当院は、日本で初めて承認された整形外科におけるロボティックアーム手術支援システム「Mako(メイコー)システム」を2024年3月に導入しました。
「Makoシステム」の導入は静岡県では当院が初となります。
「Makoシステム」の導入は静岡県では当院が初となります。
コンピューター制御された「機械の腕(アーム)」のことで、自動で動くものや人が操作して動かすものなどがあります。
この先進テクノロジーを使った人工股関節置換術用のロボティックアームは、医師が操作をして動かすもので、傷んでいる骨を削ったり、人工関節(インプラント) の正確な設置をサポートします。
この先進テクノロジーを使った人工股関節置換術用のロボティックアームは、医師が操作をして動かすもので、傷んでいる骨を削ったり、人工関節(インプラント) の正確な設置をサポートします。
人の手のようにぶれることがなく、正確に動き、また止まることです。人工関節置換術に使用するとナビゲーションで計画した通りに手術器具を移動することができ、人工関節の固定も正確な角度で設置することが可能になります。
このロボティックアームは、少しでも計画から外れた動きをしようとすると停止します。身近なものに例えると車の自動ブレーキのようなもので、治療計画にない動き、つまり、削る必要のない部位にさしかかったり、インプラント設置の位置がずれたりすると停止する仕組みになっています。
ナビゲーションシステムとあわせて使用することで治療計画通りの安全かつ正確な手術を可能にします。
このロボティックアームは、少しでも計画から外れた動きをしようとすると停止します。身近なものに例えると車の自動ブレーキのようなもので、治療計画にない動き、つまり、削る必要のない部位にさしかかったり、インプラント設置の位置がずれたりすると停止する仕組みになっています。
ナビゲーションシステムとあわせて使用することで治療計画通りの安全かつ正確な手術を可能にします。
低侵襲で正確な手術を支援することにより、早期の機能回復による入院期間の短縮と合併症の低減が期待できます。1,4,5)
合併症の低減として、人工股関節全置換術では脱臼率の低下および出血量の減少、人工膝関節全置換術では軟部組織に対する安全性担保、術後疼痛の軽減が期待できます。1,2,3,6,7)
合併症の低減として、人工股関節全置換術では脱臼率の低下および出血量の減少、人工膝関節全置換術では軟部組織に対する安全性担保、術後疼痛の軽減が期待できます。1,2,3,6,7)
膝関節の場合
股関節の場合
手術イメージ動画
人工膝関節置換術CG
人工股関節置換術CG
(動画提供:日本ストライカー株式会社)
聖隷三方原病院整形外科では、2024年4月より人工股関節・膝関節の手術において、ストライカー社Makoを用いたロボット支援手術を開始致しました。
人工関節手術は既に半世紀近い歴史があり、先人達が様々な工夫を加えて進化してきました。
人工関節手術で使用するインプラントも自動車と同じく工業製品なわけですが、その運用も同様に進化を遂げてきました。
当初の人工関節手術は、まず術前にレントゲン写真を用いて設計図を作成し、それを元に実際の手術を行うものでした。これは即ち、旅行前に地図を確認して計画を練り運転に臨む行為に例えることができます。
それから術中ナビゲーションが登場し、今自分が関節のどの部分の処置を行なっているかをリアルタイムで確認しながら手術が行えるようになりました。これは文字通り、ナビゲーションを用いて自動車を運転している状況と同じです。
そして手術支援ロボットの登場により、自身の位置が確認できるだけではなく、関係のない臓器から遠ざけて損傷を防ぎ進むべき方向へ器械が誘導して、より安全に正確に手術が遂行できるようになりました。これは自動車で例えるなら、自動ブレーキやレーン逸脱防止機能によって、より安全性・正確性が担保された状況に例えることが出来ます。
人工関節手術は既に半世紀近い歴史があり、先人達が様々な工夫を加えて進化してきました。
人工関節手術で使用するインプラントも自動車と同じく工業製品なわけですが、その運用も同様に進化を遂げてきました。
当初の人工関節手術は、まず術前にレントゲン写真を用いて設計図を作成し、それを元に実際の手術を行うものでした。これは即ち、旅行前に地図を確認して計画を練り運転に臨む行為に例えることができます。
それから術中ナビゲーションが登場し、今自分が関節のどの部分の処置を行なっているかをリアルタイムで確認しながら手術が行えるようになりました。これは文字通り、ナビゲーションを用いて自動車を運転している状況と同じです。
そして手術支援ロボットの登場により、自身の位置が確認できるだけではなく、関係のない臓器から遠ざけて損傷を防ぎ進むべき方向へ器械が誘導して、より安全に正確に手術が遂行できるようになりました。これは自動車で例えるなら、自動ブレーキやレーン逸脱防止機能によって、より安全性・正確性が担保された状況に例えることが出来ます。
ロボットが全てオートマチックで手術を行うわけではなく、あくまで医師との共同作業ではありますが、周囲の軟部組織への影響を最小限にできるため、患者さんの術後疼痛の軽減や離床までの期間短縮など、様々なメリットの報告があります。
現在は人工膝関節・股関節のみの対応ですが、人工肩関節や脊椎領域への開発も行われており、今後も様々な領域への対応が期待されます。
ご興味がある方はぜひ遠慮なくお尋ねください。
現在は人工膝関節・股関節のみの対応ですが、人工肩関節や脊椎領域への開発も行われており、今後も様々な領域への対応が期待されます。
ご興味がある方はぜひ遠慮なくお尋ねください。