グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ


緩和的放射線治療


緩和的放射線治療

放射線治療は腫瘍を小さくすることが主な効果ですが、がんのつらさの原因を抑え、様々な症状を軽減する効果もあります。痛みをはじめとする身体症状の改善やQOL(生活の質)の向上を目的として放射線治療を選択することができます。

緩和ケアにおける放射線治療の役割

1. 痛みをやわらげる
痛み止めの薬と放射線治療を組み合わせることで大きな治療効果が得られます。
約60-90%の症例で痛みの緩和が期待できます。

2. 腫瘍を小さくする
症状の原因となる腫瘍を小さくすることで、症状をコントロールすることができます。

放射線治療の対象となる主な症状

主な症状 主な原因・部位(例)
痛み・骨折 骨転移
痺れ・麻酔・歩行困難 骨転移に伴う脊髄圧迫
呼吸困難 肺癌による気道狭窄・閉塞
飲み込み困難 食道がんによる通過障害
視力低下 眼周囲腫瘍の神経圧迫
頭痛、めまい、吐き気等 脳転移
上大静脈症候群 肺癌
出血 消化器がん・皮膚転移・皮膚浸潤

骨転移への放射線治療

放射線治療前
腫瘍により骨が溶けて、強い痛みがある状態です。

放射線治療実施
周囲の影響が少なくなるよう、正確に治療します。

放射線治療後
痛みはやわらぎ、患部の骨が再骨化してきました。

脳腫瘍への放射線治療

放射線治療前
転移した脳腫瘍が確認できます。
手術で取り除くには侵襲が大きいです。

放射線治療実施
腫瘍に集中して放射線をあてます。
負担が少ないので外来通院が可能です。

放射線治療後
放射線治療の効果で腫瘍が消失しました。 

PAGETOP