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2019年11月号

 栄養課は、「利用者一人ひとりを尊重した栄養管理と安全で質の高いサービスの提供」を基本方針として、「食」の専門性を発揮し、各専門医療スタッフと連携して患者の病態改善・治療・治癒を目指しています。病院における食事は、『治療の一環』であると共に、『癒し』『楽しみ』の役割を担っています。
栄養課の旬な取り組みをピックアップして紹介していきます。

料理対決で調理師・杉岡さんが優秀賞受賞!!

10月21日に第8回聖隷栄養部門調理技術研修施設対抗料理対決が浜松調理菓子専門学校で行われました。年に一度、聖隷の高齢者公益事業部施設と病院施設の合計15施設の栄養部門の職員が、テーマに沿った料理を作りそれぞれの調理の腕を競いあいます。

この取り組みは決められた予算内でテーマに沿った料理を作る事で自施設の食事メニューに活かしたり、他施設との交流、お互いの調理技術を向上させる事で食事の満足度や喫食率の向上につなげる目的で行っています。

今回のテーマは「自慢のハンバーグ」・・・大量調理が出来る献立を考えよう・・
各施設の中でコンテストを行い、その中で選ばれた各施設の代表が、思い思いのハンバーグを作り味や見た目、創意工夫についてプレゼンテーションをしました。
会場にたちこめた、なんとも食欲をそそる香りのなか審査員達はそれぞれの料理に感心しながら審査を行いました。

聖隷三方原病院からは調理師の杉岡さんが代表として出場し「やわらか粗挽きハンバーグ」という作品で優秀賞を受賞しました。

料理対決 調理風景

作品プレゼンテーション

病院6施設の作品

表彰式

やわらか粗挽きハンバーグ」作品への思い
「お年寄りから子供まで召し上がれるような柔らかさと粗挽き風の食感を両立させるハンバーグパテを意識して作りました。付け合せは大量調理に合わせてシンプルに。ソースは食欲不振の方でもさっぱりと召し上がれるようにおろしポン酢にしました。

料理対決に先立ち、10月12日の昼食は、お楽しみ献立として「やわらか粗挽きハンバーグ」を提供しました。杉岡さんの指示のもと、スタッフが調理、配膳しました。患者様からは食感がとても良くジューシーで美味しいとの評価を頂きました。

ホスピス季節のおやつ

ホスピスでは、担当管理栄養士・調理師が昼食時に定期的に患者さんのベッドサイドを訪問しています。その際お聞きした患者さんのご希望をもとに、季節を感じられるようなおやつを考案し毎月提供していますので、その様子について紹介します。

10月のおやつ・プリンモンブラン

手作りプリンの上にマロンペーストをデコレーションしてモンブラン風に仕上げました。
~作製者からひと言~
召し上がられた方から、「口当たりがなめらかで美味しい」「季節を感じる」とご好評を頂きました。