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修了生の声 第7期生(2012年3月修了)

2年間の卒後臨床研修を終えて ~研修医の感想~

仲西 慶太(リーダー) 2年間の研修を通して

2年間の研修を通して、昔よりも確信をもって言えるようになった事がある。
「心身ともに健康であることがいかに幸せか」
当たり前の事ではあるが、それを日々意識するようになったのは医師として働き始めてからだろう。2年間の研修の中でたくさんの患者さんの診療をし、そしてたくさんの患者さんの最期を看取ってきた。救急科では将来有望な若者が外傷により急死する様を目の当たりにした。「死は遠い将来ではなく、常に近くに存在する」まだ2年間という短いキャリアの中で、経験豊富な指導医の先生方に比べると診療した患者さんの数は少ないが、その患者さん一人一人からたくさんの事を学ばせて頂いた。

人は健康に関して大変不安を感じる生き物だ。だから症状がなくとも不安を解消したくて夜間救急外来に来られる患者さんはたくさんいる。それも至極当然の事だろう。人生で楽しい瞬間を感じることが出来るのも、今健康な身体で生きているからだ。僕が中学生で医師になると決意した時に、同時にこのようにも思っていた。
「どんな仕事をするとしても、一度しかない人生を楽しみたい」
自分もそうだが、患者さんにも心身ともに健康であり、楽しく人生を過ごしてもらいたい。そのために医師として自分は何が出来るのか。常に自問自答しながら今後も一生、医師として歩み続けていきたいと思う。

最後に感謝の言葉を。各科上級医の先生方は勿論のこと、その他全てのスタッフの方々、研修センターの皆様には常日頃より温かく見守って頂き、本当にありがとうございました。そして同期のみんな、本当にありがとう。みんなのおかげで最高の研修、いや青春を送ることが出来ました。これからもよろしく。

〔10年後の自分について〕
いつまでも夢を持ち続け、楽しく人生を謳歌していたい。もし家庭が出来ていたら、息子に尊敬される親父になりたいなあ。目指せ、子供10人いる大家族!笑

藤田 寛奈(副リーダー) 【∞の感謝を】

浜松のことをほとんど知らずに就職し、将来像も曖昧なままに働き出した。当初の目標は「患者さんの心に寄り添える医師になりたい」。そうは言ってみたものの、もともと厳しい性格な上に目の前の仕事をこなすのに一杯いっぱい。できない自分がもどかしくて仕方なかった。
2年目になって少しは余裕を持てるようになり、多彩な科をローテすることで視野を広げることができた。また岩手県で貴重な経験をさせて頂き、やはり人間同士は難しく、奥深く、おもしろく、当初たてた目標はやはり自分の目指すところだと再確認できた。
医学のことは課題山積。きっとこれからも、知らないことばかり。そんな繰り返しなのだろうけれど、ここで楽しく、本当に楽しく過ごしてこられたのは仕事もプライベートも、楽しいことも辛いこともアホなことも分かち合った同期あってこそ。この出会いは何ものにも代え難い。わがままを時には許し、時にはしかってくれたみんなに感謝の気持ちでいっぱいだ。心の底から、ありがとう。

そして、いつも支えてくださった清水先生始め、優しく厳しい上司、先輩、同期、後輩、コメディカルの方々、本当にありがとうございました。皆様に支えられ、とても充実した2年間を過ごすことができました。少し貪欲さを無くしてしまったかもしれないですが、これからもがむしゃらさに、時にはゆとりを持って、成長してゆきたいと思います。

2年間本当にありがとうございました。来年も、どうぞよろしくお願いします。

〔10年後の自分について〕
循環器内科をしているのか、はたまた。。。きっとばたばたと忙しく働いていることでしょう。がむしゃらさは忘れずに、でも年相応の落ち着きは身につけていられるといいなぁ。。。

原田 崇史 2年間の研修を振り返って

研修生活が始まる前には「たくさん経験して、たくさん考えられようになる」とアバウトな目標をたてていましたが、今振り返るとたくさん経験はできたが、予想以上にあっという間に過ぎてしまい自分でじっくり考えることはできなかった気がします。
周りの人にたくさん支えてもらった2年間でした。
様々な科をローテートする臨床研修制度の中で、2年目のmotivationが低下している時に、ある先生が薦めてくださったスティーブ・ジョブスの演説の中での「今の時点で頑張っていることが関係ないことのようにみえても、後々につながっていく」といった言葉がとても心に残りました
後期研修からは今までよりも自分で考えて判断していく幅が広がっていくと思います。この2年間の研修での経験を元に頑張っていきたいと思います。
2年間通じて同期の11人にはお世話になり、研修生活を楽しく充実して過ごせた源でした。
研修生活を支えて下さった研修センターの方や、上級医、コメディカルの方には大変お世話になりました。ありがとうございました。

〔10年後の自分について〕
人生を楽しみながら過ごしていたい

藤田 周平 2年間を振り返って

誘惑に弱い(ノリの良い)性格。「気い知れた奴ばっかりの京都で研修したら、医者の身分に慢心して堕 落した研修生活になるんちゃうか。どうせなら荒波に揉まれる覚悟でまじめクンばっかりの‘ど’アウェイな研修病院に行こう!さすがにみんな勉強してたら僕もするやろー。」そんな他力本願よろしく作戦で2 0数年間慣れ親しんだ京都を飛び出し、神のお導きのままに浜松入りしたのはもう2年前のことです。

蓋を開ければ同期は良く言えば活発で社交的、悪く言えば馬鹿騒ぎ好きな仲良しクソ野 郎軍団で「あれ?こんなはずでは…」と、ある意味で期待を裏切られたのは遠い昔の記憶。このメンバーだから楽しいことも辛いことも共有してみんなで頑張ってこれたと言える、かけがえのない大切な財産です。

将来の進路は心臓外科に決めていたので、内科力を身につけることを意識して研修しました。100点にはほど遠いですが、春から違う土俵でも胸を張って総合診療してきます。また学会発表 や岩手での研修など有意義な経験をたくさんさせてもらい、本当に恵まれた初期研修でした。

個人的な反省は、追い込まれないと頑張れないことです。期限ギリギリで焦るシーンは毎回デジャブのようでした。そしてこの原稿も例外なく遅れてしまい、自戒のためお詫びの言葉で締めくくろうと思います。

ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。

〔10年後の自分へ〕
意地張って(?)しんどい世界に飛び込んだこと、後悔してませんか?きっと仕事より家族を大事にできる良いパパになってるんやろね。地位や名声にとらわれず、謙虚で優しいDr.でいてください。

岡田 聡 2年間を振り返って

学生時代部活に明け暮れていて、体力だけは自信満々の医者一年生は、12人の同期、厳しく優しい先輩医師、可愛い後輩たちに支えられ、この病院で医師としての2年間を過ごしました。中途半端は嫌い。ひとたび目標を設定したら全力投球の自分は沢山の人に心配をかけました。当直明けはみんなによく「大丈夫?」と心配された日々も懐かしく、もっと強くならないといけないなと反省する日々でした。
医師になって「本当に大切なもの」は何か?2年間常に自問自答しながら過ごしてきた気がします。目の前に患者がいたら一切の妥協はしまいと無理をして、結局それは患者さんのためにはならないんだと気付き愕然とした事や、重症だった患者さんが元気になって笑顔で退院していく姿を見て、人間の持つ力に勇気づけられたり、医療人として生きていく前に1人の人間であることもまた強く自覚しました。病棟から見えるきれいな夕日に心穏やかになりました。来年から東京の病院で働くに辺り、改めて26年間過ごした浜松が自分にとってどれだけ居心地のよい場所だったかも再認識しました。家族の有り難みを改めて感じました。
とにもかくにも、がむしゃらに、時々休憩しながら走り抜けた二年間はもう終わり。でも
どんな時も、どんな事も無駄な事なんてない、今頑張っていることが将来、きっと意味を成すということを信じてこれからも頑張っていこうと心に強く思うのです。

〔10年後の自分〕
外科医として日々慢心することなく医療に真摯に取り組み続けていたい。奥さんとたくさんの子供たちと楽しく暮らしている。同期の仲間と1年に1回は会って懐かしく酒を酌み交わしていたい・・なんてなったらいいなあ。

有田 卓人 二年間を振り返って

心に残る表情がある。
死に行く間際の患者さんとその家族、退院後にわざわざお礼にきてくれた患者さん、悪性腫瘍の告知面談での患者さん、なぜかキレている看護師さん、当直明けの岡ちゃん……。中でも自分を奮い立たせてくれた表情には笑顔が多かった。
研修を通して患者さんと接するとき、特に救急外来で、ひそかに試みていたことがある。
-1患者1笑顔-
それはとてもchallengingな課題だった。突然の不幸に笑顔を持たない方、意識すらない方、そもそも状況的に笑顔が許されない場面も多々あった。いったい自分に何が出来るか、そんな事を考えながら1人1人から笑顔を引きだそうとする中でたくさんの事を学ばせて頂いた。特に深夜の対応、自分の醜い部分との闘いだった。でもそんな自分と否応なく対峙する真夜中の救急外来が僕は好きだった。患者さんは何を求めているのか、professionalとは何なのか、そもそもこんな時間になんで僕は働いているのか。まだまだ答えは出ないが、ひよっこの研修医ながら色々なことを考える機会を頂くことができ、医学的な面だけでなく人間として成長できたように思う。医学的知識を持つのはもちろんのこと、患者さんから笑顔を引き出せるような、そんな医師を目指して今後も歩み続けて行きたい。
清水先生はじめ研修センターのスタッフ方、そして上級医、他職種の皆さん含めお世話になった全ての方々にこの場を借りて感謝します。ご迷惑ばかり掛けましたが、暖かく見守って頂き本当にありがとうございました。
最後に同期のみんなへ。最高の研修、思い出をありがとう。一緒に過ごしたこの2年間は何よりの財産です。

〔10年後の自分〕
Stay hungry Stay foolish!
家族に囲まれて静かな情熱を持ち続けていたい。
めざせ育児休暇取得!(笑)

清末 晶子 大好きな同期に、聖隷に感謝

研修が始まると、不安と緊張の毎日でした。テンパることが多く、テンパることをキヨると言われる始末。こんな私が2年間を乗り切れたのは、同期がいたからです。
2年間を振り返ると、11人の同期のことがまず浮かびます。4月に出会ってからは12人でいる事が楽しすぎて、この病院の良さは同期の良さなのだと自慢していた程です。ぶつかった事もあったけれど、今では全て大事な思い出です。中でもバディの海野Drの存在は大きく、海野Drがいたからこそ乗り越えられたものは数えきれません。心からありがとう。
そして多くの先生方との出会いに感謝です。清水先生を始め、目標となる先生方の下で研修した経験は、自分にとって大きな基盤となっているような気がします。
同期や環境に恵まれた2年間で自分の中に見つけたことは、入院患者さんと身近に接することが自分にとってとても楽しいこと。地域医療の大事さ、温かさ、いつか携わりたいと感じたこと。泌尿器科を目指す心に迷いがないことです。
聖隷から出ることは大変寂しいですが、2年間で感じたこと、学んだ事を今後、自分なりに実践できたらと思います。
本当に2年間ありがとうございました。

〔10年後の自分〕
10年後は泌尿器科の中でもこの分野は負けないという専門分野を極めていたい
教育に関わる仕事もいいです、地域医療にも携わっているとよりいいです。
プライベートは結婚して子供が2人ぐらいはいて欲しい(笑)

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