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2020年8月号

 栄養課は、「利用者一人ひとりを尊重した栄養管理と安全で質の高いサービスの提供」を基本方針として、「食」の専門性を発揮し、各専門医療スタッフと連携して患者の病態改善・治療・治癒を目指しています。病院における食事は、『治療の一環』であると共に、『癒し』『楽しみ』の役割を担っています。
栄養課の旬な取り組みをピックアップして紹介していきます。

嚥下支援チーム専任管理栄養士の1日

栄養課には管理栄養士が多数在籍しています。その中でも今回は嚥下支援チーム専任管理栄養士の小柳さんの仕事内容について紹介しま す 。

嚥下支援チーム専任管理栄養士
小柳雄一(こやなぎ ゆういち)


○プロフィール
2006年 聖隷三方原病院 栄養課 入職
2010年 横浜エデンの園に異動
2016年 浜松市リハビリテーション病院に異動
2018年 聖隷三方原病院 栄養課に異動

○ある一日のスケジュール(日勤)
 8:30 出 勤
    メール・申し送り・栄養指導予約
    入院患者の情報確認
    栄養指導・指導記事入力
12:00 病棟ミールラウンド
13:00 昼食(休憩)
14:00 申し送り・病棟カンファレンス
    (当日)入院患者の栄養スクリーニング
    栄養指導・指導記事入力、
    ラウンド記事入力・経管栄養補充
17:00  帰宅
木曜日(13:00~14:00)は嚥下カンファレンスに参加

○語句説明
嚥下カンファレンス
栄養サポートチーム(NST)と連携し栄養障害がある嚥下リハビリ介入患者について、多職種(医師、歯科医師、看護師、言語聴覚士、薬剤師、歯科衛生士など)で情報交換、方針の確認・検討を行なう。患者の嚥下状態を確認し、リハビリによって経口摂取が可能か、食事形態を変えられるかなどを検討し、退院先に応じた食事形態のすり合わせを行なう。
管理栄養士は患者の必要な栄養量が足りているかなどを確認し、食事の変更を行なっている。また退院前に、患者家族へ現在の食事形態の説明や嚥下食の作り方などを指導している。

栄養スクリーニング
入院から48時間以内に実施している。当院ではSGA(Subjective Global Assessment:主観的包括的評価)により、栄養状態、栄養状態の悪化リスクを判定し、栄養ケアに活用している。       
栄養スクリーニング時、食物アレルギー、嗜好の確認も行なっている。
○嚥下支援チーム専任管理栄養士として大切にしていることは何ですか?
嚥下カンファレンスでは多職種 とで意見交換を行なうので 、嚥下について専門的な 正しい知識を身につけておく必要があると思います。
○聖隷三方原病院で働いていてどうですか?
栄養課だけでも人数は多いですが、和気あいあいとした雰囲気で働きやすい職場です。
患者さんも様々な病態の方がおり、日々勉強といった感じです。
○仕事をしていて嬉しかった事、大切にしている事、今後の目標など教えてください
嬉しかったことは患者さんに、「ありがとう」と 言われたときです。 大切にしていることは患者さんに寄り添う気持ちです。 目標は 良い意味で存在感のある人になれればと思います。
○病院を就職に選んだ理由を教えて下さい
臨床栄養に興味があったからと、 病院栄養士が格好良さそうだったからです 。
○取得している専門資格
現在、日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士と栄養サポートチーム( NST 専門療法士の資格取得に向け勉強中です。
○リフレッシュの仕方
子供と遊ぶ、お酒を飲む、ソフトボールです。ソフトボールは 素人ですが 、皆で体を動かすと気持ち良いです。
○後輩へひとこと
管理栄養士は病院だけでなく、行政、福祉施設、給食など働く場所も幅が広く、それぞれ奥が深いと思います。だからこそやりがいのある面白い仕事だと思います。

行事食

7月7日昼食に【七夕】にちなんだ行事食を提供しました。
献立は「七夕そうめん(星形人参2枚付け) 冬瓜カニあん 七夕ようかん」です。

ホスピス季節のおやつ

ホスピスでは、担当管理栄養士・調理師が昼食時に定期的に患者さんのベッドサイドを訪問しています。その際お聞きした患者さんのご希望をもとに、季節を感じられるようなおやつを考案し毎月提供しています。

7月のおやつ 星空ゼリー

~作製者からのひとこと~
今回は夏にぴったりな鮮やかな青色のゼリーです。またゼリーの上には金粉を散らし、夜の星空に見立てています。下の白い層はカルピスで作っていて、さっぱりとして食べやすいです。

患者さんからは「おいしかった。」とありがたい感想をいただきました。