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2021年3月号

 栄養課は、「利用者一人ひとりを尊重した栄養管理と安全で質の高いサービスの提供」を基本方針として「食」の専門性を発揮し、各専門医療スタッフと連携して患者の病態改善・治療・治癒を目指しています。病院における食事は『治療の一環』であると共に、『癒し』『楽しみ』の役割を担っています。
 栄養課の旬な取り組みをピックアップして紹介していきます。

栄養指導のパンフレットをご紹介します

 今月は栄養指導時に使用するパンフレットについて紹介します。
 当院では患者様の理解を深められるよう疾病ごとに独自でパンフレットを作成しております。また栄養指導を実施し、必要に応じて随時追加しています。ガイドラインの変更や栄養指導をしていて修正した方が見やすいものなどを定期的に見直し、分かりやすく最新の情報を提供できるよう心掛けています。
■減塩のパンフレット

同じ疾病のパンフレットでも数種類用意しているものもあります。
減塩パンフレットは基本のものから応用編や理解度を測るためのテストなど減塩のみでも4種類以上あり、栄養指導初回の方から2回目以降の方へ様々な患者様へ対応できるよう用意してあります。

■糖尿病教室用クイズ

糖尿病教室は1週間にわたり多職種で協力して開催しています。
栄養課では1時間の教室を2回開催しています。糖尿病用のパンフレットを使用していますが、患者様に楽しく学んで頂くために参加型のクイズを新たに用意しました。今後は継続栄養指導や外来栄養指導でも使用していく予定です。

2月の行事食 ~節分~

入院中もお食事で季節を感じていただけるよう、季節ごとの行事にちなんだ食材を使った献立を提供しています。その様子についてご紹介します。

節分メニュー
ご飯
鰯の煮付け
大豆甘煮
白菜和え物
節分タマゴボーロ

いわしは邪気を払う魔除けとして、古くから節分に用いられています。
患者さんからは節分仕様のたまごボーロが好評でした。

ホスピス季節のおやつ

ホスピスでは、担当管理栄養士・調理師が昼食時に定期的に患者さんのベッドサイドを訪問しています。その際お聞きした患者さんのご希望をもとに、季節を感じられるようなおやつを考案し毎月提供しています。

2月のおやつ <<ほうじ茶ティラミス・ほうじ茶プリン>>

~作製者からのひとこと~
コーヒー味が定番のティラミスをほうじ茶に変えてみました。また患者様の嚥下状態に合わせてティラミスとプリン2種類を用意しました。
患者様からは「いつもと少し違うティラミスを楽しめた」などの声を頂きました。

おすすめレシピのご紹介

聖隷福祉事業団は日本全国に9つの病院があり、それぞれの管理栄養士・栄養士・調理師が腕を奮って作っている病院食やおすすめのレシピが出来ました。
テーマに沿った料理を2~3品ずつ、2か月に1回配信しますのでぜひご覧ください!
※各メニューの詳しいレシピはページ下段でダウンロードしていただけます。

チャプチェ風(聖隷沼津病院)

【作り方】
1.ビーフンを水で戻し。水気をザルできる
2.人参とシイタケを千切りにする
3.フライパンにサラダ油を引き、粗挽き豚挽肉・人参・シイタケを炒める
4.醤油と豆板醤と粉末ガラスープをフライパンに入れ、2と混ぜ合わせ、1のビーフンを入れ炒め、香り付けにゴマ油をかける
5.塩茹でしたほうれん草を一口サイズに切る
6.卵は薄焼きし、錦糸卵にする
7.3をお皿に盛り、ほうれん草、錦糸卵を彩りよく盛る

【管理栄養士のオススメPoint】
  • 1品でたんぱく質・脂質・炭水化物の摂れるバランスのよい料理です。
  • 粗挽きの方が食感は良いですが、普通の挽肉でも作れます。

鯖の香味ソース(聖隷三方原病院)

【作り方】
1.鯖に酒塩をし、臭みをとる
2.フライパンにサラダ油をしき、1の鯖を皮目のほうから焼く
3.大根をすりおろす
4.別のフライパンに、ごま油・おろしにんにく・根深ネギを入れ軽く炒めたら、大根おろし・砂糖・濃口醤油・だし汁を入れ弱火で煮る (※強火で煮ると水分が蒸発しすぎるので注意)
5.盛付けは鯖にソースをかけ、白髪葱をのせる

【管理栄養士のオススメPoint】
  • 鯖に含まれるDHA・EPAは、血栓予防や中性脂肪を減らす働きがあります。
  • ネギやにんにくを入れることで鯖の臭みを取ってくれます。
  • 大根おろしでさっぱりとしたソースになり、ご飯が進むメニューです。

じゃこ揚げ(聖隷佐倉市民病院)

【作り方】
1.木綿豆腐は、クッキングペーパーなどで水気をきる
2.チリメンジャコと花かつお節を混ぜ合わせる
3.木綿豆腐に片栗粉→卵→チリメンジャコ+花かつお節の順にまぶし、175℃の油で表面がカリッとなるまで揚げる
4.お皿に大葉とくし切りにしたレモンをそえ、3を盛り、和風ドレッシングをかける。

【管理栄養士のオススメPoint】
  • チリメンジャコでカルシウム補給。木綿豆腐にもカルシウムが豊富に含まれ、この料理で約200mg摂れます。
  • チリメンジャコのカリカリと豆腐の柔らかさがマッチした食感です。