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「こどもたちの未来へ投資」

お子様のご入園おめでとうございます。
定員160名の聖隷こども園めぐみは、今年度4月スタートは83名です。待機児童が多いとされる0.1歳児は定員以上の人数が入園しました。待機児童問題は今後もどのように解決していくのか、皆さんも入園が決まるまできっとご心配されていたのではないでしょうか。合わせて保育士不足問題もあります。スペースはあっても保育士定数が足らないために受け入れができない状態の園も多くあると聞いています。
誰もが安心して子育てができる環境が、今、日本社会に求められています。それは日本の未来への投資でもあるのです。
今を生きている子どもたちの未来が豊かであるためには、私たち大人が、保育者が子どもたちを今しっかり育ててこそ、豊かな未来があるのです。そうした意味でも私たち大人の、保育者の責任の大きさを改めて感じます。
和合せいれい里の中は、自然がとても豊かです。昨年私はめぐみ保育園に赴任した時、桜が満開でした。磐田から約1時間の通勤の疲れも和合の桜の花に出会ったらいつの間にか忘れていました。そして季節が変わっていくごとに自然の豊かさを実感できました。調整池やそばを流れる川では、ざりがに、鴨、キジ、かわせみ、ほたる、とんぼ、せみ、めだかなどに散歩にでたらいつでも出会うことができます。りすも時々素早い動きですが注意してみていると見ることができます。また竹の子、毬栗、どんぐり、まつぼっくりなどは身近にあり、木々の茂った森はトトロがでてきそうで想像を膨らめてくれます。きっとまだまだ私の知らない自然がここには隠れているのではないかと思います。
旧約聖書の創世記の天地創造では神さまの『ひかりあれ!』から光と闇に分けられ、空、陸、海が創られ、そこに住む生き物をそれぞれに創られたとあります。
聖隷こども園めぐみの建物も1階が海、2階が陸、3階が空としてお部屋の名前もそれにあったものをつけてみました。階段を上っていくと海から陸、空へと上っていくようになっています。お気づきでしたか?
遊具も園庭だけでなく、自然を利用して自然の中で遊びができるように園庭の向こう側に設置しました。
またここには子どもだけでなく高齢者の方々をはじめ何らかの障碍をお持ちの方も生活していらっしゃいます。そうした自分と違った色々な方々とのふれあい、交流はこの子たちがこれから生きていくための力になればいいなあと思っています。
私たちもここで与えられた環境を生かして、子どもたちの未来が豊かなものとなりますよう職員一同、保育という投資を子どもたちにしていこうと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。