心臓血管センター内科心不全教育入院のご案内

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心不全とは

良い状況（上矢印）、悪い状況（下矢印）を
繰り返し悪い状況が続くと心不全になる原因
につながる

心臓の機能が悪いために息切れやむくみが起こり、だんだんと悪くなり生命を縮める病気です。

高血圧や糖尿病、肥満、動脈硬化などは、心臓の病気の大きなリスクです。
心筋梗塞、心筋症、弁膜症などいろいろな心臓の病気を引き起こし、心不全となります。

心不全は、良くなったり、悪くなったりを繰り返します。調子が悪くなったときは、
そのサインに早めに気づき受診することで、心臓へのダメージを最小限にとどめることができます。

心不全について動画が視聴できます！

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予防から最新診療ガイドラインまで、知って得する！聖隷健康講話シリーズ！
「あなたの息切れ、浮腫(むく)み、それ心不全ではありませんか？」
講師：院長補佐　兼　心臓血管センター内科部長　芦田和博医師

ご視聴を希望の方は、YouTubeチャンネル(こちらをクリックで移動)から
ご覧ください。

心不全教育入院とは

クリックするとパンフレットが
閲覧できます。

心不全教育入院とは、心不全を悪くしないためのコツを知ってもらうための入院です。
患者さま一人ひとりの状態に合わせたプログラムを提案し、心不全と上手に付き合いながら生活をする方法を学んでいただけます。

入院は4泊5日(火曜日入院－土曜日退院)で、その間に自己管理に必要な知識の学習と病状の評価を行います。

当院の教育入院では、以下の効果が期待できます。

・心不全による再入院を回避　
・減塩など食事改善
・適切な運動プログラムによる運動不足の改善
・飲んでいる薬の管理の仕方や薬の効能、副作用が知れる

心不全の治療を受けている方や過去に心不全で入院された方、ご自宅での療養で不安や心配ごとがある方には、この心不全教育入院をおすすめしています。
退院後は、外来にて教育入院で得た効果を継続できるようケアいたします。

パンフレット：印刷用にご利用ください

心不全教育入院パンフレット

入院開始までの流れ

心臓血管センター内科医との診察後、入院日時の決定、入院説明を行います。
　
外来は、平日の午前・午後、第2・4土曜日の午前に受付ています。
〈受付時間〉　午前8：30～11：00　午後1：00～3：00

心臓血管センター内科の毎月の休診、代診につきましては、外来診療担当表をご覧ください。

心不全教育入院の内容・費用

患者さま一人ひとりに合わせたプログラムを提案し、心臓に負担をかけない生活を学んでいただきます。
カウンセリングには心不全療養指導士*の資格を持った看護師が担当します。

	実施項目	内　　容	担当職種
1日目	カウンセリング	今までの生活を振り返り自分合った心不全との上手なつきあい方を一緒に考える	医師病棟看護師
1日目	リハビリ検査	心不全に対抗し得る筋肉量のチェック（握力・バランス・歩行測定など）	理学療法士
2日目	カウンセリング	心不全の症状、合併症について	医師病棟看護師
	栄養相談	おいしく簡単な減塩食の作り方	栄養課
	運動療法	筋肉量チェックの結果に合わせたリハビリプログラムの実施①	理学療法士
3日目	カウンセリング	日常生活での注意事項について	医師病棟看護師
	薬剤相談	飲んでいるお薬の効果や注意点	薬剤師
	運動療法	筋肉量チェックの結果に合わせたリハビリプログラムの実施②	理学療法士
4日目	カウンセリング	教育入院を通して学んだ知識の再確認や退院後の目標設定もしもの時に備えて【人生会議*】についてお話します	病棟看護師
5日目	退院（午前）	初回外来で退院後の生活について状況の確認を行います (入院時におこなった質問票にそったアンケートを行います)	外来看護師

*心不全療養指導士とは
　 2021年度から始まった新しい資格です。医師以外の医療専門職がもつ専門知識と技術を
　活用しながら、心不全患者に対して最適な療養指導を行うことができる資格です。
　当院には、横浜市内最多の心不全療養指導士9名が在籍しています。

*人生会議とは　
　もしものときのために患者さまが望む医療やケアについて前もって考え、家族、医療者と繰り返し話し合い、共有する取り組みのこと
　当院の人生会議の取り組みについては、こちら

心不全教育入院　概算費用(患者負担)

・1割負担：31,000円　(食事代含む)

・ 3割負担：81,000円　(食事代含む)

ハートサポートチームが患者さまをサポート

心不全の患者さまを支援する多職種で構成されたチームです。

心不全教育入院　患者さまの声

・自分が心不全という病気で、管理が必要なことを家族にも知ってもらえた
・心不全手帳をつけるようになって、食事内容を意識するようになった
・先生に従うだけでなく、自身で心不全について理解できて良かった

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