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てんかん・機能神経外科

診療科責任者

山本 貴道 病院長

山添 知宏 部長

概要または責任者から一言

てんかんのある方は、1000人に5~8人(日本全体で60万~100万人)と言われており、稀な病気ではありません。また、そのうちの約3割が薬剤抵抗性と言われ、内服薬だけでは発作のコントロールが良好でないことがあります。
当科では、外来での投薬加療から、薬剤抵抗性の難治てんかんに対する手術加療まで、幅広いてんかん診療を行っています。
当院でのてんかん診療は、脳神経外科・小児科・精神科と連携し、治療・検査を行っています。
また、機能神経外科として、痙性麻痺に対して、痙性緩和目的の髄腔内バクロフェン(ITB)療法を行っています。

主な診療・専門領域

てんかん、てんかん外科、機能神経外科領域

スタッフ

氏名職位卒年専門領域・認定医・専門医
山本 貴道病院長
1986年日本脳神経外科学会/日本専門医機構脳神経外科専門医
日本脳卒中学会専門医
日本てんかん学会専門医
日本小児神経外科学会認定医
日本臨床神経生理学会専門医(脳波分野:EEG)
ECFMG certificate(米国医師免許)
ICLSコース修了
日本てんかん学会/VNS SEEG資格認定委員会定位的頭蓋内脳波(SEEG)研修修了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
米国てんかん学会フェロー (Fellow of the American Epilepsy Society; FAES)
山添 知宏部長2004年日本脳神経外科学会/日本専門医機構脳神経外科専門医
日本てんかん学会専門医・専門医指導医
日本臨床神経生理学会専門医(脳波分野:EEG)
日本臨床神経生理学会認定医(術中脳脊髄モニタリング)
日本神経内視鏡学会神経内視鏡技術認定医
日本てんかん学会/VNS SEEG資格認定委員会定位的頭蓋内脳波(SEEG)研修修了
ITB療法講習会終了
A型ボツリヌス毒素製剤ボトックス講習・実技セミナー参加修了
臨床研修指導医講習会修了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
てんかんに対する脳深部刺激療法(DBS)技術講習会修了
川路 博史非常勤2007年

2024年1月1日現在

長時間ビデオ脳波モニタリング

長時間脳ビデオ脳波モニタリングは
①診断確定の評価
②最適な内服治療の決定
③発作頻度がどれくらいあるか
④難治てんかんの術前評価の目的で行う検査です。

頭皮脳波の電極を装着し、ベッド上で過ごしていただき、発作の状況を頭皮脳波とビデオで確認します。
基本的には入院で行う検査で、1-2泊もしくは4泊で行うことが多いです。

開頭てんかん焦点切除術

難治性てんかんに対して、長時間脳波検査・MRI・PET・神経心理評価等を行い、てんかん焦点切除が望ましい場合は、開頭での手術を行っています。
てんかん焦点切除術を考慮する場合には、その前に頭蓋内電極留置術を行い、てんかん発作の始まりが脳のどこからはじまるか詳しく検査してから、切除術を行う場合もあります。

迷走神経刺激療法

難治てんかんに対する緩和手術です。手術で頸部の迷走神経にコイル状の電極を巻き付け、左前胸部に埋め込むジェネレイターから刺激を頸部の刺激用コイルに送り、迷走神経を刺激させます。
一般的に、50%の患者さんで50%以上の発作減少がみられると言われています。

リヴァノヴァ株式会社のご好意により転載

髄腔内バクロフェン(ITB)療法

脳卒中・頭部外傷・脊髄疾患等による痙性麻痺の痙性緩和目的にITB療法を、当院リハビリテーション科と連携して行っています。
手術で脊髄の近く(脊柱管内)にカテーテルを留置し、腹部皮下に留置したポンプから持続的に微量なバクロフェンを髄腔内に投与する痙縮治療です。
植え込み術後、治療を継続するために定期的な外来受診での薬液補充が必要となります。

第一三共株式会社のご好意により転載