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修了生の声 第6期生(2011年3月修了)

2年間の卒後臨床研修を終えて ~研修医の感想~

矢野 陽子 2年間を振り返って

研修医になって最初にローテートしたのは救急科でした。社会人として仕事をするのも初めてで、患者さんに接することも初めて、患者さんの遠州弁も最初はよくわかりませんでした。初めてのことだらけで全てに空回りしていた気がします。2年目になり、やっと地に足が着いてきたと思えば、もう2年間を振り返る時期です。

2年間いろいろなことを経験し、成長することができた(?)と思います。
3年目からも好奇心を持って、前向きに仕事をしていきたいです。
2年間、御指導ありがとうございました。

〔10年後の自分〕
楽しく仕事して、ときどきのんびりしたい♪

永田 翔 なにがきみのしあわせ、なにをしてよろこぶ?

なにが君のしあわせ、なにをしてよろこぶ、わからないままおわる、そんなのはいやだ、ってアンパンマンのマーチ。名曲。最初のInfinityに書いたこの言葉とその答えを、初期研修という2年間で自分なりに大切に、考えて、試行錯誤やってきました。

手の届かない残念な症例もあって救急外来などで泣くこともあったけれど、1年目も2年目もかなり厳しい症例を担当して、医療の全力投入と驚異の回復力で退院されていく患者さんがいました。そんなとき、医師としてやっぱりすごく幸せで喜びを感じました。世界に幸せな笑顔を増やす、まだまだ初期研修医という立場ではあるけれど、こういうことを今後一生大事にしていこうと思います。
それに、僕の生涯のテーマである『システム』について、院の内外を問わず素晴らしい諸先生方やコメディカルと語りあえたことも幸せでした。現行の体制・システムには間違いや綻びも多いと痛感するけど、それでもよりよい社会を目指してうまくやっていけそうな予感と希望を持つことも多くありました。今後もシステムに疑問を持ち、変えていこうと思っています。

個性が強く、かなりトンガッテいる大好きな同期や素晴らしい諸先輩方、後輩達をはじめ数多くの方々の御指導・御協力のもとで、ここ聖隷浜松病院で医師のスタートである初期研修を送れたことは、かけがえのない経験・財産であることを確信しています。感謝しきれません。本当にありがとうございました。

最後に、医療の原点が次の言葉にあることを信じて、今後も頑張っていくことを誓います。
そうだ うれしいんだ 生きる よろこび

〔10年後の自分〕
映画『カジノ』ロバート・デ・ニーロより
There's three ways of doing things, the right way, the wrong way and my way.
マイウェイ見つけようと不撓不屈の精神で頑張っているはずです。

加藤 晴子 『ありがとうございました!!』

初期研修医もあと2カ月となりましたが、本当にあっという間でした。車もない引きこもりなので未だに砂丘も海も見たことないですが、縁もゆかりもない浜松も随分馴染んできました。逃げ出さずに初期研修生活が終えられるのは沢山の人に支えられたお影だと心の底から思っています。特に同期の皆さんにはパワーをもらい、奪われ本当に良かったと思っています。半分は院外で新しい道に進んでいき、私たち11人は今後集まる事があるのだろうか、と少々の不安と寂しさは否めないです。でも聖浜6期でしか出会えなかった仲間と2年間を過ごせた事は私の宝です。ちょっと言い過ぎかな・・・。でも本当にありがとうございました。
私自身は後期研修も産婦人科に残る事を決めました。髄分と悩みましたが、まずはここから新たなスタートを切ろうと考えております。大変なこと、辛いことも沢山あると思いますが、その時はどうか力になって下さい。すでに他力本願ではありますが、今後ともよろしくお願いします。

〔10年後の自分について〕
妻であり、母であり、女医であるはず。・・・多分。

豊田 剛一郎 2年間を終えて

この2年間は、いい意味でも悪い意味でも色々と考えさせる2年間でした。
まずは、この臨床研修制度への疑問。Rotationによりgeneralな能力を育成するという謳い文句は素晴らしいが、ひどくimmatureな制度であり学生の延長でしかない(学生でも代替可能)と感じることが多いのもまた事実でした。学生実習の見直しを含め、学生と研修医の間に明確なstep upを作ること、また研修医および上級医(指導医であるべき)の相互の評価及びfeedback systemの確立等を無くして、このスタイルでの充実した初期臨床研修制度の達成は困難だと感じました。
一方で、基本的に楽しみながら仕事ができる環境を与えてもらったこと、また今後自分の将来を考える上で様々な経験と目標を見つける機会を与えてもらい感謝しています。
自分の中では様々なことを考え消化して、次のstepにつなげられると思います。2年間どうもありがとうございました。

10年後の自分
自分のしたいこと、するべきことが明確になっていて、世界のforefrontで活躍できるneurosurgeon かつneuroscientistになっていたいと思います。

山本 奈緒 2年間を振り返って

忙しい中で自分自身について考える機会が多かった。より広い視野で、大局観を大切にしようと心掛けていたが、未だ満足のいく決断できていないように思う。この2年間はランニングや山登りばかりして行き場のない向上心を発散させていたが、今後は医学の面に向けていきたい。
【こころに残った言葉】
「どんなに忙しくても患者さんにあたっちゃいけない。悪いのは病気だ。」(消化器内科K Dr)
「食事のとき、息子は学校であった出来事を話してくれる。だから僕も職場であった出来事を話す」(呼吸器外科 N Dr)
「(急変などで)どんなに焦ってても落ち着いているかのように見せろ、周囲の人間までパニックにしないように」(循環器科 K Dr)
「他科から『あいつのコンサルトなら引き受けなきゃいけないな』と言われるような救急医にならなあかん。今はまだコミュニケーション不足や。」(呼吸器内科 M Dr)

〔10年後の自分〕
10年後は救急専門医+αになり活動の場をできるだけ制限しないようにしたい。

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