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修了生の声 第3期生(2008年3月修了)

2年間の卒後臨床研修を終えて ~研修医の感想~

伊藤 慎吾 2年間の研修を終えて

当院へ就職して2年が経ちました。さまざまな科で研修させて頂きましたが「自分ってだめだな~」と思うことの連続で、今思うと落ち込むことの方が多かった気がします。その反面、自分がしたことで患者様の状態が快方に向かったりしたときなどは、今まで感じたことのない充実感があり、この仕事の魅力と同時に責任の重さを痛感した瞬間でもありました。そして、疲れた時や落ち込んだ時に支えてくれた家族、研修医、研修スタッフの方々、友人、時に患者様その他大勢の人々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。中でも12人の同期の研修医には特別な思いがあります。この12人で本当に良かったと思います。それぞれ個性豊かで強いこだわりを持っていて、見習う点も多くて楽しく2年間過ごすことができました。医師としてまだまだ未熟で、今後もたくさんの人にご迷惑や苦労をかけると思いますが、昨日の自分より一歩でも成長できるように日々少しずつでも前進していければと思います。2年間支えてくれた方々、本当にありがとうございました。

[10年後の自分について]
仕事を楽しむことができていて、頼れる兄貴な存在になれるようがんばります。

岩田 典子 2年間を振り返って

思えばこの2年間、長いようであっという間でした。臨床とはどういうものなのか、自分なりに考えながらこの2年間を過ごすことができたように思います。知識ももちろん大事ですが、患者さん一人一人、その時々に見合った的確な治療方針が立てられることが、本当の意味で人を診るということなのだと気付きました。そして、医学的に妥当な治療が、倫理的に相反するものであるとき、その答えを出すのは非常に難しいことなのだということも思い知りました。そういった決断を迫られるたびにたくさん悩んできましたが、今後の自分の医者人生の中で必ず役に立つと信じています。ここまでこれたのも、辛い時いつも話を聴いてくれ、味方でいてくれた全ての方々のお陰です。深く感謝しています。 3年目は当院産婦人科で後期研修させていただきますが、自分なりの確固たるポリシーを持った医師になれるよう日々精進していきたいです。本当に有難うございました。

[10年後の自分について]
いい人見つけて結婚して子育てと仕事をうまく両立できていたらいいなあと思います。どのような形であれ、医師の仕事は出来る限り続けていきたいです。

魚森 俊喬 2年間を振り返って

医師を思い描いて21年、幼稚園時のアルバムに‘魚森病院をたてる’と書いた幼き自分がいる。そんな自分が、いつしか本気で医師を志し、2年前聖隷浜松病院に就職となった。夢を追い求め、理想の医師像を勝手に作り上げてきた私だが、全てまるで違う世界であった。それは、どこの科を回っても魅力的で、2年間では経験仕切れない程の知識や経験が転がっていたのだ。この文章を書きながらもその宝の山を残さまいと模索している。この二年、患者と向き合い・張り付き・見えて来た多くの出来事のおかげで、自分の考えや生き方は大きく変化したと考える。その成果を何年か先に実感出来るような医師になりたいと心から願っている。
二年間、私を温かく見守って下さった、研修医の仲間達・各科の先生方・医療スタッフに感謝してやまない。来年から私は順天堂練馬病院で外科を研修しにいく。都会という大きな海原にもまれながらも、当院で培った考えをフルに生かして頑張っていこうと思う。大学生の時からお世話になった聖隷浜松病院全体に感謝の意を称して振り返りの言葉とさせていただく。

[10年後の自分について]
家庭

北澤 宏展 2年間をふりかえって

指導して下さった先生方、病棟スタッフの皆様、研修センターのスタッフの皆様、同期のみんな、本当にありがとうございます。初めてここへ来たときのことが、昨日のように思われる一方で、あまりにも色々な出来事があった2年間でした。日々の仕事は忙しさのあまりにふりかえり、咀嚼し、反芻する時間もなく、消化不良な部分が多い毎日でした。忙しい毎日で、それぞれの人がそれぞれの立場から自己主張し、その中の最大公約数を見つけ出していくようなことが仕事だったように思います。そんな仕事をしながら、自分の知識や技術を磨いていくこと、成果はなかなか見えてこなかったですが、ひたすらそれを継続するような毎日だったと思います。来年からは、小児科医としてゼロからのスタートです。医師として、医療の中の知識や技術が未だに、そしてこれからも絶対的なものにはならない、なりえない中で、医者が医者として存在を許しえるのは、その医者が生涯努力し続けることにあると思います。若年、非才な自分であることを良く自覚し、日日の努力を続けていこうと思います。

[10年後の自分について]
まだまだ発展途上の小児科医師

木下 佳奈 研修生活を振り返って

この2年間は今までで一番、多くの人に出会い成長させていただいた期間であったと思います。
私は不器用で何事にも習得までに時間がかかるため、始めは出来の悪い自分が不甲斐なく、落ち込んでばかりでした。 しかし、同期や研修センターの方々・諸先生方・コメディカルの皆様・患者様・家族・友人などたくさんの人の支えにより、徐々に仕事に慣れ、楽しく充実した研修を送ることができました。私を取り巻く全ての人に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 これからも、感謝の気持ちを忘れずに誠実に人に接し、仕事に取り組んでいきたいと思っています。 そして、一人でも多くの患者様のお役に立てるよう日々精進していきたいです。 また、当院は患者様の事を第一に考え、全職員が一丸となって働いており、このような素晴らしい職場で働けている事を非常に誇りに思います。 今後もより良い医療を提供していけるよう頑張っていきたいです。

[10年後の自分について]
耳鼻科医として、第一線で頑張り、かつ、ほのぼのと充実した日々を送っている。

小濱 康明 (リーダー) 2年間の臨床研修を終えて

2年前、緊張と不安が入り混じった中、臨床研修が始まった。頼もしいが恐い上級医、何の根拠もないがすごく賢そうに見える同期の面々、慣れない遠州弁で話しかけてくる看護師、「せつない(?)、おおぼったい(?)」と訴えてくる患者。つい3日ほど前まで過ごしていた学生生活とは全く異なる生活環境が正直辛かった。
しかし一年経つと事情は変わるものである。まるで一年前の自分を見ているかのような後輩研修医がそこにいた。一年前の自分と変わらない、もしくは自分よりも優秀であろう後輩達に偉そうに講釈をたれる。一年前から考えると想像もつかないことを自分がしていた。
この2年間自分が何を得て、どれだけ成長できたかわからない。ただ自分がこれから医師として生きていく上での基礎は作れた気がする。今実感は全くないが、後になってここで研修してよかったと思えるようになりたい。2年間本当に多くの上司、同期、後輩の先生方、コメディカルの方々に支えられ、助けられ、いじめられ?成長できたと思う。感謝の気持ちで一杯です。

[10年後の自分について]
2kg減

佐藤 琢真 初期研修

この2年間、現状に満足できたことは1度もなかった。
知れば知るほど自分の無知にうんざりし、
出来る手技が増えるほど、それに伴う責任も感じた。
吐き気がするような緊張の場面。
穴があったら逃げ込みたいほどの失敗の数々。
しかし医師を目指してよかった。
そう思わせてくれたこの病院で研修してよかった。
本当にやりたい事を見つけられた。
尊敬できる多くの先生方、スタッフに出会えた。
大切な同期、後輩に恵まれた。
感謝の気持ちでいっぱいです。

[10年後の自分について]
謙虚に、勤勉に、野心をもって。

鈴木 歩実 2年間の研修を終えて

A:avoid the case B:behind the nurse C:call another doctor
初期研修初日に、救急外来でもうすぐ来る救急車を待つ間に教えてもらった、研修医のABCです。何もできなかったとしても、患者さんの診療を拒んだり、看護師さんの陰にかくれたり、他の先生にまかせて自分は逃げ出したり、ということはしないようにしよう、と思いました。
もうすぐ2年間の初期研修が終わろうとしていますが、まだわからないこと、できないことばかりです。ただ、これだけは守れていたような気はします。将来他科に進むと言っている全く知識のない研修医に、忙しい時間を割いて指導してくださった先生方、研修医の頼りなく無茶なお願いを聞いてくれ、時にアドバイスをくださった救急外来・病棟の看護師さんはじめコメディカルの方々、医者にみえない(よく言われてしまいます)研修医を主治医・担当医として受け入れてくれた患者さん方に感謝しています。ありがとうございました。
来年度からも整形外科の後期研修医としてよろしくお願いします。

[10年後の自分について]
明るく楽しく仕事ができているとよいなあと思います。

土屋 遥香 本当にありがとうございました

何も出来ず、何も知らず・・・何からやればいいかもわからずウロウロしていた1年目。ちょっとだけ自信がついたフリをしてみたかった生意気盛りの2年目。
『初期研修』というこの2年間、出会うことが出来た多くの患者さん。『研修医』である私達を守ろう・育てようとしてくださった研修センターの方々。『研修医』であることに甘えず『医師』であることの責任を教えてくださった各科の上級医の先生。社会人としても医師としても未熟な私達を、ハラハラ(時にはガッカリ)しながら支えて下さったコメディカルの方々。『コメディカル』に入るのかもしれませんが、朝早くから病院中を綺麗にして、ボ~っとした頭に気持ちよい挨拶を頂くお掃除の方々。・・・しいてつけ加えるなら,ホコリまみれ(もはやゴミまみれ)の研修医室で寝食を共にした1年目の先生と大切な同期達。
本当に多くの方々に支えられて、迷走しつつもそれなりに?2年間『医師』を続けることができました。まだまだ自分の基盤を築けたとは言えませんが、これから巡り会う多くの人に刺激を受けながら、最期自分が仕事を辞める時に『これが私のスタイル』というものにたどり着きたいと思います。
蛇足ですが、この2年間で多くの患者さんが亡くなる場面に立会いました。予期された死・突然の死・家族に見守られた死・ひとりぼっちの死・・・どんな形の死でも、ひとりの人間が長い年月をかけて築き上げた舞台に幕が降りる瞬間。中村勘三郎曰く、黒子は舞台の流れを知りその場の一瞬の空気を感じるセンスがなければ、幕を引けないのだそうです。自分が例え一時でも黒子なのだとすれば、とても難しいことだと思えてなりません。

[10年後の自分について]
*健診で『前回はこの体重ですが、今回はこれでよろしいですか?』と確認されない!
*地に足のついた医療をしていたい。・・・が、恐らくジタバタしていると思います。

豊崎 晶子(副リーダー) 2年間の研修を振り返って

希望と不安の入り交じった気持ちで、浜松の地を踏んでから早2年。初期研修は終わりを迎えようとしています。
この2年間でたくさんの経験をさせていただき、後輩もできて、なんとなく一丁前になった気分でいましたが、「この2年間で自信を持って行えるようになったことを述べなさい。」と言われたら、実は自信を持ってできることなど本当に少ししかなく、上級医の先生方に頼ってばかりいたことに気付き、恥ずかしくなりました。後期研修ではさらに責任がともなってくることを肝に銘じてより一層精進していかなければならないと、区切りを迎えた今、感じています。
しかし、この2年で自信を持って言えることは、「医師という仕事を選んでよかった、この病院を初期研修で選んでよかった」ということです。どの科を研修しても科毎に魅力があって、そしてその魅力を伝えてくれる先生方、スタッフの方々に恵まれて、幸せだったなと思います。また元気になっていく患者さんと話をして、上級医や同僚とその喜びを分かち合っているときはとても幸せで、この仕事を選んでよかったと感じることが出来ました。
最後になりましたが、お世話になりました先生方、スタッフの方々、研修センターの方々、2年間、本当にありがとうございました。

[10年後の自分について]
仕事、仕事ときどきライブ

早川 宜佑 初期研修を終えるにあたって

2年間の初期研修を終えるにあたり、まず頼りない自分を見捨てずに指導して下さった上級医の先生方、コメディカルの方、支えになってくれた同期、後輩にお礼を述べたいと思います。
こうして研修の終了を目前にしても果たして若葉マークはとれたのか、自分が2年前と比べて一体どの程度成長できたのか、自分が今どの位置にいるのかは未だに分かりません。しかし間違いなく言えることは、この期間が公私共に勉強の連続であり、常に切磋琢磨してきたという事でしょうか。その一方で、当院の手厚いシステムの下、研修医という保護された立場に甘え、慣れきってしまったという現実も認識しておかなくてはなりません。温室を出た時こそ真価が問われる時であり、今までにない厳しい風雨に曝される事になるでしょう。
お世話になった方々への恩へ報いるためには、一層の努力を続け、どこかで成長した姿を見せる事しかないと思っています。より高い所を目指し、現状に満足することなく探求を続けていきます。
2年間有難うございました。浜松は一生忘れられない場所になりそうです。

[10年後の自分について]
多分誰に会っても‘変わらないね’と言われる気がします。それが褒め言葉と思えるような自分であれば嬉しいです。

藤田 有香 研修医

2年前の4月。そこには医師とは名ばかりの何1つできない自分がいました。なんで医者なんかになったんだろうと思う毎日。それが今では、曲がりなりにも仕事を楽しいと思える瞬間が増えています。患者さんとの関係を作っていくことに大変さを感じながらも、楽しさと充実感を感じるようになっています。
この2年間、何を行うにしても、上級医の先生方が見守っていてくれている。直接の責任はかかってこない。すごく甘えた立場にいさせてもらいました。いろんなところで研修医という立場を利用して、気軽に質問をしいろいろ教えていただきました。「研修医」を十分に味わえたと思います。これから専門分野に進むことで、細分化された世界へ入っていきます。その環境にどっぷりとつかりながらも、視野を広く持ち続けたいです。今後の医師生活につながるであろう充実した研修でした。この2年間支えていただいた皆さんに深く感謝しています。

[10年後の自分について]
子育てに奮闘

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