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2018年9月号

栄養課は、「利用者一人ひとりを尊重した栄養管理と安全で質の高いサービスの提供」を基本方針として、「食」の専門性を発揮し、各専門医療スタッフと連携して患者の病態改善・治療・治癒を目指しています。病院における食事は、『治療の一環』であると共に、『癒し』『楽しみ』の役割を担っています。
栄養課の旬な取り組みをピックアップしてご紹介していきます。

ホスピス納涼祭

 ホスピス病棟では、入院生活の中でも季節を感じ、家族やスタッフと一緒に楽しんで思い出を作っていただけたらという思いでの毎年納涼祭を企画しています。

栄養課では、スタッフの皆さんと協力しながら模擬店を出店することで、お祭りの雰囲気を感じていただけるよう準備をしました。

・たこ焼きや焼きそばは病棟で調理し、出来立てをご用意しました。

 その他にもフライドポテトや鶏の唐揚げ、枝豆、素麺、シャーベット…等、夏らしい料理を揃えた模擬店に、患者さんやご家族、スタッフが続々と来られ、笑顔がたくさんみられました。

・管理栄養士は納涼祭の準備段階から関わり、模擬店を企画しました。

模擬店に彩りを添えているのは、調理師が作製したカービング(飾り切り)。
野菜や果物のカービングは、野菜や果物に花草などのモチーフを彫刻するタイの伝統文化で、その昔、宮中の子女たちが王様にお料理を楽しんでいただくために飾り付けたのが始まりといわれています。
納涼祭に来られた方に目でも楽しんでいただけるよう、調理師が技術を駆使して作製した2点のカービングを展示しました。

・冬瓜を花器、人参と紅芯大根を花に見立てたカービング

・すいかに施されたカービング。彫刻する深さで素材の濃淡を活かしています。

・カービングの作製風景

すいかのカービングは2時間かかったそうです。まさに職人技です!

・花をモチーフにしたカービングを作製した調理師よりひとこと

一作品を作製するのには5~6時間かかります。集中力を維持しながら細かい作業を続けるのはとても大変です。カービングは専門の教室で習った他は、中華料理を専門とした前職場で先輩から教わったり、提供する料理に添えたりと、主として実践の場で腕を磨きました。カービングを見て少しでも涼やかな気持ちになり、楽しんでいただければ嬉しいです。

ホスピス季節のおやつ

ホスピスでは、担当管理栄養士・調理師が昼食時に定期的に患者さんのベッドサイドを訪問しています。その際お聞きした患者さんのご希望をもとに、季節を感じられるようなおやつを考案し毎月提供していますので、その様子についてご紹介します

8月のおやつ

  • マンゴープリン


~作製者よりひとこと~
 今年の夏は例年にない酷暑となりました。患者さんには冷たいデザートで少しひんやり涼みながら夏を感じていただけるよう、夏らしい果物のマンゴーを使って南国をイメージしたデザートを作製しました。濃厚なマンゴーの甘みを感じられるように、マンゴーはふんだんに使いました。患者さんからは、“色が綺麗で夏らしく美しい。”“食欲をそそる。”“味もとても美味しかった”と大変好評でした。