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整形外科 大田 光俊(医師):第11回最小侵襲脊椎治療学会(MIST学会) 会長アワード・一般演題部門を受賞

2021年10月29日~30日に東京で開催された、第11回最小侵襲脊椎治療学会(MIST学会)で、仙骨(せんこつ)骨折の固定手術に関する発表を行い、会長アワードを受賞しました。

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第11回最小侵襲脊椎治療学会(MIST学会) 会長アワード・一般演題部門を受賞して(外部リンク:千葉大学大学院医 学研究院 整形外科学)




今回、受賞した仙骨(せんこつ)骨折についての診断と治療方法を紹介いたします。

その痛み・しびれは脆弱性骨盤骨折(仙骨(せんこつ)骨折)が原因かもしれません

近年は、骨粗鬆症による脆弱性骨盤骨折(仙骨(せんこつ)骨折)が急増しています。

恥骨(ちこつ)や坐骨(ざこつ)の骨折は従来から比較的多くありましたが、実は同時に仙骨(せんこつ)も骨折しているケースが非常に多いことが分かってきました。仙骨(せんこつ)は骨盤の一部ですが、脊椎の土台部分に位置し、体を支えるのに非常に重要な役割を果たす骨です。
恥骨(ちこつ)や坐骨(ざこつ)といった骨盤の他部位の骨折はレントゲンだけでも比較的診断がしやすいですが、仙骨(せんこつ)骨折に関してはレントゲンでの診断が難しく、CTやMRIによる精密検査が必要となることが多いことも特徴です。

症状は腰痛、臀部(でんぶ)痛、股関節痛、下肢のしびれなど多彩で、腰の病気や股関節の病気と良く似ています。保存治療が原則ですが、強い痛みによりリハビリが進まない方には体力が衰えて寝たきりにならないよう、手術をお勧めする場合があります。

当院では仙骨骨折の治療に積極的に取り組んでおり、独自の手術を行っています。
骨盤の中だけで骨折部を強固に固定できる優れた方法で、通常手術翌日から歩行訓練を開始できます。

お困りの患者さまがいらっしゃいましたら、ぜひ整形外科にご相談ください。

整形外科 主任医長 大田 光俊

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