療育神経科
木部 哲也 副院長
小児科
白井 憲司 部長
私たち小児科は、常勤医10名、専攻医1名、非常勤医師1名を擁し、一般小児病棟19床とNICU(新生児集中治療室)9床を持ち、外来部門と合わせて新生児(周産期)から思春期までのさまざまな小児内科的疾患に対応しております。
一般小児病棟では、小児によく見られる入院適応疾患(肺炎、気管支炎、気管支喘息、腸炎、尿路感染症、けいれん性疾患、川崎病など)を中心に診療をおこなっており、すべての子供に適切な医療を提供できるよう努めております。悪性腫瘍・血液疾患・先天性心疾患・腎生検を要する腎疾患などは、聖隷浜松病院と連携して対応しております。NICUはハイリスク分娩に対応している当院産科出生の病的新生児のみならず、静岡県西部の周産期二次病院として院外出生の児も受け入れています。
外来部門は一般外来と専門外来に分かれ、原則として予約制でおこなっております。
一般外来は午前の受付のみとさせていただいております。午後は専門外来や乳幼児健診をおこなっており、一般外来はおこなっておりません。
当院は地域支援病院として地域診療所と連携して診療をおこなっております。一般外来診療は原則として地域の診療所(かかりつけ医)を受診していただき、診療所の医師の判断があれば紹介していただくようお願いしております。
専門外来にはアレルギー外来、発達外来、神経外来、ベビー外来(フォローアップ外来)、その他の慢性外来(内分泌、小児膠原病、腎臓など)、があります。
乳幼児健診は1カ月及び4カ月健診をおこなっておりますが10カ月健診は近隣の診療所でお願いしております。また予防接種は健診外来と同じ日に予約制でおこなっております。
一般小児病棟では、小児によく見られる入院適応疾患(肺炎、気管支炎、気管支喘息、腸炎、尿路感染症、けいれん性疾患、川崎病など)を中心に診療をおこなっており、すべての子供に適切な医療を提供できるよう努めております。悪性腫瘍・血液疾患・先天性心疾患・腎生検を要する腎疾患などは、聖隷浜松病院と連携して対応しております。NICUはハイリスク分娩に対応している当院産科出生の病的新生児のみならず、静岡県西部の周産期二次病院として院外出生の児も受け入れています。
外来部門は一般外来と専門外来に分かれ、原則として予約制でおこなっております。
一般外来は午前の受付のみとさせていただいております。午後は専門外来や乳幼児健診をおこなっており、一般外来はおこなっておりません。
当院は地域支援病院として地域診療所と連携して診療をおこなっております。一般外来診療は原則として地域の診療所(かかりつけ医)を受診していただき、診療所の医師の判断があれば紹介していただくようお願いしております。
専門外来にはアレルギー外来、発達外来、神経外来、ベビー外来(フォローアップ外来)、その他の慢性外来(内分泌、小児膠原病、腎臓など)、があります。
乳幼児健診は1カ月及び4カ月健診をおこなっておりますが10カ月健診は近隣の診療所でお願いしております。また予防接種は健診外来と同じ日に予約制でおこなっております。
NICUでは電動昇降式保育器をはじめ、各種モニター・人工呼吸器・エコーなど、また小児病棟でも各種モニター・腹部エコー・喉頭ファイバースコープなどの最新機器を備えております。
一般小児病棟の年間入院数は1,000例前後です。一般小児病棟では肺炎、気管支炎、気管支喘息、急性腸炎、細気管支炎などが半数以上です。川崎病、ネフローゼ症候群、特発性血小板減少性紫斑病、アレルギー性紫斑病、化膿性髄膜炎、急性脳炎、脳症、難治性てんかん、小児糖尿病、甲状腺疾患、食物アレルギー、心身症(神経性食思不振症など)なども少なからず経験します。
NICUの年間入院数は200~250例あります。在胎28週未満の早産児や手術を必要とする先天性心疾患、小児外科疾患などは基本的に聖隷浜松病院周産期センターにお願いしておりますが、それ以外では院内出生だけでなく院外出生も受入れております。
NICUの年間入院数は200~250例あります。在胎28週未満の早産児や手術を必要とする先天性心疾患、小児外科疾患などは基本的に聖隷浜松病院周産期センターにお願いしておりますが、それ以外では院内出生だけでなく院外出生も受入れております。
抗生剤の使いすぎには注意が必要です
小児の急性の発熱の原因のほとんどはいわゆる感冒、すなわちウイルス感染による上気道・下気道炎です。よく抗生剤を処方して欲しいというお申し出がありますが、抗生剤が有効なのは細菌感染のみです。かつて日本中で抗生剤を多用した時期があり、そのため抗生剤に抵抗性を示す菌(耐性菌)が増え、いくつかの抗生剤が効かなくなってきている現状があります。
普段健康なお子さんであればほとんどのウイルス感染は自然に軽快します。ウイルス感染に対しては抗生剤を飲むことより水分や栄養をしっかり摂ることのほうが重要です。初期症状ではウイルス感染も細菌感染も区別が難しいことも多いのですが、当科では抗生剤の処方について経過を見ながら慎重に対応していく方針です。
普段健康なお子さんであればほとんどのウイルス感染は自然に軽快します。ウイルス感染に対しては抗生剤を飲むことより水分や栄養をしっかり摂ることのほうが重要です。初期症状ではウイルス感染も細菌感染も区別が難しいことも多いのですが、当科では抗生剤の処方について経過を見ながら慎重に対応していく方針です。
予防接種で予防できる疾患は、積極的に予防接種を受けていただくようお願いします。
定期接種でおこなわれる麻疹、風疹、BCG、三種混合(百日咳、ジフテリア、破傷風)、任意接種でおこなわれる水痘、おたふくは予防接種により予防可能です。特に任意接種の水痘、おたふくは軽症であるという認識があるかもしれませんが、年長児が罹患すると様々な合併症を起こすことがありますし大事な時期に罹患して思わぬ不利益を被ることもあります。できるだけ予防接種を受けるようお願いします。
事故には防げるものが多いです。
1歳を過ぎると小児の死亡原因の1位は不慮の事故です。誤飲や誤嚥、転落、交通事故など救急外来では数多く見られますが、多くは予防可能なものですし重症化を防げるものです。今一度、身の回りを見回して危険な環境や生活習慣の改善に努めてください。
常勤医
氏名 | 職位 | 卒年 | 専門領域・認定医・専門医 |
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木部 哲也 | 副院長 遺伝相談室長 聖隷おおぞら療育センター所長 生活介護あさひ所長 児童発達支援センターひかりの子所長 部長 | 1987年 | 日本小児科学会専門医 日本小児神経学会小児神経専門医 臨床遺伝専門医 小児一般、小児神経 臨床研修指導医講習会修了 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 |
白井 憲司 | 部長 | 2002年 | 日本小児科学会認定小児科指導医 日本小児科学会専門医 日本小児科学会出生前コンサルト小児科医 日本周産期・新生児医学会(新生児)専門医 日本周産期・新生児医学会(新生児)代表指導医 新生児蘇生法「専門」コース(Aコース)インストラクター 臨床研修指導医講習会修了 新生児医療 |
南野 初香 | 医長 | 2001年 | 日本小児科学会小児科専門医 日本呼吸療法医学会呼吸療法専門医 日本小児救急医学会SIメンバー 臨床研修指導医講習会修了 |
松下 博亮 | 医長 | 2004年 | 日本小児科学会専門医 日本周産期・新生児医学会(新生児)専門医 臨床研修指導医講習会修了 新生児蘇生法「専門」コース(Aコース)インストラクター 小児一般・新生児医療 日本小児科学会出生前コンサルト小児科医 |
吉村 歩 | 医長 | 2005年 | 日本小児科学会/日本専門医機構小児科専門医 日本小児科学会認定小児科指導医 日本小児神経学会小児神経専門医 日本小児感染症学会小児感染症認定医 新生児蘇生法「専門」コース(Aコース)修了 日本小児科学会出生前コンサルト小児科医 日本てんかん学会/VNS SEEG資格認定委員会VNS資格認定 |
荻田 薫 | 医長 | 2007年 | 日本小児科学会/日本専門医機構小児科専門医 日本アレルギー学会専門医(小児科) こどものこころ専門医 臨床研修指導医講習会修了 日本小児心身医学界認定医 |
村上 知隆 | 医長 | 2008年 | 日本小児科学会専門医/認定小児科指導医 日本小児循環器学会専門医 日本小児感染症学会小児感染症認定医 臨床研修指導医講習会修了 |
松村 美咲 | 医長 | 2011年 | 日本小児科学会専門医 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 日本小児科学会出生前コンサルト小児科医 |
今市 悠太郎 | 医長 | 2012年 | 日本小児科学会専門医 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 |
板野 亜弓 | 医長心得 | 2013年 | 日本小児科学会専門医 PALSコース受講 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 |
高橋 昂暉 | 医師 | 2019年 | BLSプロバイダーコース修了 ACLSプロバイダーコース修了 PALSプロバイダーコース修了 新生児蘇生法「専門」コース(Aコース) |
鍋田 朗冊 | 医師 | 2022年 |
2024年4月1日現在
クリニカルパスは、入院中の治療や検査等、標準的なスケジュールをご説明した経過表です。
現在当科で実際に使用されているクリニカルパスについてはこちらをご覧ください。
現在当科で実際に使用されているクリニカルパスについてはこちらをご覧ください。