グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科のイメージって?

研修医の皆さんには良くも悪くもイメージそのものが希薄なようです

「内科系も外科系もどちらもできるのが耳鼻咽喉科の魅力」
という意見もありますが…

聖隷浜松病院の耳鼻咽喉科の診療は頭頸部領域の手術を中心として、外科系に大きくシフトしています。
年間手術件数700~800例は、静岡県内トップ、全国有数です。
個性的な人材を輩出しています

当科のあらまし

沿革:1969年4月開設(45年目へ突入中)
    1989年1月より浜松医大耳鼻咽喉科の関連施設

1日当たりの平均外来患者数 
  76.7名(2011年) → 78.8名(2013年)  
1日当たりの平均入院患者数
  26.9名(2011年) → 28.7名(2013年)


 常勤医 7名
   専門医 4名 後期研修医3名(女性1名) 
 非常勤医師 2名 
   耳鼻咽喉科専門医 1名   形成外科専門医 1名

プログラムについて

到達目標:専門医研修1年次
まず、規律を守ること
・謙虚であること
・毎日快活に仕事をすること
・患者・家族に優しい気持ちで接すること
・医療スタッフと協調すること
・情報を報告・連絡しスタッフと共有すること 
・医師としての自分の行動に責任を持つこと
・臨床能力の向上に積極的であること
・困ったときには上司、同僚へ相談すること
・医療安全の重要性、医療倫理の重要性を理解する
・保険医療制度の仕組みを知る
・一般外来、入院診療、救急医療などに関する、技術、知識の習得を目指す
・様々な検査法の意義を理解し、必要に応じて実施できるようにする
・口蓋扁桃摘出術、リンパ節摘出術、ラリンゴマイクロ・サージェリー、気管切開術、鼻骨骨折整復術などを自ら執刀する
・その他、耳科領域、鼻科領域、頭頸部領域の手術の助手もつとめる
・周術期の全身管理や頭頸部癌患者のケア、終末期医療の考え方の実際を学ぶ
・積極的に学会へ参加する。地方部会等で報告は必ず行う

到達目標:後期研修2、3年次
・1年次の成果をふまえ、さらなるスキルアップを目指す
・自ら執刀する手術には、鼻・副鼻腔手術、甲状腺手術、耳下腺手術などが加わる
・入院患者について、自ら主治医として治療計画を立案、提示する
・難聴、副鼻腔炎、アレルギー、頭頸部癌など重要な疾患については基礎的な知識を習得する
・関連他科境界領域の疾患を理解し、対診等についても適切に対応できるように努める
・診断書記載法や、社会保険制度について理解を深める症例報告を論文にする

到達目標:後期研修4、5年次
・知識、技術の習得が確実であれば、指導医の指導のもと、簡単な鼓室形成術や、頸部郭清術なども執刀してもらう
・後輩の指導にもあたってもらう
・指導していくことで、多くの症例を通して学んできたことを整理し、知識を確実なものにしていくように促す
・興味があれば耳鼻咽喉科の関連学会へも入会してもらい、参加することを勧める
・スキルアップのため、学会主催の講習会等には積極的に参加してもらう
・4年間の専門領域研修が終了すれば耳鼻咽喉科専門医試験の受験資格が得られる
・5年次の夏には、自信を持って試験に臨んでもらう

最初4年間の研修期間中にできること
・手術の執刀は、年間約100件程度
・学会発表は、年間3~4回程度
・担当患者は、最初の4年間で800~900名
・病院の救急宿泊当直が、年間30~40回程度
・耳鼻咽喉科の自宅待機番が、月に7~8日程度
 ※2012年度に就職した後期研修医のデータに基づきます

実績

主な手術件数

1.耳領域:106件
2.鼻領域疾患:119件
3.口腔、咽頭領域:174件
4.喉頭、気管領域:112件
5.頸部手術 :125件
6.口唇口蓋裂、顎顔面奇形手術:59件
7.悪性腫瘍手術:80件
 ※のべ件数

2004年:689件(人)  2008年:868件(人)  2012年:750件(人)
2005年:747件(人)  2009年:755件(人)  2013年:702件(人)
2006年:796件(人)  2010年:744件(人)
2007年:866件(人)  2011年:754件(人)

手術データ解説

1.耳領域
2007
200820092010201120122013
鼓室形成術(Ⅰ~Ⅳ)49556359624738
アブミ骨手術4112143
顔面神経減圧術1130000
鼓膜形成7424476
その他33114133
63646069696150
耳瘻孔11101089
チュービング、鼓膜切開4438413948
118119101106

耳領域の手術は主に耳センターの松井医師により施行された。
(2013年の鼓室形成の術者:松井・近藤・梅原)
顕微鏡下に側頭骨内の操作を行う手術は合計50件であった。
その他の内容は、外耳道形成、異物除去。
鼓室形成内訳
鼓室形成術Ⅰ7
鼓室形成Ⅲ29
鼓室形成Ⅳ2
アブミ骨手術3
鼓膜形成6
チュービング44
鼓膜切開5

2.鼻領域良性疾患
2007200820092010201120122013
下甲介切除術(+鼻中隔矯正)201514121016
鼻副鼻腔手術(+鼻中隔矯正)877867686861
その他 2134273742
128127100106125119114

鼻領域手術は計114件で、昨年から微減。
内訳は下記
2.鼻領域良性疾患(内訳)
20122013
下甲介切除術169
上顎洞根本術(C-L)117
鼻内内視鏡下副鼻腔手術 5249
      眼窩膿瘍2 涙道関連2 眼窩内疾患3 頭蓋底1 視束管1
鼻中隔弯曲4025
上顎生検、良性腫瘍311
鼻骨、外傷3425
鼻出血止血31
後鼻孔開大21(腫瘍)
その他

3.口腔、咽頭領域
2007200820092010201120122013
扁桃摘出術(+アデノイド切除術) 171152135120133154125
扁摘術後出血止血884113
下口唇、舌小帯13151115636
腫瘍生検、良性腫瘍切除22911221110
その他411222
191167149152152174144

扁桃摘出・アデノイド切除術は減少。扁桃腺摘出術後出血で止血術を施行したものは3件。
4.喉頭・気管領域
2007200820092010201120122013
ラリンゴマイクロ・食道鏡1011117668708293
気管切開術31232022222537
気管孔開大術、閉鎖術77799614
その他5232131
14211396102112140

喉頭・気管領域手術は140件。ラリンゴマイクロ・食道鏡が最多である。佐藤式喉頭鏡を使用しての経口的下咽頭・食道癌切除術は5件。
気管切開術は年間20件から30件の間を推移してたが、2013年は小児の気管切開が増加している。その他の内容は異物。
5.頸部
2007200820092010201120122013
リンパ節摘出術、皮下腫瘍摘出術
4447464032137
耳下腺手術36162423242827
顎下腺手術181510151379
がま腫、舌下腺、唾石手術23761
甲状腺手術(気管傍郭清のみの癌含む)48(14)54(25)50(17)48(17)38(13)51(28)49(21)
副甲状腺手術6998697
頚瘻,頚嚢摘出術867121078
誤嚥改善手術15
頸部良性疾患手術52541518718
165166151163148125125

頸部疾患は、顎下腺、耳下腺、甲状腺手術がバランスよく行われている(甲状腺手術には気管傍郭清のみの甲状腺乳頭癌を含む)。良性疾患は頸部脂肪腫、頸動脈小体腫瘍、神経線維腫、術後感染症、膿瘍ドレナージ、瘢痕拘縮除去等。血液内科医が不在のため、リンパ節生検は減少したまま。
浜松市リハビリテーション病院との交流で誤嚥改善手術が増加している。
頚部手術は、院内、院外からの紹介症例が多い。
6.口唇口蓋裂手術、顎顔面形成領域手術
2007200820092010201120122013
口唇口蓋裂手術34382936413428
その他の手術17261718172526

昭和大学藤が丘病院の角谷教授執刀の顎顔面領域疾患の手術は54件。このうち口唇口蓋裂関連が28件。
頭頸部・顎顔面治療センター症例については後述
角谷教授には概ね月に2回のペースで外来、手術にご協力いただいている。
当院形成外科が昭和大学の関連病院となった関係で、来年度も引き続き耳鼻科での診療も継続予定。
7.悪性腫瘍手術
20062007200820092010201120122013
鼻副鼻腔
796137454
中咽頭癌、舌癌
615131519112214
下咽頭癌
33943833
喉頭癌81071593810
甲状腺癌+頸部郭清
17310814222016
耳下腺癌、顎下腺癌
33419352
頸部郭清のみ88658255
その他(外耳癌、頭蓋底、眼窩等) 10731531
5251656872637055

比較的大きな手術のみの統計。やや減少傾向。
悪性腫瘍の手術のうち、再建を要したものは10件であった。
その他は再皮弁移植

教育コーディネーター(各科相談窓口)より

  • この病院には旺盛なチャレンジ精神と、走りながら何でもやってみようという気風があります。
  • 市中病院ならではの忙しさがありますが、豊富な臨床経験を通して、耳鼻咽喉科全般、ほぼすべての領域で充実した研修が可能です。
  • 患者数、手術件数は全国有数です(年間の全麻下手術件数:約750~800件)。
  • 常勤スタッフ数は7名、そのうち専門医が4名と充実しており、若手医師の働きやすさ、教育を重視する体制が整っています。
  • 頭頸部癌の症例が多く、頭頸部がん専門医制度認定研修施設に認定されています。
  • 小児難聴、顔面奇形などの症例も多く、新生児聴覚スクリーニング後の精密聴力検査機関に指定されています。
  • 浜松医科大学耳鼻咽喉科学教室、関連の他病院とも提携し専門医研修の充実を図っています。
  • 当科のモットーは「明るく、楽しく、確実に」です。耳鼻咽喉科専門医を目指すガッツのある方の応募を、ぜひお待ちしています。


耳鼻咽喉科部長 袴田 桂 hm-jibiinkoka1-kenshu@sis.seirei.or.jp

医師・研修医 病院見学・実習申込・お問い合わせ