このページの目次
吉田 正弘
整形外科 部長
冨永 亨
関節外科 部長
整形外科へ入院する患者さん、ご家族へ
国は高齢化社会に対応するために、患者さんが急性期治療から在宅療養に至るまで、効率的に医療を提供する体制作りを推進しています。患者さんの状態に応じて医療を提供するために、病院を高度急性期、急性期、回復期、慢性期と分け、病院の機能に応じた役割を担うよう整備しています。
当院では、急性期医療を提供しており、患者さんの1日も早いご回復に向け、適切な医療を行っております。
患者さんには、担当医師から入院診療計画やクリニカルパスにより、必要な入院期間が示されます。手術にもよりますが、整形外科で入院が必要な治療期間は1泊から2週間程度であり、退院後はご自宅で療養及びリハビリをしながら通院で治療経過を見ていく治療計画となっております。
入院期間にご理解をいただき、退院後の生活に向けリハビリと、早期からのご家庭の療養準備をお願い致します。
急性期の治療が終了した後の療養のあり方については、外来、病棟、よろず相談室で相談に応じております。ご遠慮なく医師、看護師など病院職員にお尋ねください。
整形外科
当院では、急性期医療を提供しており、患者さんの1日も早いご回復に向け、適切な医療を行っております。
患者さんには、担当医師から入院診療計画やクリニカルパスにより、必要な入院期間が示されます。手術にもよりますが、整形外科で入院が必要な治療期間は1泊から2週間程度であり、退院後はご自宅で療養及びリハビリをしながら通院で治療経過を見ていく治療計画となっております。
入院期間にご理解をいただき、退院後の生活に向けリハビリと、早期からのご家庭の療養準備をお願い致します。
急性期の治療が終了した後の療養のあり方については、外来、病棟、よろず相談室で相談に応じております。ご遠慮なく医師、看護師など病院職員にお尋ねください。
整形外科
整形外科は全身(脊椎、四肢)の運動器の疾患を対象としていますが、特に関節外科、脊椎脊髄外科、骨折外傷外科、の3つが当科のメインとなっています。
関節外科
骨関節外科の骨は骨折などの外傷、関節外科は人工関節などを示します。
関節リウマチ、変形性関節症などで障害された関節機能の再建を目的としており、股関節、膝関節の下肢大関節がほとんどを占めています。人工関節を適応する例が多いため(股関節50例、膝関節82例・・2020年)、人工関節センターとして専門的、先進的治療の充実を図っています。また人工膝関節のラーニングセンターを開き、全国から手術見学研修を受入れています。
関節リウマチ、変形性関節症などで障害された関節機能の再建を目的としており、股関節、膝関節の下肢大関節がほとんどを占めています。人工関節を適応する例が多いため(股関節50例、膝関節82例・・2020年)、人工関節センターとして専門的、先進的治療の充実を図っています。また人工膝関節のラーニングセンターを開き、全国から手術見学研修を受入れています。
脊椎脊髄外科
頸椎症性脊髄症、後縦靱帯骨化症に対しては前方除圧固定術を主に行なっています。ほとんどプレート&スクリュー固定を併用するため、術翌日から起立歩行が可能です。後方侵入の椎弓形成術も症例に応じて使い分けて行なっています。アセトーゼCPやRA、不安定性のある症例では後方インストゥルメンテーション(椎弓根スクリュー、外側塊スクリュー)手術も行っています。
保存治療無効の胸腰椎圧迫骨折には、バルーンカイフォプラスティー(BKP)を行っています。
5mmぐらいの創で1時間弱の低侵襲手術です。全身麻酔が可能なら超高齢者でも可能です。
腰部脊柱管狭窄症、変性辷り症、変性側弯性、後弯性などには後腹膜進入腰椎椎体間固定術(OLIF、XLIF)にインストゥルメンテーション(椎弓根スクリュー&ロッド)後方固定術を併用した前後合併手術が主に行われています。症例によっては後方進入腰椎椎体間固定術にインストゥルメンテーションを併用した後方固定術も行なっています。高度変形例には骨切術も加えた脊椎矯正手術も行なっています。
脊椎外科手術のほとんどで手術用顕微鏡を用いて安全な脊髄除圧を心がけています。
必要に応じてナビゲーションや脊髄モニタリングを行い、安全な手術を目指しています。
保存治療無効の胸腰椎圧迫骨折には、バルーンカイフォプラスティー(BKP)を行っています。
5mmぐらいの創で1時間弱の低侵襲手術です。全身麻酔が可能なら超高齢者でも可能です。
腰部脊柱管狭窄症、変性辷り症、変性側弯性、後弯性などには後腹膜進入腰椎椎体間固定術(OLIF、XLIF)にインストゥルメンテーション(椎弓根スクリュー&ロッド)後方固定術を併用した前後合併手術が主に行われています。症例によっては後方進入腰椎椎体間固定術にインストゥルメンテーションを併用した後方固定術も行なっています。高度変形例には骨切術も加えた脊椎矯正手術も行なっています。
脊椎外科手術のほとんどで手術用顕微鏡を用いて安全な脊髄除圧を心がけています。
必要に応じてナビゲーションや脊髄モニタリングを行い、安全な手術を目指しています。
骨折外傷外科
骨粗鬆症を伴う高齢者の骨折と救命救急センター経由での交通事故などの高エネルギー外傷が多くを占めます。
前者の代表である大腿骨頚部骨折、転子部骨折は1年後の死亡率が10~30%と言われています。その為、準緊急として早期手術をおこない、臥床による合併症の予防に努めています。
前者の代表である大腿骨頚部骨折、転子部骨折は1年後の死亡率が10~30%と言われています。その為、準緊急として早期手術をおこない、臥床による合併症の予防に努めています。
人工関節外来・リウマチ外来・小児股関節外来・股関節外科・脊椎脊髄外科
当院は、日本で初めて承認された整形外科におけるロボティックアーム手術支援システム「Mako(メイコー)システム」を2024年3月に導入しました。
「Makoシステム」の導入は静岡県では当院が初となります。
「Makoシステム」についての特集ページはこちら
「Makoシステム」の導入は静岡県では当院が初となります。
「Makoシステム」についての特集ページはこちら
氏名 | 職位 | 卒年 | 専門領域・認定医・専門医 |
---|---|---|---|
吉田 正弘 | 部長 | 1985年 | 日本整形外科学会専門医 日本整形外科学会認定スポーツ医 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医 日本脊椎脊髄病学会指導医 脊椎脊髄外科専門医 臨床研修指導医講習会修了 |
冨永 亨 | 部長 | 1995年 | 日本整形外科学会専門医 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医 日本脊椎脊髄病学会指導医 脊椎脊髄外科専門医 日本骨粗鬆学会認定医 日本スポーツ協会公認スポーツドクター 日本医療安全学会 高度医療安全推進者 臨床研修指導医講習会修了 日本整形外科学会指導者講習会修了 Tornier Reversed Shoulder Arthroplasty Training修了 |
村尾 浩樹 | 医長 | 2002年 | 日本整形外科学会専門医 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 |
田中 達也 | 医長 | 2006年 | 日本整形外科学会専門医 日本整形外科学会脊椎脊髄病医 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 |
髙橋 伸弥 | 医長 | 2006年 | 日本整形外科学会専門医 |
松岡 将之 | 医長 | 2005年 | 日本整形外科学会専門医 臨床研修指導医養成講習会修了 Arthrex Japan Hand & Wrist Cadaver Training修了 日本手外科学会専門医 |
尾藤 博信 | 医長 | 2009年 | 日本整形外科学会専門医 Reverse Shoulder Arthroplasty Licence Course修了 日本整形外科学会指導者講習会修了 DMAT(災害派遣チーム)隊員 |
岡田 博 | 医長心得 | 2010年 | 日本整形外科学会 専門医 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 |
原田 薫 | 医師 | 2015年 | 日本整形外科学会専門医 日本救急医学会救急科専門医 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 JATECインストラクターコース修了 PEECコース修了 MCLSコース修了 BLSOプロバイダーコース修了 JPTECインストラクター JPTECプロバイダー更新コース修了 脊椎キャダバーサージカルトレーニング-ベーシックコース修了 JMTDR(国際緊急援助隊)隊員 公益財団法人日本スポーツ協会公認スポーツドクター |
三田村 昇吾 | 医師 | 2018年 | 日本整形外科学会専門医 |
中川 真之介 | 医師 | 2022年 |
2024年4月1日 現在
手術件数
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
脊椎外科 | ||||||
頸椎 | 57 | 50 | 48 | 50 | 34 | |
胸腰椎 | 155 | 122 | 183 | 166 | 142 | |
脊髄腫瘍 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3 | |
関節外科 | ||||||
股関節 | 人工関節 | 50 | 51 | 45 | 44 | 44 |
人工関節再置換 | 9 | 10 | 7 | 3 | 10 | |
人工骨頭 | 129 | 119 | 110 | 112 | 113 | |
その他 | 9 | 13 | 14 | 16 | 10 | |
膝関節 | 人工関節 | 102 | 92 | 83 | 79 | 96 |
人工関節再置換 | 2 | 7 | 2 | 5 | 3 | |
単顆置換 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
半月板手術 | 34 | 22 | 20 | 31 | 26 | |
腱、靭帯再建術 | 13 | 20 | 7 | 14 | 18 | |
その他 | 59 | 52 | 65 | 52 | 41 | |
肩関節 | 人工関節・人工骨頭 | 13 | 12 | 10 | 10 | 15 |
腱板修復 | 19 | 20 | 18 | 20 | 28 | |
その他 | 84 | 58 | 18 | 35 | 21 | |
肘関節 | 人工関節 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 |
その他 | 29 | 16 | 2 | 3 | 20 | |
足関節 足部関節 | 人工関節 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
関節固定 | 39 | 55 | 46 | 53 | 62 | |
関節形成 | 5 | 3 | 4 | 1 | 0 | |
その他 | 58 | 33 | 47 | 53 | 13 | |
その他関節 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
外傷外科 | ||||||
骨接合術 | 上肢 | 139 | 215 | 240 | 202 | 240 |
下肢 | 287 | 305 | 196 | 256 | 260 | |
再接着術 | 19 | 14 | 18 | 8 | 4 | |
その他外傷 | 90 | 42 | 65 | 11 | 14 | |
手の外科 | 関節 | 8 | 16 | 10 | 18 | 24 |
腱・靭帯 | 39 | 53 | 60 | 68 | 87 | |
その他 | 73 | 79 | 94 | 124 | 106 | |
腫瘍外科 | 良性腫瘍 | 3 | 1 | 0 | 8 | 10 |
原発性 悪性腫瘍 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
転移性 悪性腫瘍 | 5 | 3 | 2 | 3 | 1 | |
骨軟部腫瘍 | 5 | 6 | 4 | 4 | 1 | |
抹消神経 | 29 | 21 | 6 | 7 | 44 | |
その他手術 | 173 | 165 | 164 | 199 | 214 | |
手術総数 | 1,741 | 1,676 | 1,591 | 1,656 | 1,705 |
クリニカルパスは、入院中の治療や検査等、標準的なスケジュールをご説明した経過表です。
現在当科で実際に使用されているクリニカルパスについてはこちらをご覧ください。
現在当科で実際に使用されているクリニカルパスについてはこちらをご覧ください。
大腿骨近位部骨折の患者さんの良好な治療結果につなげることを目的に二次骨折予防リエゾンサービスの活動をしております。整形外科医師や歯科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、事務など多職種から成り、定期的なカンファレンスや勉強会などを実施しています。患者さんや家族に再骨折予防の意識を持っていただき転院先でも治療が継続できるよう施設間の連携を図り、二次性骨折を予防したいと考えております。
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