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認定看護師

認定看護師とは

認定看護師は5年の実務経験のあと7ヶ月の教育を受け認定試験に合格し得られる資格です。
「実践」「指導」「相談」の3つの役割を持ち、それぞれの分野で専門的知識・技術を発揮し活動しています。
個々の活動のほかに、感染対策チーム・糖尿病チーム・緩和ケアチーム・栄養サポートチーム・認知症ケアチームなど他職種とのチームワークにより生み出される価値のある医療サービスを利用される方々に提供します。


このページの目次


緩和ケア認定看護師

原 磨美
緩和ケアとは、心と身体のつらさを和らげ、患者さんやご家族が自分らしく生きることを支えるケアです。
がんと診断されたその時から、病気と共に生きる過程で生じる心や身体のつらさを持つ患者さんやそのご家族ひとりひとりの想いに寄り添い、支援することが緩和ケア認定看護師の役割です。
患者さんがご家族や周囲の方々との時間を大切に過ごして頂けるよう、医師をはじめとする他職種連携のもと、外来や病棟において、病気による身体症状や、化学療法中の副作用など治療によって生じる不快な症状の緩和のほか、告知を受けた後の気持ちの整理や治療方針決定の為のお手伝い、治療や今後の経過への不安を和らげる心理的サポートなどを行っています。



糖尿病看護認定看護師

水野 信子
日本では、年々、糖尿病有病者数が増加しており、糖尿病が強く疑われる方が約1000万人と推計され増加の一途をたどっています。
更に超高齢化社会も加速しており、それにより糖尿病患者様の高齢化や高齢になってから糖尿病を発症する患者様が増加している現状もあります。
 糖尿病は、放置すると様々な合併症を引き起こしてしまうため、生涯にわたり食事や運動、薬物療法などの治療を行い、自己管理をしていかなければならない病気です。糖尿病を持ちながら、毎日の生活の中で自己管理を行っていくことは大変なことだと思います。
 糖尿病患者様が、糖尿病を持ちながら、毎日の生活をその人らしく過ごしてもらえることを目標に、患者様に合った方法を一緒に考え、看護を提供しています。
 また、私が所属している糖尿病チーム委員会では症例検討や勉強会等、患者会ではウォーキング等のイベントを糖尿病療養指導士や他職種と連携を図りながら活動を行っています。


感染管理認定看護師

佐藤 美由紀
感染防止対策は患者さんと家族、院内で働くすべての人たちを感染から守るために必要な対策です。感染管理認定看護師は医療安全管理室の感染管理担当者として専従で活動しています。活動内容は感染制御チーム(ICT)や抗菌薬適正使用支援チーム(AST)として医師・薬剤師・検査技師とともに院内のラウンドや抗菌薬が適正に使用されているかカンファレンスを実施しています。職場で感染対策に悩んだり困ったりしたときは相談を受け解決方法を一緒に考えることも役割の一つです。感染防止は感染管理認定看護師一人だけではできません。皆様が安心して当院を利用していただけるよう、すべての職種と協力しチームワークにより医療関連感染の低減を目標に活動していきます。



皮膚・排泄ケア認定看護師

澤戸 瑠美
皮膚・排泄ケア認定看護師の役割は、健康を害した皮膚ならびに皮膚障害のリスクが高い脆弱や菲薄な皮膚に対するスキンケアを中心に、褥瘡などの創傷管理を行うことです。また、ストーマ、失禁等の排泄管理、患者の自己管理およびセルフケア支援、スタッフの教育なども行っています。

創傷管理では、褥瘡回診を1週間に1回、形成外科医師・薬剤師・栄養士・理学療法士など他部門のスタッフと共に行い、栄養管理やポジショニングなどについて、患者さんの褥瘡治癒に向けたディスカッションを行っています。院内褥瘡発生を起こさないために、病棟スタッフと協働して適切な体圧分散寝具の選択や予防に力を入れることも重要な役割のひとつです。

ストーマ(人工肛門・人工膀胱)を造設される前に、ストーマの位置決めを医師と共に行っています。ストーマの位置は、患者さんの体型や腹壁の状況、日常生活、活動や職業などに配慮し、ストーマ保有者のセルフケアがしやすい位置を選択しています。さらに患者さんが、安心して手術を受けられるためのお手伝いとして、順調に身体的・心理的・社会的な適応ができ、ストーマ造設前の生活をめざすための支援などを行います。

高齢化社会となり、加齢による身体機能の低下などにより、便・尿失禁を伴うことで社会生活を制限し、家に引きこもってしまう可能性を持つ方々にも注目しなければなりません。この排泄障害による精神的苦痛を軽減し、個人の尊厳を保ち、その人らしい生活を取り戻すためのケアを専門的な知識、技術を用いて援助していく場面も増えていくことと考えています。

病棟を回診していると、高齢者の脆弱な皮膚を目にすることがあります。皮膚がカサカサしていたり、腹部や背中の掻破の跡、どこかにぶつけたことで皮膚の皮が剥けたりなどの皮膚障害が多いと感じています。これらの高齢者の皮膚を守るべく皮膚障害発生のリスクを軽減していく必要があります。今後、皮膚の健康を損なった場合は健康を回復させる環境を整え、原因を取り除くスキンケアや予防に力をいれていきたいと思っています。私が大切にしていきたいことは、常に患者さん、ご家族の気持ちに寄り添って行ける看護を提供していくことです。



当院では、形成外科医と皮膚・排泄ケア認定看護師が褥瘡患者さんの治療ケアを行っております。
一般社団法人日本褥瘡学会のホームページでは、褥瘡受け入れ病院一覧を都道府県別に公表しており、当院も平成29年4月より褥瘡の外来診療(形成外科)と入院加療ができる病院として紹介されています。

日本褥瘡学会ホームページはこちら



脳卒中看護認定看護師

尾鷲 美帆
脳卒中は、脳出血、脳梗塞、くも膜下出血の総称です。
寝たきりの原因になる第1位の病気と言われています。
発症すると、運動麻痺や失語、高次脳機能障害などの後遺症が残ることも多く、その後の生活が大きく変化します。
脳卒中看護の専門性は、急性期・回復期・生活期を通して、人生の再構築に関わることです。
急性期では、障害を最小限に抑え、合併症予防や重篤化を回避することが重要となります。
臨床の場では、看護実践やスタッフ教育、脳卒中再発予防指導などを行っています。
また、NST(栄養サポートチーム)と連携しながら、摂食嚥下障害の患者さんへの支援にも関わっています。
活動を通して、脳卒中看護の質向上を目指し、患者さんが再び住み慣れた地域で障害と向き合い、自分らしい生活を送ることができるように取り組んでいきたいと考えています。


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