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リハビリテーション科

診療科責任者

片桐 伯真副院長・部長

片桐 伯真副院長・部長

概要

リハビリテーション(以下リハ)は障害を扱う科であり、診断や治療を中心とした科とは根本理念が異なる。急性期は麻痺や骨折など悪い部分を治癒させるように治療的アプローチをおこない、同時に安静による弊害でおこる健常な部分の廃用症候群を予防するために力を注ぐ。しかし、現在の医療では脳卒中などの多くので障害が治癒せずに残存してしまう。このようなときには患者の、健状部分を生かし、残存能力の開発をおこなうという代償的手段(杖や装具)を用いて日常生活の自立を図る(代償的アプローチ)。さらに、最終的な目標であるハンディキャップを克服して在宅生活や社会復帰をおこなうための環境改善的アプローチをおこなう。これらは病棟、訓練部門(PT、OT、ST)やケースワーカーなど院内各職種との連携だけでなく訪問看護ステーションや地域の社会資源を担当している施設との連携が大切となる。障害を持った患者さんが最大限の能力を発揮して社会(家庭)復帰出来るように援助することが当科の基本方針である。

主な診療・専門領域

脳損傷(脳卒中、頭部外傷、脳炎、脳症など)、神経筋疾患、頚髄損傷、四肢切断など

障害のタイプ:中枢性麻痺(痙縮・感覚障害等を含む)、高次脳機能障害(失語症を含む)、嚥下障害、内部障害など

特殊医療機器

嚥下内視鏡検査(細径内視鏡を含む)、嚥下造影検査、部分免荷トレッドミル、ドライビングシミュレーターなど

主な疾患の入院期間

脳血管障害のリハビリテーション:2-3カ月(在宅復帰を目指す場合)
高次脳機能障害のリハビリテーション:1-2カ月(障害像の明確化と認知リハ)、1-2週間(障害像の明確化と生活指導)
重度後遺症者短期入院:2-14日間
※透析や合併症治療を平行している場合には、入院期間が延長されることが多い。

治療成績

70~80%は在宅復帰。

責任者より一言

リハ専用病床として29床を有し、主科として入院訓練をおこなううと共に病院全体からのコンサルテーションを受けている。疾患は脳血管疾患などの脳損傷が中心であるが、脊髄損傷、神経筋疾患に伴う四肢麻痺、骨折・切断などの骨関節疾患も扱っている。障害がかなり重度であったり、合併症の為回復期病院での治療が困難な場合でも在宅生活を目指す場合、家族指導や機器の導入など入院加療を受入れている。また、当科の特徴として嚥下障害や高次脳機能障害なども外来中心に対応しており、高次脳機能障害は静岡県高次脳機能障害支援拠点病院として、障害像の明確化や各種制度導入、復学・復職調整、自動車運転評価なども行っている。また痙縮に対するボトックス治療も行っている。
障害者の在宅生活・社会復帰支援に向け、院内・外のあらゆるリハ的問題に対応できるよう、今後も医療の質を高めて広く地域医療に貢献できるよう診療を行っていきたい。

スタッフ

氏名職位卒年専門領域・認定医・専門医
片桐 伯真副院長
部長
リハビリテーションセンター長
よろず相談地域支援室長
1992年日本リハビリテーション医学会認定臨床医/専門医/指導医
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会 認定士
NST医師教育セミナー修了
義肢装具等適合判定医師研修会修了
脳梗塞急性期rt-PA適正使用講習会受講
日本栄養療法推進協議会教育セミナー修了
臨床研修指導医講習会修了
がんのリハビリテーション研修会修了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
日本医師会認定産業医
障がい者スポーツ医
A型ボツリヌス毒素製剤ボトックス講習・実技セミナー参加修了
医療安全管理者養成研修
髙塚 七緒医長2011年日本リハビリテーション医学会専門医
がんのリハビリテーション研修会修了
義肢装具等適合判定医師研修会修了
嚥下機能評価研修会修了
ボトックス講習・実技セミナー修了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
A型ボツリヌス毒素製剤ボトックス講習・実技セミナー参加修了
有賀 隆裕医長2013年日本リハビリテーション医学会専門医
脳梗塞rt-PA適正使用講習会受講
A型ボツリヌス毒素製剤ボトックス講習・実技セミナー参加修了
嚥下機能評価研修会修了
がんのリハビリテーション研修会修了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
義肢装具等適合判定医師研修会修了
新・リンパ浮腫研修修了
TNT研修会修了
川上 隆太郎医師2019年がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
林 詩絵莉医師2022年がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

2024年4月1日現在