- 2025年4月2日
- ご入園ご進級おめでとうございます
- 暖かな日差しのもと、入園・進級の時期を迎えました。
今年度も聖隷こうのとり富丘が掲げている“その人(子ども)らしく その家族らしく 未来を描けるように”というテーマの下、様々な専門性を持った職員が一丸となり、子どもたち一人一人が尊重され、大切にされる保育・療育を目指して、微力ではありますが精一杯努めてまいります。
さて、聖隷こうのとり富丘では、こども園・かるみあ・訪問看護ST合わせて3名の新しい職員が加わり、15名の新入園児を迎え、令和7年度の保育・療育が始まりました。年度末特別保育期間には、家庭保育のご協力をいただきありがとうございました。お陰様で職員研修の機会が与えられました。聖隷保育園・こども園の全体研修会では磐田地区4園の職員が集い、「キリスト教保育について考える」をテーマに、中遠教会にて学びの時をもつことができました。保育・療育の場面では目に見えるものばかりではなく、子どもたちの目に見えない育ちを大切にしています。育ててくださる神様、そして子どもたちの育つ力を信じ、“目に見えない”けれども“確かにあるもの”をしっかりと捉えられるよう、目を向け、心を向けていきたいと思います。
また、園内ではこども園・かるみあ・訪問看護の3事業の職員が、ワーキングループでの取り組みについて話し合う時間をもつことができました。今年度は「散歩」「絵本」「音楽あそび」「クッキング」「手作りおもちゃ」のテーマで、子どもたちや利用者様への支援の充実を目指します。
今年度も、神さまが与えてくださった出会いに感謝し、保護者の皆さまと共にお子さまの育ちに関わり、成長を喜び、心を通わせて一緒に子育てをしていきたいと思っております。そして、“子どもたち”と同じく、保護者の皆様も神さまに愛されている大切な存在です。保護者の皆様にとっても安心できる場所・心地よい場所であるよう努めていきたいと思います。
新入園また新クラスへの進級で、戸惑うことや不安なこともあるかと思いますが、どんなことでもお声かけください。今年度も、どうぞよろしくお願いいたします。
園長 二村 郁枝
- 2025年3月11日
- 見えないものに目を注ぐ保育
- 2025年2月6日
- 共に味わう ~“おいしい”の共有~
- 2025年1月17日
- 子どもたちと共につくる保育
- 2024年12月5日
- 「かみさまからのおくりもの」
- 2024年11月5日
- 「目に見えない育ちに心を向ける」
- 2024年10月5日
- 家庭教育講座より ~つながる~
- 2024年9月9日
- 安心できる場所
- 2024年8月2日
- 「ありがとう」から広がる温かい気持ち
- 2024年7月4日
- 地域と共に
- 2024年6月4日
- 見て学ぶ環境(見よう見まねで育つ力)
- 天気や自然の移り変わりに、季節の変化を感じている子どもたち。室内や戸外に関係なく、汗ばみながらも日々いろいろな遊びを楽しんでいます。園庭ではダンゴムシやちょうちょ、トカゲ等々…、小さな生き物探しに夢中で、保育室には日々新しい仲間(小さな生き物たち)が増えていきます。毎日子どもたちと一緒にお世話をしている中で、身近な“命”について考える機会を与えられています。
5月17日はこども園(4.5歳児)、18日にはかるみあでそれぞれ親子遠足に出かけることができました。どちらも天候に恵まれ、笑顔あふれる素敵な時間を過ごすことができました。こども園では、子どもたちと一緒に“どんなことをして過ごしたいか”を話し合い、計画し、グループごとに『かくれんぼ』や『だるまさんがころんだ』、『オセロゲーム』など、保護者の方と一緒に体を動かして遊ぶことができました。また、ウォークラリーでは、グループごとにオリジナルのカードで親子で楽しんでいただきました。かるみあでは「いちご狩り」に出かけ、味覚だけでなく鮮やかないちごの色(視覚)や甘酸っぱい香り(嗅覚)柔らかな感触など経験しました。終了後は広場でパラバルーンを行い暖かな日差しとさわやかな風を感じ楽しむことができました。今回は初めてきょうだい児も参加し一緒に楽しい時間を過ごすことができました。
こども園も、かるみあも、たくさんの方にご参加いただき、共に楽しい時間を過ごせましたことに感謝いたします。ご参加ありがとうございました。
さて、玄関のあおむしがサナギになり3匹羽化して飛び立っていきました。生き物を飼う上では毎日のお世話が必要ですが、園では飼育ケースの掃除や餌(レモンの葉)の補充もできるだけ子どもたちが見えるところで…と思い、幼児クラスが園庭や室内で遊んでいる時間に1階のテラスで行っています。掃除を始めようとテラスへ出ると、興味ある子どもたちが集まってきます。ケースを開けて間近で見るあおむしに興味津々で近づいて、観察したり手を伸ばしたり…。少し離れた場所から、「ちょっとこわい…」と言いながらもジーと目が離せない子もいます。
先日、あおむしの飼育ケースを掃除しようとしたときのことです。保育室にいたA君が「一緒にやりたい!」と声をかけてくれたのをきっかけに、4歳児(いちょう組)の男の子3人が一緒に掃除を手伝ってくれることになりました。まずは、B君とC君が飼育ケースを二人で運び、テラスに置いて蓋を開けます。蓋にくっついていた2匹のサナギがピクピク動いている様子をみて、「そーっと!」と言いながら踏まれない位置に置いてくれました。ケースが開くと、「新しい葉っぱあげるね!」とC君が古い葉っぱを取り出します。すると、すぐにB君が「うんち洗ってくるね!」と飼育ケースをもって、あおむしの糞を捨て、ケースを洗ってくれました。その間、あおむしはA君とC君でしっかりと見守ってくれています。ケースがきれいなると新しい葉っぱとあおむしを戻し、サナギに気を付けながら蓋を閉めて、あおむしの飼育ケース掃除を終えました。あまりの手際の良さと、3人のチームワークに思わず感嘆の声がもれてしまうほどでした。実は、A君とB君は日頃からあおむしの掃除をしていると、「(あおむしの糞を指さして)これなに?」「なんでやってるの?」といろいろと質問しながら、よく観察している2人です。いつも大人が掃除している様子をよく見ていて、その手順通りに進めていたことに驚くと同時に、日常生活の中で子どもたちが“見て学ぶ”力の大きさを実感した出来事でした。
掃除や洗濯、畑仕事、買い物等々、日常生活の中で子どもたちが私たち大人の姿を見て興味をもち、やってみたい!真似してみたい!と学びへつながる機会はたくさんあります。私たち大人がやってしまえば簡単なこと、すぐに終わることであっても、子どもたちが目にできるよう環境を整え、子どもたちの「なんだろう!」「やってみたい!」という意欲や興味関心へとつなげていけるように、日常の生活や日々の保育ひとつひとつを子どもたちと共に考えながら過ごしていきたいと思います。
園長 二村 郁枝
- 2024年5月9日
- 子どもたちとともにつくっていく保育
- 2024年4月2日
- ご入園ご進級おめでとうございます
- 2024年3月5日
- 神さまの愛、安心の中で
- 2024年2月5日
- “成長を共に喜ぶ”
- 2024年1月9日
- 直接的な経験・体験から主体的な学びへ
- 2023年12月4日
- 待つ喜び
- 2023年11月6日
- 「おひさまひろばを通してみえた子どもたちの成長」
- 2023年10月5日
- 保護者講演会より ~子どもの心と身体を守るために~
- 2023年9月6日
- 日々の保育・療育とつながる行事
- 2023年8月3日
- 自然にあたりまえにある生活の価値
- 2023年7月6日
- 地域と共に
- 2023年6月9日
- 豊かな自然体験を通して
- 2023年5月8日
- ともにつむぎだす
- 2023年4月6日
- ご入園ご進級おめでとうございます
- 2023年3月2日
- 与えられている賜物を信じて
- 2023年2月10日
- “心の理論”
- 2023年1月10日
- 新しい年を迎え気持ち新たに
- 2022年12月5日
- 保育の中での食事
- 2022年11月11日
- 大切なともだち
- 2022年10月8日
- 年長児と共に
- 2022年9月7日
- 神山潤氏の講演を前に ~自分にとっての「快」を知る~
- 2022年8月1日
- 夏本番
- 2022年7月1日
- 子どもたちの手作りカード
- 2022年6月2日
- 幼い頃の心に残るあそび体験
- 2022年5月9日
- 自然と共に
- 2022年4月7日
- 出会いの恵み
- 2022年3月14日
- こうのとり富丘の2021年度のあゆみ
- 2022年2月8日
- コロナ禍の中にあっても
- 2022年1月7日
- 新しい年を迎え気持ちも新たに
- 2021年12月3日
- クリスマスに向けて
- 2021年11月15日
- 家庭と園がつながり合って
- 2021年10月6日
- 秋の夜空
- 2021年9月10日
- 『おもちゃにも心がある』~子どものことばから~
- 2021年8月6日
- 尊厳に立ち返る
- 2021年7月2日
- “いのち”とふれ合って
- 2021年6月4日
- コロナ禍の中での保育への思い
- 2021年5月7日
- 新しい時代を生きる
- 2021年4月5日
- 保育の土台をつくる
- 2021年3月4日
- こうのとり富丘の第一回の卒園式
- 2021年2月8日
- 職員同士が「語り合う」ときを ~ひとりひとりを大切にする保育~
- 2021年1月8日
- 新しい年に 想いを新たに
- 2020年12月11日
- 感謝の思いをクリスマスに
- 2020年11月6日
- 多様な感情体験を通して
- 2020年10月17日
- 深まる秋を感じながら
- 2020年9月2日
- コロナ禍の中で“はじまりを創る”
- 2020年8月6日
- 複合施設だからできること
- 2020年7月3日
- 変わるものと変わらないもの
- 2020年6月12日
- つながりの中で
- 2020年5月11日
- みんなともだち
- 2020年4月20日
- 新しい出会いの中で