聖隷佐倉市民病院は、千葉県佐倉市の地域に根差した中核病院。腎臓病・脊椎脊髄疾患・がん治療における高度な医療技術に対応。
事業所が労働安全衛生法にて義務づけられている健康診断について、
3月内での実施が可能です。ただし枠数に限りがありますのでお早めにお申込み下さい。
協会けんぽ生活習慣病予防健診も受診可能です。
2月21日
事務長 池田
聖隷佐倉市民病院 健診センター 〒285-8765 千葉県佐倉市江原台2-36-2 電話: 043-486-0006 FAX: 043-486-1687 | <受付時間> 月曜日~金曜日 8時30分~17時00分 土曜日 8時30分~12時00分 |
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健康診断という仕事をして、受診者のかたと(診察や検査結果の説明で)話しをしていると時々気になることがあります。
一つは、体の具合が少し悪いとき、「健診があるからその時色々わかるだろう」という考え方です。
なかなか割り切れるものではありませんが、(健診の内容も市町村、会社によってまちまちですが)症状のでない、生活習慣病や胃の病気などが、有るか無いかを検査するのが健診であり、症状により病気が有るか無いか診察するのは、病院受診ということになります。
お気持ちは、よく分かりますが、「その症状なら○○科にかかって下さい。」という言い方をさせていただいています。
しかし、健診のときは、今ある病気や症状について必ず聞きます。それは、例えば血圧が高めの人が、今薬を飲んでいるのか、いないのかで解釈が変わってくるからです。健診で症状を聞くのは、そういう意味があるのです。
時に症状により何科にかかるかが難しいものも多々ありますので、症状を聞いてその程度のアドバイスは致しますし、症状を聞くことは健診でも非常に大切です。
もう一つは、健診の結果が前回と違ったとき(おもに悪くなったとき)に、とても驚いたり、そんなはずはないと思ったりする方がいます。
人間の体は1年に一歳分年をとります。当然変化があってもおかしくはないのです。その変化があるかないかを確認するのが健康診断ですので驚く必要は全くなく、むしろ、「早期発見ができた」「日常生活をみなおそう」という風に考えて下さい。そして、毎年必ず、健康診断や人間ドックを受けて下さい。
2月18日
医師 久保田
当健診センターでは、事業所にお伺いをして企業健診を行う「出張健診」を5年前から
実施をしており、年間約6,000名を越える方々に利用いただいています。
この健診で必要不可欠なものが、当センターでも配備をしている「検診車」です。
検診車と一言でいってもいろいろな種類があり、中に搭載されている機器によって用途が異なります。当センターで配備している車輌は胃部レントゲン車になります。そう、みなさんに馴染みのある、あのバリウムを飲んで、台の上でクルクルと回って、上部消化管の撮影をする検査です。
車輌全長は約10メートル、車輌総重量は約13tになります。なぜ、重量がこんなにあるかといいますと、室内の撮影室より放射線が漏洩するのを防止するため、車輌の両側面に厚い鉛の板が貼られているためなのです。
この検診車ですが、1月の車検にてタイヤ、バッテリーとも新品へ交換となりました。
私はこの検診車を見るたびに愛着が湧きます。まだまだ現役のこの検診車のようにいつま
でも健康でいられるように、そして今年も千葉県内の事業所様へお伺いをして健康管理のお役にたてればと思っています。
当センターでは企業へ伺う出張健診のご依頼も承っております。条件等詳細については、お気軽に聖隷佐倉市民病院健診センター(TEL 043-486-0006)までお問い合わせ下さい。
2月10日
事務職K
医者は薬を処方するときに「よく効く薬です。」「この薬で症状は改善します。」などということがあります。
時々患者さんの心理として『よく効く薬』→『強い薬』→『副作用がある薬』→『怖い薬』という展開をする方がいます。
しかし、薬の効き目(主作用)と副作用は全く関係がありません。
製薬会社、医者が目指す理想の薬は、「主作用が非常に優れていて副作用が0の薬」です。
しかし、なかなかそうはいきません。薬によっても違いはあります。
副作用が出ない人が圧倒的に多いのですが(薬それぞれについて副作用の出方、頻度は良く研究されています)、患者さんの体質などによっても副作用の出方はそれぞれです。
薬を処方する際に医師も説明しますが、薬剤師さんは薬の専門家ですので初めて飲む薬(処方された薬)に関しては、薬剤師さんにもよく話を聞くことが大切です、その上で怖がらずに指示どおりに薬を飲むことをお勧めいたします。
2月4日
医師 久保田