれば幸いです。
また、他の医学書やWEBサイトには見いだせない内容もかなり含まれていますので、お楽しみください。

リウマチ性疾患とは?

人などの生命体は、外傷や感染症などによって身体の一部が傷ついても、痛んだ組織を修復して治癒させ る能力があります。これを自然治癒力とも表現されますが、炎症や免疫反応による生体防御反応として理解されております。人間のからだの神秘的な営みの一つ であり、医学が進歩した現在でもそのメカニズムについては不明なことの方が多いようです。

リウマチ性疾患とは、明らかな外傷や感染症が見られないにもかかわらず、関節や靱帯などの運動器に炎症が起き、炎症がいつまでたっても治まらず、しだいに全身に進展していく病気の総称です。
関節リウマチや膠原病が代表的とされる理由は、もっとも重症化しやすく、これまで原因が不明で有効な治療法がなく、身体機能や生命を脅かす比較的稀な疾患であったからです。
しかし、最近の医学の進歩により、多くの疾患の病態が徐々に明らかにされ、画期的な治療法も確立されてきております。以下に、それぞれの疾患について概説しますので、知識の整理にご利用ください。

対象疾患

関節リウマチ(RA)
全身性エリテマトーデス(SLE)
全身性強皮症(SSc)
皮膚筋炎/多発性筋炎
リウマチ性多発筋痛症
混合性結合組織
血管炎症候群
大動脈炎症候群(高安病)
巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)
結節性多発動脈炎
顕微鏡的多発血管炎
多発血管炎性肉芽腫症(ウェゲナー肉芽腫症)
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(チャーグストラウス症候群)
混合性クリオグロブリン血症
IgA血管炎
シェーグレン症候群
抗リン脂質抗体症候群
RS3PE症候群
ベーチェット病
再発性多発軟骨炎
成人Still病
自己炎症疾患
血清反応陰性脊椎関節症
強直性脊椎炎
反応性関節炎
乾癬性関節炎
炎症性腸疾患に伴う関節炎
SAPHO症候群

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