2012年4月1日、当院は「ダ・ヴィンチS サージカルシステム」(米国インテュイティブ・サージカル社製)を導入しました。静岡県西部では1台目となる最先端の内視鏡手術支援ロボットです。(国内43台目)
その後2021年1月には「ダヴィンチXi サージカルシステム」を導入し、より幅広い低侵襲手術が可能となりました。
その後2021年1月には「ダヴィンチXi サージカルシステム」を導入し、より幅広い低侵襲手術が可能となりました。
手術支援ロボット「ダヴィンチXi」は、ロボット部と操作部、助手用のモニター等で構成されるシステムで、ロボット部には先端に鉗子やメス、内視鏡などを取り付ける4本のアームが装着されています。手術者は、ケーブルでつながった操作台に座り、鮮明な3D(立体)画像を見ながらロボットアームを遠隔操作して、切除や縫合などの手術を行うことができます。
内視鏡を使って肉眼では見えない場所や狭い部位まで自由に拡大して確認することができる上に、人間の手による執刀と比べてロボットアームの方が精巧で緻密な動きが可能であるため、従来の腹腔鏡手術ではできなかった操作ができるようになり、患者さんへの負担も少なく(傷口が小さい、術後の痛みが少ない、出血量が少ない等)、手術がよりスムーズで安全に行えるようになったこと等が挙げられます。
当院では、呼吸器外科・泌尿器科・消化器外科によるダヴィンチXiでの手術を行っています。今後も手術支援ロボットの保険適用の拡大が期待されています。
操作のようす
操作風景
- 呼吸器外科:年間約20例
- 泌尿器科:年間約80例
- 消化器外科:年間約30例
世界における実績(2021年末現在) | |
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システム導入台数 | 6,700台以上 |
累積症例数 | 10,000,000例以上 |
年間症例数 | 1,500,000例以上 |