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がんゲノム医療・がん遺伝子パネル検査


当院は、がんゲノム医療連携病院としてがんゲノム中核拠点病院である静岡県立静岡がんセンターと連携し、がんゲノム医療を推進しています

がんゲノム医療とは

がんゲノム医療とは、遺伝子情報に基づくがんの個別化治療の1つです。
主にがんの組織を用いて、多数の遺伝子を同時に調べ、遺伝子変異(※1)を明らかにすることにより、一人一人の体質や病状に合わせて治療などを行う医療です。

(※1)遺伝子変異:細胞の中の遺伝子がなんらかの原因で後天的に変化することや、生まれもった遺伝子の違いのこと

がん遺伝子パネル検査とは

「がんゲノム医療」として、多数の遺伝子を同時に調べる検査である「がん遺伝子パネル検査」(がんゲノムプロファイリング検査)を行います。この検査は患者さんの遺伝子を調べることで、患者さんに合う薬があるかどうかを調べる検査です。

がんゲノム外来

当院では複数の科の医師、看護師、臨床検査技師、薬剤師など多職種による外来を設立しました。
外来は、主治医からの紹介で受診していただき重要事項を丁寧に説明し、十分にご理解いただいた上で検査に進みます。得られた結果をがんゲノム医療の専門家集団によって十分に検討した上でわかりやすくご説明いたします。
最終的な治療方針は、患者さんと主治医との相談で決定します。現段階では遺伝子変異に基づく治療薬投与が行われる患者さんは10~15%程度とされており、決して高い割合ではありません。今後がんの遺伝子情報の集積やそれに基づく新薬の開発が進めば治療薬が見つかる割合は高くなると期待されます。

がんゲノムについてはこちらをご参照ください

当院で受けられる検査の種類

FoundationOne® CDx
(保険診療)
がんの組織を使用して、がんに関連した324遺伝子の変異について調べます
FoundationOne® Liquid CDx
(保険診療)
血液を使用して、がんに関連した324遺伝子の変異について調べます
※がん組織の採取が困難な場合やがん組織を使用した検査で結果が
得られなかった場合に実施します
OncoGuide™
NCCオンコパネルシステム
(保険診療)
がんの組織と血液を使用して、がんに関連した114の遺伝子の変異に
ついて調べます
※注意1)検査の種類によっては、患者さんのがんに関わる遺伝子の変異以外にも、ご家族(血縁者)のがんの発生に関わる可能性のある遺伝子変異が見つかる場合があります。
※注意2)当院では自費診療のがん遺伝子パネル検査は実施しておりません。

検査費用

検査費用は、検査実施料(検査日に44,000点 ※3割負担で132,000円)と検査診断・説明料(結果説明時に12,000点 ※3割負担で36,000円)の2回に分けてお支払いいただきます。
尚、検査費用は保険診療になりますので、患者さんの負担は保険証の負担割合となりますのでご注意ください。
高額療養費制度の対象になります。
検査に提出しても、最終的なレポート作成ができない場合がありますが、その場合も同額となります。

※注意1)上記費用は検査のみの費用です。ほかに診察料(初診、再診)がかかります
※注意2)検査結果で有効な治療情報が得られなかった場合でも、上記検査費用はお支払い頂きます
※注意3)遺伝性腫瘍が見つかった際の遺伝カウンセリング費用は別途必要です

受診を希望される方へ

当院で治療中の患者さんは、主治医にご相談ください。
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