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2020年4月号

 栄養課は、「利用者一人ひとりを尊重した栄養管理と安全で質の高いサービスの提供」を基本方針として、「食」の専門性を発揮し、各専門医療スタッフと連携して患者の病態改善・治療・治癒を目指しています。病院における食事は、『治療の一環』であると共に、『癒し』『楽しみ』の役割を担っています。
栄養課の旬な取り組みをピックアップして紹介していきます。

2020年度栄養課事業計画について

今月は2020年度の栄養課事業計画について紹介します。
 
栄養課は、“毎日1000おいしいの評価がもらえる「ごはん」を患者さんへ”をビジョンに、以下6つの重点目標を掲げています。

【2020年度重点目標】
  1. 安全で質の高いフードサービスの実施および患者満足度の向上
  2. 栄養管理体制の見直しと診療報酬につながる業務推進
  3. コスト管理を意識した職場運営の実施
  4. 衛生管理の推進と衛生教育の実践
  5. インシデントレポートの分析と管理
  6. 調査、研究を実践し、個人と職場の専門職としてのスキル向上


 2020年度は調理技術の向上を重点目標におき、調理師の専門資格取得の支援を含め、教育体制を充実させていきます。また、診療報酬改定により管理栄養士の活躍の場が増えると予測されるため、外来での栄養指導の充実に向けて業務改善を進めていきます。専門資格を持った管理栄養士や調理師が活躍できる場を作り、やりがいのある職場づくりを進めて行きます。

美味しい病院食の提供をモットーに患者さんに喜ばれる栄養管理が出来るようにスタッフ一丸となって2020年も新しい取り組みにチャレンジします。

栄養課は今年度も管理栄養士、栄養士、調理師、調理補助員一丸となって、目標達成に向けて頑張っていきます!
患者さんからのご意見や提供数などをもとに定期的にメニューの見直しを行っています。稲荷寿司やさっぱりとした麺類が好評です。夏場には冷奴を希望される患者さんが多くいます。
今後も患者さんに喜ばれる“お好み食”を提供できるよう努めていきます。

行事食

入院中もお食事で季節を感じていただけるよう、季節ごとの行事にちなんだ食材を使った献立を提供しています。
2月3日の節分の行事食をご紹介します。

~ 3月3日 ひな祭りの行事食~

菜めし
鰆の菜種焼き
若竹煮
菜の花お浸し
ひなあられ
「桃の節句」として女の子の健やかな成長を願う行事です。
菜飯や焼き魚に煮物と緑が多く春を感じさせる献立です。彩りも良く患者さんに好評でした。

ホスピス季節のおやつ

ホスピスでは、担当管理栄養士・調理師が昼食時に定期的に患者さんのベッドサイドを訪問しています。その際お聞きした患者さんのご希望をもとに、季節を感じられるようなおやつを考案し毎月提供しています。

3月のおやつ いちごパフェ・いちごプリン

~作成者よりひとこと~
春らしい色合いで、気軽にカフェ気分を味わってもらえることを意識して作りました。