プログラム責任者 米川 修
検査データから病態を推定・解析し患者並びに主治医に還元・貢献する。これが当科の仕事のメインです。日々推理小説のような醍醐味を味わえます。
「後方診療支援システム」と銘打った異常データに対する臨床サービス(コメント付加)は当院独自のものです。
一緒に検査データによる診断能力を身につけ臨床に還元し、そのおもしろさと有用性を味わいましょう。
「後方診療支援システム」と銘打った異常データに対する臨床サービス(コメント付加)は当院独自のものです。
一緒に検査データによる診断能力を身につけ臨床に還元し、そのおもしろさと有用性を味わいましょう。
- 専攻医が臨床検査に関する知識、技能を習得すること。
- 専攻医が臨床検査を通して診療に貢献すること。
- 専攻医が臨床検査の研究法を習得すること。
- 専攻医が医師として適切な態度と高い倫理性を備えることにより、患者・メディカルスタッフに信頼され、プロフェッショナルとしての誇りを持つこと。
- 臨床検査専門医の育成を通して国民の健康・福祉に貢献すること。
- 臨床検査医学総論、一般臨床検査学・臨床化学、臨床血液学、
臨床微生物学、臨床免疫学・輸血学、遺伝子関連検査学、臨床生理学の基本7科目の研修を行います。 - 基幹施設である聖隷浜松病院で多くの研修を行いますが、連携施設(浜松医科大学附属病院)での研修を行うことにより、深みのある研修となるように工夫しています。
原則として基本検査科目ごとに独立し集中して研修し、ローテーションすることになります。 順序は原則自由です。原則3年間の研修です。
- 臨床検査医学総論:2~4ヶ月
- 一般臨床検査学・臨床化学:4~6ヶ月
- 臨床血液学:4~7ヶ月
- 臨床微生物学:4~7ヶ月
- 臨床免疫学・輸血学:2~4ヶ月
- 遺伝子関連検査学:1~2ヶ月
- 臨床生理学:2~6ヶ月
1名
3年
専攻医の1週間の過ごし方の例
月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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指導医による指導 自己学習 ◆月2回 超音波研修 | 検査室研修・業務 (夕方)検査部カンファランス | 指導医による指導 自己学習 (午後)臨床科カンファランス | 検査室研修・業務 (夕方)超音波検査研修 | 自己学習 又はR-CPC |
本研修プログラムでは聖隷浜松病院を基幹施設
- 浜松医科大学附属病院を連携施設として専門研修施設群を構成
- 専攻医はこの施設群をローテートすることにより、多彩で欠落のない充実した研修を行うことが可能。
- 専門医取得に必要な経験を積むことに大変有効。本院のような大病院大学だけの研修では、指導医の専門性によって教育の重み付けが変わってきます。この点、浜松医科大学附属病院では、別の専門性を持った指導医によって違った面からの考え方を学ぶことができます。
- 医師としての基礎となる課題探索能力や課題解決能力は一つ一つの検査結果や症例について深く考え、広く論文収集を行い、症例報告や論文としてまとめることで身について行きます。このことは多くの症例を詳細に解析することと臨床研究のプロセスに触れることで養われます。このような理由から施設群で研修を行うことが大切です。
- 聖隷浜松病院臨床検査専門研修プログラムでは以上の点に留意して、研修施設が協力して指導にあたります。
- 施設群における研修の順序、期間等については、専攻医を中心に考え、個々の専攻医の希望と研修進捗状況、各病院の状況、地域の指導体制を勘案して、聖隷浜松病院臨床検査専門研修プログラム管理委員会が企画します。