はじめに
- “聖隷浜松病院 放射線科専門研修プログラム“3年後 放射線科専門医の取得を目標とします。
- 聖隷浜松病院では、放射線科(画像診断・IVR領域)および腫瘍放射線科(放射線治療領域)の2部門で研修します。
- 更に、“サブスペシャリティーとして診断専門医、治療専門医”になるための2年間の専門医研修が可能です。
放射線専門医研修の概要
放射線科専門研修プログラム
プログラム期間とコース
- 研修期間は3年間以上です。
- コースa, b:専門研修基幹施設を中心に研修する基本的なコースです。要望に応じて、連携病院での研修延長も可能です。
- コースc:研修年数5年以上。専門医取得と博士号取得を同時に目指すコースです(聖隷浜松、三方原病院のみ)。
コース | 専攻医1年目 | 専攻医2年目 | 専攻医3年目 |
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a. | 専門研修基幹施設 | 専門研修基幹施設 | 専門研修連携施設 |
b. | 専門研修基幹施設 | 専門研修連携施設 | 専門研修基幹施設 |
c. | 専門研修基幹施設 | 専門研修基幹施設 (大学院・臨床) | 専門研修連携施設 (大学院・臨床) |
連携病院
連携施設1 | 聖隷三方原病院 放射線科・放射線治療科 |
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連携施設2 | 中東遠総合医療センター 放射線科・腫瘍放射線科 |
連携施設3 | 沼津市立病院 放射線科 |
週間スケジュール(例)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
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診断 | 朝放斜線 カンファ | 救急症例・検討 | 婦人科・症例検討 | IVR・症例検討 | 抄読会 | 研究・CT,MR技術カンファ |
午前 | CT | CT | IVR | CT | CT | |
午後カンファ | US 消化器内科カンファ | MRI 病理病理婦人科カンファ | MRI 病理消化器総合カンファ | MRI | CT | |
診断 IVR | 朝放斜線 カンファ | 救急症例・検討 | 婦人科・症例検討 | IVR・症例検討 | 抄読会 | 研究・CT,MR技術カンファ |
午前 | IVR | CT | IVR | IVR | IVR | |
午後カンファ | 読影・US 消化器内科カンファ | IVR 病理婦人科病理カンファ | 読影、消化管 病理消化器総合カンファ | 読影・超音波検査 | CT | |
治療 | 午前 | 外来 | 外来 | 外来 | 耳鼻科腫瘍放射カンファ 外来 | 外来 |
午後 | 放射線治療計画 血液内科カンファ | 放射線治療計画 | 放射線治療計画 病理消化器総合カンファ 病理呼吸器カンファ | 放射線治療計画 | 放射線治療計画 |
放射線治療には、近年のがん患者の増加・疾病構造の変化・患者年齢相の変化などに伴い、これまで以上に集学的治療の一翼を担う事が求められています。地域の中核的がん治療施設として当院では放射線治療に力を入れています。高度な機器を集中的に投入して、いち早く地域の患者さんに、より良い放射線治療を提供できる体制を整えています。
そのためには、患者個々の病態に即したテーラーメード化が必要だと考えています。
さらに日常では
- より精密に、高度な技術で、
- より腫瘍制御できる多くの治療線量を
- 無駄を少なくすることでより副作用少なく投与する事、です。
そのためには、患者個々の病態に即したテーラーメード化が必要だと考えています。
さらに日常では
- 必要な時、必要なだけの放射線治療を
- 何時でも何処でも放射線治療を
- 様々な治療とコラボして放射線治療を、提供できる体制を整えています。
全ては患者さんのためにあります。先進的なシステムも、それを支える専門スタッフも、チーム医療も、品質管理体制も。全てが最新システムや最新技術を患者さん個々に合わせて適切に提供するためにあります。当院の臨床の特徴は
- 年間700~の照射例、他施設に比べて様々な疾患が経験できます
- IMRT-VMAT、IGRT、STI、SBRT、Respiratory Managementなど最先端技術を通常治療として経験できます
- 他科への短期的研修も推奨しています、などです。
ただ教科書を読むのではなく、ただ他人の話を聞くのではなく、ただ論文を読むのではなく、ただ教えてもらうのではなく、患者さんのために自分で考える専門医を目指しませんか?