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外科

このページの目次


学会認定
日本外科学会認定医制度修練施設
日本外科学会専門医制度関連施設
日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設
日本乳癌学会専門医制度関連施設
日本大腸肛門病学会認定施設

はじめに

医学の進歩は日進月歩で、外科診療においても例外ではありません。
そのため私たち外科医(平成30年3月現在、常勤スタッフ12名)は新しい知識や技術を身に付けるため日々研鑽を積み努力しています。
また新しい診断・治療法には最新の機器が必要となることが多く、可能な限りそれらの早期導入に努めています。
当科では基本的に主治医制で診療を行っていますが、内科・放射線科合同の術前・術後カンファレンス、外科病棟カンファレンスを毎週行うことにより意見を出し合い皆で治療方針を決めています。また院内各種委員会(NST、褥瘡、緩和、感染対策など)、地域医療連携室などを通じ、患者さん一人一人に最善の治療を提供できるよう多くのスタッフと連携して診療しています。
そしてなによりも日頃より患者さんやご家族とよく話し合い、技術と心の両面から患者さんを最大限にサポートし、安心して治療が受けられるように努めています。

治療内容・特色

治療内容

2017年度の外科における総手術件数は540例で、そのうち全身麻酔手術は397例でした。
夜間や休日などを除き麻酔は麻酔専門医が担当いたします。
術中の麻酔だけでなく、術後の疼痛対策にもキメの細かい管理を行うことができます。


消化器外科

  • 胆石症、虫垂炎、鼠径ヘルニア、痔などの良性疾患から、胃癌、大腸癌をはじめとする悪性疾患までほとんどの消化器疾患を対象として診療しています。また腸閉塞や消化管穿孔による腹膜炎などの救急疾患にも外科当番待機日はもとよりそれ以外の日も可能な限り対応しています。


  • 手術のキズが目立たず見た目がきれい、術後の痛みが少ない、入院期間が短いなどの利点の多い腹腔鏡手術を積極的に取り入れています。特に胆石症では9割以上の症例で腹腔鏡下で手術を行っています。大腸癌手術においても腹腔鏡手術の割合が年々増加しており、胃癌に対しても早期癌を中心に腹腔鏡手術を行っています。


  • 鼠径ヘルニアの手術には術後の再発率が低く、創のつっぱり感が少ないメッシュ(クーゲル、UPP、UHS、ポリソフトなど)を使用した修復術を採用しています。


  • 肝細胞癌・胆管細胞癌・転移性肝癌等の肝胆道系悪性疾患に対しては、肝切除の他、放射線科と連携してラジオ波焼灼術(RFA)、エタノール注入療法(PEIT)、経カテーテル的肝動脈塞栓術(TAE)、肝動注療法などの治療を行っています。また巨大な肝嚢胞に対して肝切除、円蓋切除(腹腔鏡下)、穿刺ドレナージ後の薬物注入療法なども行っています。


大腸肛門

大腸疾患は大腸癌を主に、その他の大腸腫瘍(悪性・良性腫瘍、大腸ポリープ)、大腸良性疾患(大腸憩室炎,虫垂炎、結腸軸捻転など)、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、便秘などに対し治療を行っています。
現在、大腸手術は腹腔鏡を用いた手術を主に行っています。

肛門疾患は3大痔疾患である痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、痔瘻(あな痔)を主に、その他、直腸脱・粘膜脱、直腸瘤、膿皮症、毛巣洞、肛門感染症、肛門腫瘍、肛門ポリープ、術後肛門後遺症などに対し治療を行っています。
内痔核の手術は切除術だけでなく、切らずに治すALTA治療(ジオン注を用いた痔核硬化療法)があり、脱出する内痔核を対象に行っています。

*毎週月曜日の午後に大腸肛門疾患の専門外来を行っています。


甲状腺・副甲状腺

  • 甲状腺悪性腫瘍(乳頭癌、濾胞癌など)や甲状腺良性疾患(腺腫様甲状腺腫、濾胞腺腫、プランマー病、バセドウ病、橋本病など)に対する甲状腺切除術、甲状腺嚢胞に対するエタノール注入療法(PEIT)などを行っています。

  • 原発性副甲状腺機能亢進症に対する副甲状腺摘出術も行います。



乳腺外科

  • 乳腺外来では乳腺専用超音波装置(エラストグラフィ)、マンモグラフィ、乳腺MRI、3D-CTなど、各種画像診断装置を用いて正確な診断に努めています。外科スタッフの殆どが検診マンモグラフィ読影認定医師となっています。

  • 平成28年度からマンモグラフィにトモシンセシス(3D-マンモグラフィ)の機能を導入しました。これにより高濃度乳房の方でも病変の観察が容易になり、検査時の圧迫による痛みも軽減できます。

  • 乳癌が疑われる場合は積極的に吸引式針生検(マンモトーム検査)で組織診断を行うことにより乳癌診断に絶大な威力を発揮しています。

  • 色素法と蛍光色素法を併用した術中センチネルリンパ節生検を施行し、腋窩リンパ節を切除するかどうかを決定しています。

  • 術前の正確な癌の広がり診断や術中迅速病理検査を駆使し、乳房温存手術か乳房切除術かを選択します。乳腺外科ではとりわけ整容面には神経を使った手術を行い(キズが目立たない手術法や術後形の良い乳房となるように工夫した手術法)、患者さんには好評を得ています。また、自家組織による乳房再建術も行っています。


血管外科

血管外科は腹部大動脈瘤、末梢動脈閉塞、下肢静脈瘤などの疾患を扱います。
動脈疾患の患者さんはさまざまな合併症をお持ちの方が多いため、治療の適応を十分考慮した上でバイパス手術やステント治療を行います(ステント治療では専門医にご紹介することもあります)。
 詳細はこちらからご覧いただけます。



がん診療について

当科で行われている全身麻酔手術の約半数ががんの手術であり、胃癌、大腸癌、乳癌の手術を中心に肝、胆、膵、甲状腺などの悪性腫瘍の手術も対象としています。
各疾患に対しては癌診療ガイドラインに準じて治療を行うことを基本としていますが、早期癌に対しては臓器温存、神経温存などの縮小手術を、高度進行癌に対しては他臓器合併切除や拡大郭清手術を症例に応じて行っています。

患者さんの全身状態、年齢、ご本人やご家族のご希望、生活環境などを考慮し、根治性と安全性およびQOL(治療後の生活の質)のバランスの良い治療を心がけています。
化学療法(抗がん剤治療、ホルモン療法、分子標的薬治療)も外科で行う重要な治療に位置付けられます。化学療法は各診療科、薬剤部、看護部によって構成される化学療法委員会で承認・登録された治療法のみが使用を許されており、さらにいくつものチェックが施され安全性が十分考慮されたものとなっています。
化学療法はできるだけ外来通院で行うこととし(希望により入院での治療も可能です)、また化学療法に伴う煩わしい副作用を最小限に抑える最新の方法を取り入れています。
手術、化学療法、外来での長期のフォロー、緩和ケアなどの一貫したがん診療を当科が責任をもって行っています。


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診療実績

 
2013年度
2014年度
2015年度
2016年度
2017年度
2018年度

近日公開予定
総手術件数(全麻件数)467(348)494(365)574(416)525(383)540(397)統計中
主な手術件数食道-----統計中
胃・十二指腸(鏡視下)9(2)8(1)14(2)22(4)15(7)統計中
大腸(鏡視下)47(14)36(8)57(26)53(39)59(49)統計中
21954統計中
胆石・胆のう炎(鏡視下)48(42)54(48)49(45)53(48)51(48)統計中
1-21 統計中
肛門疾患(痔・直腸脱)614383109103統計中
虫垂炎(鏡視下)18(1)27(2)33(9)20(7)21(15)統計中
ヘルニア(鏡視下)8492104(10)92(10)95(10)統計中
腸閉塞・腹膜炎(鏡視下)15(3)20(4)22(1)16(1)27(5)統計中
甲状腺11131459統計中
乳腺5063755981統計中
末梢血管744101統計中


スタッフ紹介

氏名
役職
専門領域・専門医
伊藤 孝
(いとう たかし)
副理事長
病院長
専門:一般外科
日本人間ドック学会 人間ドック健診指導医
日本外科学会 認定医
丸尾 祐司
(まるお ゆうじ)
副院長
専門:消化器外科(主に上部消化管)
日本外科学会 外科専門医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医
日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
芹澤 淳
(せりざわ あつし)
部長専門:乳腺外科、甲状腺外科、消化器外科(肝臓外科)
日本外科学会 外科専門医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医
日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
日本乳癌学会 乳癌認定医
那須野 寛也
(なすの ひろなり)
副部長専門:消化器外科、大腸肛門病、内視鏡外科
日本外科学会 外科専門医
日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医・指導医
上原 隆志
(うえはら たかし)
医長専門:上部消化管外科
日本外科学会 外科専門医
吉田 直樹
(よしだ なおき)
医長専門:乳腺外科一般
日本外科学会 外科専門医
日本乳癌学会 乳癌認定医
佐藤 太一
(さとう たいち)
医長専門:消化器外科、大腸肛門病、内視鏡外科
日本外科学会 外科専門医
日本大腸肛門病学会 大腸肛門病指導医・専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡指導医・専門医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医
日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
飯野 一郎太
(いいの いちろうた)
医長専門:上部消化管外科
日本外科学会 外科専門医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医
日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
眞野 勇記
(まの ゆうき)
医長日本外科学会 外科専門医
日本脈管学会 脈管専門医
矢部 雅己
(やべ まさみ)
健診センター所長 


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(専門外来)血管外科「動脈・静脈・リンパ管に関わる疾患は広範囲に対応可能です」

医長 眞野 勇記
(日本外科学会 外科専門医 日本脈管学会 脈管専門医)

高齢社会の到来に伴い、動脈硬化や血栓症、静脈瘤、下腿浮腫など、脈管(動脈・静脈・リンパ管)疾患は今後ますます増加すると言われておりましが、それらの疾患を総合的に診療できるのが血管外科です。ただ、ニーズに対してまだまだ少なく、当科が地域医療に貢献できる領域は大きいものと考えております。
血管外科は、「外科」の名を冠してはおりますが、脈管疾患に対する総合診療科であり、診断から治療戦略のマネジメント、そして治療までを一貫して行える診療科です。治療に関しましても薬物治療や理学療法といった内科的治療から、バイパス手術などの外科的治療、低侵襲である血管内治療など、多くの治療メソッドを有しており、それぞれの症状に応じて最適な治療法を選択することができるものも他科にはない血管外科の強みといえます。微力ではありますが、脈管疾患で悩まれる患者さまの一助となれるよう、取り組んでまいる所存です。足のむくみなどの症状でもお気軽にご相談ください。

医長 眞野 勇記


ABI検査
(足関節上腕血圧比)

SPP検査
(皮膚還流測定)


ANGIO検査
(血管造影検査)

■主たる疾患:腹部大動脈瘤、静脈瘤、 血栓性静脈炎、 深部静脈血栓症、末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症、バージャー病)、 末梢動脈瘤、バスキュラーアクセス管理

■具体的な症状→むくみ、手足の冷え、しびれ、痛み、痛みによる休みやすみの歩行、静脈の怒張や発赤、特に夕方に強い足の腫れ、夜間の足のつり(こむら返り)、足部・下腿の潰瘍


血管外科は腹部大動脈瘤、末梢動脈閉塞、下肢静脈瘤などの疾患を扱います。
動脈疾患の患者さんはさまざまな合併症をお持ちの方が多いため、治療の適応を十分考慮した上でバイパス手術やステント治療を行います(ステント治療では専門医にご紹介することもあります)。
下肢静脈瘤に対しては通常の高位結紮・ストリッピング術、硬化療法に加え、重症例については内視鏡を用いた手術(SEPS:内視鏡下筋膜下穿通枝切離術)を行っています。

当院「透析センター」とも連携し、PADのリスクの高い透析患者さんは、積極的に下肢び血流評価(spp:皮膚還流圧測定)を行い、早期発見・治療につなげております。また、LDL吸着療法や透析用血管アクセス(シャント等)の管理(作成手術・トラブル対応)も行っています。


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