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2018年5月号

栄養課は、「利用者一人ひとりを尊重した栄養管理と安全で質の高いサービスの提供」を基本方針として、「食」の専門性を発揮し、各専門医療スタッフと連携して患者の病態改善・治療・治癒を目指しています。病院における食事は、『治療の一環』であると共に、『癒し』『楽しみ』の役割を担っています。
栄養課の旬な取り組みをピックアップしてご紹介していきます。

栄養サポートチーム(NST)専従管理栄養士の1日

NST専従管理栄養士 課長補佐 倉田 栄里

栄養課にも様々な栄養療法についての専門資格を持った管理栄養士います。今回は静脈栄養・経腸栄養を用いた臨床栄養学を専門とするNST専門療法士の資格を持つ、NST専従管理栄養士の1日仕事内容を紹介します。

プロフィール(入職してからの担当部署、資格など)

1993年聖隷浜松病院 栄養課 入職
2000年~聖隷浜松病院でのNST立ち上げ時よりNST活動開始
2010年~診療報酬改訂に伴い栄養サポートチーム(NST)加算が新設
NST専従管理栄養士となる
2013年~聖隷三方原病院 栄養課 に異動  
現在もNST専従管理栄養士として活動中
専門資格日本静脈経腸栄養学会 NST専門療法士
日本糖尿病療法指導士
健康運動指導士

ある一日のスケジュール

8:30 出勤 メールチェック
    電子カルテでNST介入患者の情報収集
9:00 病棟ラウンド
   ・前日に対応した患者さんに所に様子を確認にいきます。
10:00 NST介入患者栄養治療計画書の作成
   ・午後のNST回診のための準備をします。
12:00 病棟ミールラウンド、カルテ記録
   ・担当患者さんの昼食の様子を確認にいきます。
13:30 昼食
15:00 NSTカンファレンス、回診

16:00 嚥下チームカンファレンス
17:00 カルテ記録
17:00 帰宅

必需品

濃厚流動食一覧 輸液一覧 電卓 メジャー アディポメーター インサーテープ

※患者の上腕周囲の測定をする事で、皮下脂肪厚や筋肉量を推測し栄養評価の指標の一つにします。
定期的なモニタリングによって、栄養管理計画の見直を行っていきます。

仕事をしていて嬉しかった事、大切にしている事、今後の目標など

 NSTが関わる患者さんは、重症の方も多く急性期には食事摂取が困難な方も多く見られます。そんな患者さんにNSTでは他職種が協力して栄養サポートを進めていきますが、管理栄養士なので食事が食べられるようになり患者さんが回復していく様子がみられたときは嬉しく感じます。
 栄養管理は管理栄養士だけではできるものではないので他職種との連携を大切にしながら患者さんのゴールに向かって今何ができるかを考えています。
 栄養管理を通して患者さんの笑顔が増えるように今後も関わっていきたいと思います。

施設認定

  • 日本静脈経腸栄養学会 NST(栄養サポートチーム)稼動施設認定
  • 日本栄養療法推進協議会 NST稼動施設認定
  • 日本静脈経腸栄養学会 栄養サポートチーム専門療法士認定規程 認定教育施設

栄養サポートチーム専門療法士

  • 管理栄養士:4名
  • 看護師:1名
  • 薬剤師:4名
  • 臨床検査技師:1名
  • 歯科衛生士:1名

ホスピス季節のおやつ

ホスピスでは、担当管理栄養士・調理師が昼食時に定期的に患者さんのベッドサイドを訪問しています。その際お聞きした患者さんのご希望をもとに、季節を感じられるようなおやつを考案し毎月提供していますので、その様子についてご紹介します。

4月のおやつ

  • フルーツあんみつ

  • 抹茶の水ようかん

4月ですが初夏を感じさせるような暑い日も時折ありました。

フルーツあんみつは寒天の透明感と季節の果物で彩よく、さっぱりとした甘酸っぱさで涼しさも感じていただけるように考えました。

抹茶の水ようかんは抹茶の色和えが新緑を感じさせます。のど越しもよいため、飲み込みづらさがある患者さんにも食べやすいよう配慮したメニューです。