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血液検査・尿検査



血液検査・尿検査

受付にあたってのご注意

1. 以下に該当する患者さんは採血前にお申し出ください。
  • 消毒薬、テープにアレルギーをお持ちの方
  • 血液透析中でシャントを造設されている方
  • 乳房切除手術を受けられた方
  • 採血をしたときに気分が悪くなったことがある方
  • 採血を行うことに不安や心配がある方
2. 以下の検査がある方は自動受付機で受付ができませんので、外来予定表を70・71番窓口へお出しください。
  • 心電図・超音波・脳波・肺機能(肺活量)などの生理検査
  • 蓄尿検査
  • 喀痰検査
  • 便検査

受付から検査までの流れ

血液検査

  1. 自動受付機に診察券を入れるか、外来予定表のバーコードを読み取り位置にかざしてください。
  2. 出力された整理券をお受け取りください。
  3. モニターに整理券の番号が表示されましたら、採血室の中にお入りください。
  4. 外来予定表と整理券を持ち、採血室中待合で座ってお待ちください。
  5. 検査技師がお名前をお呼びします。
  6. 気分が悪くなったときや、しびれ・強い痛みがあったときはお申し出ください。
  7. 採血後はもまずに、5分間圧迫し、止血してください。
尿検査

  1. 自動受付機に診察券を入れるか、外来予定表のバーコードを読み取り位置にかざしてください。
  2. カップ出口から検尿カップをお持ちください。
  3. 尿を採ったカップを、トイレ内の窓口にお出しください。

採血管の種類とその違い

血液検査では、貧血、炎症の程度、肝機能などのさまざまな項目を調べることができます。
その調べたい項目により、採血に用いる採血管の種類が異なります。

Q.なぜ、1種類の採血管で検査できないの?

検査する項目には、血液を凝固させて検査するものと、凝固すると検査できないものがあり、検査項目によって、採取した血液(全血)・血漿・血清を使い分けます。
採血管には、血液が固まらないようにする薬(抗凝固剤)があらかじめ入っているものとそうでないものがあるため、検査項目によっては数種類の採血管での採血が必要となります。

Q.血液が固まらないようにする薬(抗凝固剤)ってどんなものがあるの?

調べたい項目によって、採血管に入っている抗凝固剤の種類が異なります。
抗凝固剤の種類

抗凝固剤 主な検査項目
EDTA 赤血球、白血球などの血球の計数
クエン酸 凝固系検査
フッ化ナトリウム 血糖検査
ヘパリン 血液pH、電解質
主な採血管の種類

検査結果の見方

グリコアルブミンについて

当院では、2018年9月14日から血中グリコアルブミンの院内測定を開始しました。
グリコアルブミンとは、血中に存在するタンパク質のうちアルブミンとブドウ糖が結合した物質であり、血糖コントロール指標(一定期間の血糖値の平均を反映している指標)として用いる検査項目です。
   
以前から院内で測定しているHbA1cとはどのような違いがあるのでしょうか。
グリコアルブミンは、HbA1cよりも血糖コントロールの変化を迅速かつ俊敏にとらえることができます。例えば、糖尿病の治療効果判定など厳格なコントロールが必要なときの血糖コントロール指標として有用であり、高血糖状態である食後においてもHbA1cに比べ血糖状態をより正確に把握することができます。また肝臓や腎臓の重篤な機能障害の影響を受けにくいため、このような病態での血糖コントロール状態の把握にはHbAlcに比べ、より実用的です。
血糖コントロール指標とは

血糖コントロールとはある一定期間の血糖値の平均を反映したもので、血糖値の反映期間は項目によって異なります。普段から血糖値が高い人はHbA1cやグリコアルブミンなどの血糖コントロール指標値も高くなり、血糖値が低い人は血糖コントロール指標値も低くなります。
そのため検査前に食事を控えた場合、当日の検査結果で血糖値が下がることはあっても一定期間の血糖値の平均を反映しているHbA1cやグリコアルブミンを下げることは難しいです。同様に検査直前にたくさん食べ過ぎてしまった場合でも、血糖値は上がることはあっても影響はありません。
測定項目 血糖検査 HbA1c グリコアルブミン
当院の基準値 73~109 mg/dL 4.9~5.9 % 11~16 %
検査の目的 糖代謝の評価 血糖コントロールの評価 血糖コントロールの評価
糖尿病の診断 糖尿病治療効果の確認など
血糖値の反映期間 採血時の血糖の状態  約3ヶ月前から採血時まで 約17日前から採血時まで
採血直前の食事の影響 あり なし なし
※医学書院 臨床検査データブック(2019-2020)参照

糖負荷試験について

75gOGTT(75g oral glucose tolerance test)

糖尿病の診断を目的として行う検査のひとつです。
糖尿病が疑われる患者さんに対し、8時間以上の絶食後75gのブドウ糖を含む炭酸水を飲んでもらい、一定時間経過後の血糖値から糖尿病が存在するかどうか判断する方法です。
以下の手順で検査を行います。
  1. 空腹のまま採血し、血糖値を測定する
  2. 75gのブドウ糖を含む炭酸水を飲む
  3. ブドウ糖負荷後30分、60分、90分、120分後に採血し血糖値を測定する(負荷後の採血時間は患者さんによって異なります)
最後の採血が終わるまで飲食は禁止です。また検査中は激しく動いたりせず、安静にし、禁煙とします。

50gGCT(50g glucose challenge test)

妊娠糖尿病のスクリーニングとして行います。
50gのブドウ糖を含む炭酸水を飲んでもらい、60分後に採血し血糖値を測定します。
60分後の採血が終わるまで飲食は禁止です。また検査中は激しく動いたりせず、安静にし、禁煙とします。

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