心臓血管外科
科の紹介
部長 小出昌秋

部長 小出昌秋
対象疾患と診療内容
| 先天性心疾患 |
|---|
| 新生児から成人先天性心臓病まで対象年齢は幅広く、小児循環器科との連携のもと、比較的単純な心奇形から複雑心奇形まで全ての疾患をカバーしております。新生児期から段階的に複数回の手術を必要とする複雑心奇形は、タイミングを逃すことなく最適な治療を行うよう心がけております。当院では体外循環(人工心肺)の低侵襲化に以前から取り組んでおり、軽症~中等症例では極力輸血を使用しない方針とし、重症例では体外循環の影響を少なくすることにより、術後安定して早期に回復できるよう工夫しております。最近5年間の手術成績は手術死亡率4.6%でした。2009年より、京都府立医科大学 小児心臓血管外科教授 山岸正明先生を非常勤顧問としてお招きし、重症の手術の際には執刀医あるいは手術の立ち会いをお願いしております。 |
| 虚血性心疾患 |
| 冠動脈バイパス手術(CABG)は基本的に体外循環(人工心肺)を使用しない方法(オフポンプバイパス手術(OPCABG))で行っており、最近5年間の実績ではバイパス手術が必要な患者さんのうち90%をOPCABGで行っており、全国平均のオフポンプ率60%を大きく上回っております。体外循環を使用しないことにより良好な手術成績を上げることができ、手術死亡はOPCABG200例中1例のみ(死亡率0.5%)でした。虚血性僧帽弁閉鎖不全症、心筋梗塞後心室中隔穿孔、心筋梗塞後左室自由壁破裂等、心筋梗塞後の重篤な合併症に対する緊急手術も積極的に行っております。 |
| 心臓弁膜症 |
| 当院では過去に約800例の心臓弁膜症手術の経験があり、人工弁置換術の症例数では国内有数です。最近増加している弁変性による僧帽弁閉鎖不全に対しては93%の症例で弁形成術を行い得ています。また心房細動合併例には積極的に心房細動手術(メイズ手術)を行っておりその成功率は80%以上です。最近ではご高齢の方の手術も増加しており、80歳を越えて手術が必要になった方でも、日常生活を自立して過ごしている方には積極的に手術を行っております。最近5年間の実績で手術死亡は4例で手術死亡率2.4%です。 |
| 胸部大動脈瘤 |
| 急性大動脈解離や大動脈破裂に対する緊急手術に24時間対応しており、超緊急手術では救急車到着から手術室入室までの所用時間は平均1時間50分、手術開始まで平均2時間30分と、迅速に対処することにより良好な成績を上げています。急性大動脈解離は最近5年間で30例中手術死亡は2例のみで93%の生存率です。その他の胸部大動脈瘤手術は、破裂症例も含めて最近5年間の手術死亡率6.7%です。 |
| 腹部大動脈瘤 |
| 腹部大動脈瘤に対する治療には、従来から行われてきた開腹手術と新しい治療としてのステントグラフト内挿術の二つの方法があります。当院での開腹手術の成績は、破裂による緊急手術症例も含めて最近5年間の135例中死亡は2例のみで、手術死亡率1.5%と良好です。当院は2009年よりステントグラフト実施施設として認定され、身体への負担の少ないステントグラフト治療も併せ行っており、患者さんのお身体の状態によってどちらの治療法を選択するか決定しております。 腹部大動脈瘤のステントグラフト治療(別ウインドウで開きます) |
| 末梢血管疾患 |
| 閉塞性動脈硬化症に対する治療は、外来での内服、運動療法と併せて、ステント留置等の血管内手術や下肢バイパス手術を積極的に行っております。 |
専門外来とその特色
血管外来、血管疾患外来の診療を行なっています。
診療と手術実績
心臓血管外科は、心臓血管外科専門医2名を含む5名の医師に加え、麻酔科医、臨床工学技士、手術室看護師スタッフ等とともに心臓血管外科手術チームを組み、予定手術のみならず、緊急手術にも24時間対応しております。対象疾患は、虚血性心疾患、心臓弁膜症、大血管疾患、先天性心疾患、末梢血管疾患など全ての手術を必要とする心血管疾患であり、出生直後の新生児から、80歳を越えるご高齢の方まで、全ての年齢層の手術を行っています。手術適応は、循環器科、小児循環器科とともに充分に検討した上で、患者さんにとって最適の時期に最良の治療ができるよう決定しており、手術を受けられる患者さんご家族には納得のゆくまで時間をかけて説明を行っております。術後は、ICU、一般病棟の専門スタッフとともに安全で確実な管理を実践しており、術後の患者さんが安心して治療を受けることができ、早期に回復していただけるよう心がけております。
心臓血管外科手術数内訳
| 年度/内訳 | 虚血性心疾患 | 心臓弁膜症 | 胸部大動脈瘤 | その他心疾患 | 腹部大動脈瘤 | 先天性心疾患 | 末梢血管疾患 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2006 | 45 | 44 | 13 | 2 | 34 | 97 | 43 |
| 2007 | 17 | 38 | 18 | 2 | 33 | 92 | 56 |
| 2008 | 45 | 40 | 16 | 3 | 33 | 85 | 69 |
| 2009 | 37 | 44 | 18 | 4 | 41 | 72 | 57 |
| 2010 | 28 | 61 | 19 | 3 | 47 | 65 | 47 |
医師の紹介
| 役職 | 氏名 | 出身校 | 卒業年 |
|---|---|---|---|
| 部長 循環器センター 副センター長 | コイデ マサアキ 小出 昌秋 | 新潟大学医学部 | 1986年 |
| 略歴 | |||
| 1986年 東京女子医科大学心研外科 1987年 聖隷浜松病院心臓血管外科 1988年 東京女子医大心研外科 1990年 福山循環器病院外科 1991年 東京女子医大心研外科 1992年 千葉県こども病院心臓血管外科 1993年 米国サウスカロライナ州立医科大学循環器科 1995年 聖隷浜松病院心臓血管外科 1996年 東京女子医大循環器小児外科 1998年 聖隷浜松病院心臓血管外科 2002年 心臓血管外科部長 | |||
| 専門領域・認定医・専門医 | |||
| 心臓血管外科 医学博士 心臓血管外科専門医 日本胸部外科学会指導医 日本外科学会専門医 日本循環器学会専門医 日本小児循環器学会評議員 日本循環器学会東海支部評議員 東京女子医科大学心臓血管外科非常勤講師 浜松医科大学臨床准教授 腹部大動脈ステントグラフト施行医 | |||
| 役職 | 氏名 | 出身校 | 卒業年 |
|---|---|---|---|
| 主任医長 | クニイ ヨシフミ 國井 佳文 | 産業医科大学 | 1993年 |
| 略歴 | |||
| 東京女子医科大学 京都第二赤十字病院 富山県立中央病院 聖隷浜松病院 横浜市立大学 神奈川県立循環器呼吸器病センター 2007年 聖隷浜松病院 | |||
| 専門領域・認定医・専門医 | |||
| 心臓血管外科 日本外科学会認定医 日本胸部外科学会認定医 心臓血管外科専門医 | |||
| 役職 | 氏名 | 出身校 | 卒業年 |
|---|---|---|---|
| 医長 | ワタナベ カズマサ 渡邊 一正 | 北里大学 | 2001年 |
| 略歴 | |||
| 2003年 聖隷浜松病院 | |||
| 専門領域・認定医・専門医 | |||
| 心臓血管外科 心臓血管外科専門医 | |||
| 役職 | 氏名 | 出身校 | 卒業年 |
|---|---|---|---|
| 医師 | ツダ カズマサ 津田 和政 | 浜松医大 | 2007年 |
| 職歴 | |||
| 2010年 聖隷浜松病院 | |||
| 専門領域・認定医・専門医 | |||
| 心臓血管外科 | |||
| 役職 | 氏名 | 出身校 | 卒業年 |
|---|---|---|---|
| 医師 | ミヤイリ サトシ 宮入 聡嗣 | 琉球大学 | 2008年 |
| 略歴 | |||
| 2008年 東京女子医科大学病院 2011年 聖隷浜松病院 | |||
| 専門領域・認定医・専門医 | |||
| | |||
| 役職 | 氏名 | 出身校 | 卒業年 |
|---|---|---|---|
| 医師 | オオハシ ユウコ 大箸 祐子 | 浜松医科大学 | 2009年 |
| 略歴 | |||
| 2009年 京都大学医学部附属病院 2010年 静岡市立静岡病院 2011年 浜松医科大学附属病院 2012年 聖隷浜松病院 | |||
| 専門領域・認定医・専門医 | |||
| | |||







