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2020年3月号

 栄養課は、「利用者一人ひとりを尊重した栄養管理と安全で質の高いサービスの提供」を基本方針として、「食」の専門性を発揮し、各専門医療スタッフと連携して患者の病態改善・治療・治癒を目指しています。病院における食事は、『治療の一環』であると共に、『癒し』『楽しみ』の役割を担っています。
栄養課の旬な取り組みをピックアップして紹介していきます。

お好み食のご紹介

■お好み食とは
食欲不振のあるがん患者さんに対し管理栄養士がミールラウンドを行い、食事内容や量の調整、栄養補助食品の付加など患者さんの症状や希望に添い食事提供しています。

食欲不振の原因は悪心や嘔吐、味覚変化、飲み込みにくさなど、患者さんによって様々です。
通常の献立のみでは対応が難しく、より食欲不振のがん患者さんに寄り添った献立が必要と考え、“お好み食”を2016年9月より開始しました。

■お好み食のメニュー

いなり寿司とすまし汁

焼きおにぎり茶漬け

とろろ蕎麦

冷や奴

五目雑炊 味噌仕立て

■2019年12月からの新メニュー

わらび餅

フルーツゼリー

患者さんからのご意見や提供数などをもとに定期的にメニューの見直しを行っています。稲荷寿司やさっぱりとした麺類が好評です。夏場には冷奴を希望される患者さんが多くいます。
今後も患者さんに喜ばれる“お好み食”を提供できるよう努めていきます。

今年の1月に行われた日本病態栄養学会でレシピコンテストがありました。
テーマ「がん治療中の支援食」で当院のお好み食のメニューのひとつ「焼きおにぎりだし茶漬け」が最優秀賞を受賞しました。

がん患者さんは治療や体調により食欲不振になり、つらい気持ちが続くことがあります。
「焼きおにぎりだし茶漬け」はそんな時でも、だしの旨みと梅の酸味があっさりと食べやすい料理です。受賞にあたっては身近にある食材で作ることが出来る点も評価されたと思います。これからも患者さんの食を通じてサポートしていきたいと思います。

行事食

入院中もお食事で季節を感じていただけるよう、季節ごとの行事にちなんだ食材を使った献立を提供しています。
2月3日の節分の行事食をご紹介します。



~2月の行事食・節分メニュー~

いわしの煮付け
お麩の煮浸し
白菜の和え物
たまごボーロ

ホスピス季節のおやつ

ホスピスでは、担当管理栄養士・調理師が昼食時に定期的に患者さんのベッドサイドを訪問しています。その際お聞きした患者さんのご希望をもとに、季節を感じられるようなおやつを考案し毎月提供していますので、その様子について紹介します。

2月のおやつ 鬼まんじゅう

2月3日の節分にあわせて鬼の顔がかわいいお饅頭を提供しました。