周産期医療に携わる医師として関連他科やパラメディカルスタッフとのチーム医療を通して新生児の疾病・障害の診断、プライマリケアに必要な基本的な診療(態度・技能・知識)を行えるようにする。
【1年次】
上級医とペアを組んで主治医チームを形成し、上級医の指導の基に下記の事項を修得する。
1)基本的診察法を身につける
(a)新生児の身体所見を清潔、非侵襲的に系統的に得ることが出来る
手洗い、手指消毒、ディスポーザブル手袋、視診、聴診(呼吸音、心音、腸雑音)、触診
(b)在胎週数や日齢を考慮して必要に応じて自ら検査を選択、指示し、その結果を解釈する。
血算、血液生化学検査、血液免疫学的検査、血液ガス、先天代謝異常スクリーニング、胸腹レントゲン検査、CT、細菌学的検査、薬剤感受性検査、髄液検査、検尿、検便
(c)適切に検査を選択・指示し、専門家の意見に基づき結果を解釈できる。
脳波、心血管超音波検査、心電図、MRI検査、基本的消化管造影検査
(d)在胎週数や日齢を考慮して看護記録や監視装置の情報を収集、解釈することができる
身体計測、体温、心拍数、呼吸数、無呼吸発作の有無、血圧、尿量、排便状況、経皮的酸素飽和度、経皮的二酸化炭素分圧
2)基本的な診療技能を身につける
(a)検査結果を基に病棟内のルールに従い、輸液計画、感染対策、黄疸治療計画を作成、指示できる
(b)新生児医療に必要な診療手技を修得する。
滅菌消毒、採血(足底穿刺、皮静脈穿刺、動脈ルート)、末梢静脈ルートの確保、各種注射、各種センサーの装着、簡易検査(血糖、ヘパプラスチンテスト)、超音波検査(頭部、心血管、腹部)、気管内挿管、呼吸管理
(c)正常分娩に際し基本的な対応が出来る。
母胎情報収集、蘇生準備、保温、清潔、基本的蘇生術(清拭、口鼻腔吸引、刺激、マスクを用いた呼吸補助)、Apgar Score算定、臍帯結紮、NICU収容の適応判断、親子関係確立支援
3)新生児救急医療の現場に立ち会い必要な診療技能を身につける
(a)緊急を要する疾患を持つ患者に対してチームの一員として適切に対応できる。
(b)必要により上級医師または他科の医師に橋渡しできる。
(c)新生児搬送に同行して上級医の指示の元に適切な行動がとれる。
4)ターミナルケアの現場に立ち会い必要な診療技能を身につける
(a)患児の利益を優先した医療計画を考える事が出来る。
(b)最愛の我が子を失う親の立場・心情に配慮できる。
(c)死後の処置を適切にできる。
5)医療の社会的側面に対応できる
保健医療、各種公費負担医療、母子保健法、児童福祉法、社会福祉法、在宅医療、麻薬の取扱い、医療事故
6)診療計画、評価を行う
(a)担当した患者の診療経過について総合的に問題を分析、判断して評価、カルテ記載できる。
(b)文献検索を含めた情報の管理、問題点の把握、診療計画の作成、変更、入退院の判断、症例呈示、要約。
(c)自己及び第三者による評価を受け入れて改善に努力する。
(d)退院サマリーを患者退院時に作製し部長の監査を受ける。
7)カンファランスなどへ参加し、情報を共有し治療方針決定に参加する
【2年次】
1年時に引き続き上級医の指導の基で病棟業務を行う。
一人当直、新生児搬送が出来るようになる。
学会、研究会に演者として参加し、症例報告などを行う。
日常臨床の中でテーマを見つけて、データ収集と解析、文献収集、検討を行う。
【3-4年次】
聖隷浜松病院産科、小児科、聖隷三方原病院小児科などへ一カ所あたり 6ヶ月間を目途に交換研修医として赴き、産科・小児一般診療・救急診療の研修を行う。本人の習熟度、その時点の病棟スタッフの構成状況により一部は先輩上級医の支援の基に上級医として主治医チームを構成し、後輩の指導にあたる。
テーマに沿った臨床研究を継続し、成果を学会などで発表する。また関連医学雑誌に投稿する。
上級医とペアを組んで主治医チームを形成し、上級医の指導の基に下記の事項を修得する。
1)基本的診察法を身につける
(a)新生児の身体所見を清潔、非侵襲的に系統的に得ることが出来る
手洗い、手指消毒、ディスポーザブル手袋、視診、聴診(呼吸音、心音、腸雑音)、触診
(b)在胎週数や日齢を考慮して必要に応じて自ら検査を選択、指示し、その結果を解釈する。
血算、血液生化学検査、血液免疫学的検査、血液ガス、先天代謝異常スクリーニング、胸腹レントゲン検査、CT、細菌学的検査、薬剤感受性検査、髄液検査、検尿、検便
(c)適切に検査を選択・指示し、専門家の意見に基づき結果を解釈できる。
脳波、心血管超音波検査、心電図、MRI検査、基本的消化管造影検査
(d)在胎週数や日齢を考慮して看護記録や監視装置の情報を収集、解釈することができる
身体計測、体温、心拍数、呼吸数、無呼吸発作の有無、血圧、尿量、排便状況、経皮的酸素飽和度、経皮的二酸化炭素分圧
2)基本的な診療技能を身につける
(a)検査結果を基に病棟内のルールに従い、輸液計画、感染対策、黄疸治療計画を作成、指示できる
(b)新生児医療に必要な診療手技を修得する。
滅菌消毒、採血(足底穿刺、皮静脈穿刺、動脈ルート)、末梢静脈ルートの確保、各種注射、各種センサーの装着、簡易検査(血糖、ヘパプラスチンテスト)、超音波検査(頭部、心血管、腹部)、気管内挿管、呼吸管理
(c)正常分娩に際し基本的な対応が出来る。
母胎情報収集、蘇生準備、保温、清潔、基本的蘇生術(清拭、口鼻腔吸引、刺激、マスクを用いた呼吸補助)、Apgar Score算定、臍帯結紮、NICU収容の適応判断、親子関係確立支援
3)新生児救急医療の現場に立ち会い必要な診療技能を身につける
(a)緊急を要する疾患を持つ患者に対してチームの一員として適切に対応できる。
(b)必要により上級医師または他科の医師に橋渡しできる。
(c)新生児搬送に同行して上級医の指示の元に適切な行動がとれる。
4)ターミナルケアの現場に立ち会い必要な診療技能を身につける
(a)患児の利益を優先した医療計画を考える事が出来る。
(b)最愛の我が子を失う親の立場・心情に配慮できる。
(c)死後の処置を適切にできる。
5)医療の社会的側面に対応できる
保健医療、各種公費負担医療、母子保健法、児童福祉法、社会福祉法、在宅医療、麻薬の取扱い、医療事故
6)診療計画、評価を行う
(a)担当した患者の診療経過について総合的に問題を分析、判断して評価、カルテ記載できる。
(b)文献検索を含めた情報の管理、問題点の把握、診療計画の作成、変更、入退院の判断、症例呈示、要約。
(c)自己及び第三者による評価を受け入れて改善に努力する。
(d)退院サマリーを患者退院時に作製し部長の監査を受ける。
7)カンファランスなどへ参加し、情報を共有し治療方針決定に参加する
【2年次】
1年時に引き続き上級医の指導の基で病棟業務を行う。
一人当直、新生児搬送が出来るようになる。
学会、研究会に演者として参加し、症例報告などを行う。
日常臨床の中でテーマを見つけて、データ収集と解析、文献収集、検討を行う。
【3-4年次】
聖隷浜松病院産科、小児科、聖隷三方原病院小児科などへ一カ所あたり 6ヶ月間を目途に交換研修医として赴き、産科・小児一般診療・救急診療の研修を行う。本人の習熟度、その時点の病棟スタッフの構成状況により一部は先輩上級医の支援の基に上級医として主治医チームを構成し、後輩の指導にあたる。
テーマに沿った臨床研究を継続し、成果を学会などで発表する。また関連医学雑誌に投稿する。
年間スケジュール
1月、7月:拡大症例検討会(毎回テーマを決めて地域の周産期関係者を対象に勉強会)
6月:NICU懇親会(早産で産まれたお子さんの小学校入学を祝って児と家族を招いて懇親)
隔年2月:浜名湖カンファ(全国の周産期医療従事医師を集めて1泊2日の研究会)
2月:新生児呼吸療法モニタリングフォーラムin長野(全国の周産期医療従事者を集めて2泊3日の研究会、当科専門医研修医原則全員参加)
その他種々の研究会、講習会の主幹などが臨時に入ります。
(例えば2010年は新生児慢性肺疾患研究会の主幹)
花見、バーベキューなど随時、ここ数年長野子ども病院新生児科レッドルーフズと当科マイクロバブルズの間で野球の交流戦が行われており定期戦化しそうな雰囲気です。
1月、7月:拡大症例検討会(毎回テーマを決めて地域の周産期関係者を対象に勉強会)
6月:NICU懇親会(早産で産まれたお子さんの小学校入学を祝って児と家族を招いて懇親)
隔年2月:浜名湖カンファ(全国の周産期医療従事医師を集めて1泊2日の研究会)
2月:新生児呼吸療法モニタリングフォーラムin長野(全国の周産期医療従事者を集めて2泊3日の研究会、当科専門医研修医原則全員参加)
その他種々の研究会、講習会の主幹などが臨時に入ります。
(例えば2010年は新生児慢性肺疾患研究会の主幹)
花見、バーベキューなど随時、ここ数年長野子ども病院新生児科レッドルーフズと当科マイクロバブルズの間で野球の交流戦が行われており定期戦化しそうな雰囲気です。